センブリの野生種も、我が山城ではここだけでしか確認出来てない。
山城の隠れ里、井手町と和束町との境、山間集落の田村新田に隠れる様に咲いている。
日当たりの良い斜面に茎をもたげ、細長い葉を伸ばし葉柄から伸ばした花序の先に白い星型の五弁花を開く。
花径約2cm弱、白い花弁には濃紫色のすじがある。
所謂「良薬は口に苦し・・・・」の諺を地でいくような漢方草です。
撮影2014.10.23
XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX
リンドウ科センブリ属:越年草
北海道~九州の日当たりのよい山野に生える。根は黄色を帯び、茎は直立して枝分かれし10~20cmになる。
葉は対生し線形、枝の先や葉の脇に円錐状に花をつけ、花冠は白色で5深裂し紫色のすじがある。
花冠裂片の基部付近に淡紫色の2個の蜜腺溝があり、まわりに長い毛がある。
果実は細長いさく果で、2裂する。種子はやや円くて、直径約0.4mm、表面は浅い凹凸がある。
花期は8~11月。