これも山手、棚田斜面畦でよく見掛けるアザミの花。
今までなにげに野薊だろうと撮影もせず見逃してきた・・・・しかしよく見ると少し様子が違う様な ??
うんとひょろ長い茎先に一個か二個のアザミ花を俯向き加減に付けている。
葉は結構トゲトゲしていて痛そうだが、秋に咲く花らしく、しとやかで何処か日本人好み・・・
身の回り、近場でもまだまだ同じ様な理由で見逃してる野草も多いのだろう・・・
撮影201411.17
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キク科アザミ属
キセルアザミは本州、四国、九州に分布する多年生草本、湿原中の水の流れがあるような場所にや緩やかな流れの山間渓流などに生育する。
葉は、ほぼ根生葉のみで、広がったロゼットの中央から、9~10月に花茎を伸ばして花を付ける。
花は横向きから下向きに咲き、その状況を煙草を吸うキセルに見立て、キセルアザミの名となった。
マアザミという別名があるが、若い葉を食用にすることから真のアザミという意味である。
キセルアザミの花は9~10月、下向きにから横を向いて咲くので、あでやかさはないが、総苞片は規則正しく頭花を覆って美しい。
たくさん花を咲かせることは少なく、通常は1つか2つ程度であるが、時として栄養状態のよい個体では、たくさんの頭花を付けることがある。