
1月30日
今日は旧暦の大晦日である。正月に向けて1週間ほど前から準備が進められ、線香や様々な飾り物・花などの店が出て街は華やかである。
Mai Anh の自宅でお昼をご馳走になる。手作りの春巻きはソースが美味しかった。カレーを作ってくれたが、これが辛くなくて甘かった。ちょうど居合わせた Ora という女性に缶入りの飲物を6本いただいた。彼女は薬局を経営していて、なにやら特別な飲み物だという。ほとんど砂糖水のような味だが、ゼリーのようなものが入っている。「ツバメの巣」らしい。
夜は中国人街(チョロン)を散歩。にぎやかだがかつてハノイで経験したほどの人出はない。市の中心部へ行けばもっとにぎやかで、深夜には花火も打ち上げられる。テト大晦日の様子はこのブログの「ベトナム旅行その2」を見てほしい。
深夜、Kieu の家の裏のお寺に行ってみた。お参りに来る人がひっきりなしに入ってくる。入り口では大きな線香の束や巨大な線香を売っている。
家々では祭壇を祭り、お供え物をあげ、線香を焚く。玄関先ではお金(もちろん本物ではない)を燃やしている。故人があの世で使えるようにというわけで、最近は車や冷蔵庫などの絵や模型も燃やすらしい。我々のホテルのベランダにも祭壇が作られていた。
写真は自宅にしつらえた祭壇を拝む人たち。3本の大きな線香が見える。