『通訳案内士試験対策スクール』ESDICブログ!

ESDIC(エスディック)英語能力開発アカデミーから、通訳案内士試験受験の皆様へ最新&重要情報をお届けします!

2次試験合格のポイント&2次合格必勝!ESDIC講師陣からの激励メッセージ!

2022-12-10 21:26:53 | 通訳案内士試験対策
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第2次試験(12月11日)まで、あと1日
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★2次試験受験の皆様へ、ご健闘をお祈り申し上げております!

いよいよ明日は、2次試験!
2次受験の皆様は、明日の試験に向けて、最終チェックに余念がないと存じます。

ESDICの2022年度2次対策授業も、先ほど、すべて終了いたしました。

ご受講いただきました皆様へ、厚く御礼申し上げます。

本日は、「ESDIC講師陣からの激励メッセージ」と共に、直前のご参考として、ESDICの2次対策関連の授業において把握された、受験上の注意点に関し、≪2次試験合格のポイント(ESDIC講師陣からの実践対応2次直前アドバイス!)≫をご紹介いたします。

今年受験の方はもちろん、2023年度受験予定の方も、是非、ご一読ください。

Zoom秋期<英語2次セミナー>、Zoom<英語2次集中セミナー>、Zoom完全個別指導<模擬面接>など、2次対策関連の授業では、回数を重ねるごとに、確実に、受講生の皆様の試験への対応力がアップしていかれました。

特に、完全個別指導<模擬面接>では、お一人のみを対象とする為、ご受講の方、全員の回答が、1レッスンの模擬面接で、確実に改善されていくのがわかります。

毎年、「10分の試験はあっという間でした」とのご感想をいただきます。

皆様、最後の最後まであきらめず、持てるお力のすべてを発揮していただきたいと願っております。

ご対応させていただいた皆様、お一人お一人が、悔いの無いよう、十分に実力を発揮していただけますよう、ESDIC講師陣全員と共に、皆様のご健闘を心よりお祈り申し上げております。

[ESDIC講師陣]
小野 良行講師、永岡 亨講師
Brent Byrne講師、Ron Pompeo講師

[代表]
小野 美江子

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【1】<2次レポート>のお願い
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2次試験受験の皆様へお願いがございます。

明日のご受験後、皆様のあとに続く受験者の方々のためにも、是非、出題された内容をお送りいただきたく、何卒、よろしくお願い申し上げます。

皆様からの情報を集約、分析の上、再現内容、および回答例を作成させていただきます。

また、頂戴した2次レポート内容をESDICメルマガ・ブログ・ホームページにて公開させていただきます。

その際、必ず匿名とさせていただきますので、ご了承のほど、よろしくお願い申し上げます。

【送信方法:お願い】
★お電話や携帯へのショートメッセージではなく、info@esdic-academy.jp 宛、必ずメールにてお願いいたします。

★「プレゼンテーション」も「和文英訳」&「実務対応関連質疑」も、覚えているままで結構です。
件名:2次レポート
記載事項:
●受験外国語:
●受験会場:
●集合時間:
●受験開始時間および終了時間(10分間程度の予定):
●解散時間:
●試験委員が訊いたこと(氏名、生年月日、住んでいる場所等):
●今年の試験室内の配置状況:
受験者の前にも机がありましたか?
机があった場合、その上にメモ用紙、筆記用具がありましたか?

●プレンゼンテーションに関する試験委員の指示文:
●「プレゼンテーション3つのテーマ」
※併せて1枚のカード(紙)に書かれていましたか?
※その紙は椅子の上、或いは机の上に置いてありましたか?



●ご自身の選ばれたテーマ:
●ご自身のプレゼンテーションの内容(日本語でも結構です):
●プレゼンテーションに関する試験委員との質疑応答内容(日本語でも結構です):

●和文英訳に関する試験委員の指示文:
※訳出の制限時間は?(1分?1分30秒?→1分から1分30秒で、と言われましたか?)
※読み上げが終了したら、すぐに訳すように言われましたか?
●「和文英訳用日本文内容」(単語の単位でも結構です、出来るだけ覚えているそのままをお願いします)
●ご自身の英訳(日本語でも結構です):

●全国通訳案内士として求められる対応に関する質疑応答についての指示文:
※問題を読む時間は30秒でしたか?
※併せて回答時間の制限はありましたか?
※昨年同様、1枚の用紙に上下に分けて記載されていましたか?
※その紙は椅子の上、或いは机の上に置いてありましたか?
●「全国通訳案内士として求められる対応に関する問題(記載)内容」:
●上記に対してのご自身のお答えとやり取り(日本語でも結構です):

●受験の様子・試験委員について・ご感想

●ESDIC講座・セミナー・教材・ESDICメルマガなどに関するご感想

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【2】2次合格必勝!ESDIC講師陣からの激励メッセージ!
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●小野 良行講師からの激励メッセージ!

2次試験は口頭試問ですから、英語を発声しておくこと=つまり「英語口」にしておくことが、とても重要です。

特に発話に自信の無い方は、明日は、最後まで時間の許す限り、暗唱を繰り返してください。

「プレゼンテーション」でも「和文英訳」でも、分からない言葉や表現が出てきたら、中学生レベルの単語や、表現に置き換えてください。

また本番で完璧を期そうとすると余計に緊張しますから、「合格基準点7割を取れればいい」の気持ちで臨む方がむしろうまくいきます。

最後の待ち時間では深呼吸をし、試験委員が迎えに来てくれたら挨拶をしてください。

入室して席に着いたら、肩の力を抜き、とにかく試験委員の目を見て大きな声で話すようにしてください。

明日ですべてが終わります。
この日の為に頑張ってきたことを実らせるためにも、ご自分を信じて、何が来ても何とかする!の気持ちで臨んでください。
皆さんのご健闘をお祈りします。

小野 良行講師紹介
https://www.esdic-academy.jp/category/1508077.html


●永岡 亨講師からの激励メッセージ!

回答中は、たとえ途中で失敗しても、それをひきずることなく、前を向いて精一杯のパーフォーマンスをしてきて下さい。

特に和文英訳問題では、どうしても出てこない単語にこだわらず、出来るだけ前へ前へと訳して行き、その中で7割を取ることを目指してください。

「プレゼンテーション」も「和文英訳」も、今までの練習と戦略で、持てる力を100%発揮してきて下さい。

「実務対応」では、少々無理なご希望でも、叶えて差し上げるという気持ちで、対応しみて下さい。

一次試験突破の己の実力を信じて、自信を持って、はっきりと元気よく回答して下さい。

★合格まであと一息!!!

永岡 亨講師紹介
https://www.esdic-academy.jp/category/1565884.html


●Brent Byrne講師からの激励メッセージ!

PLEASE remember: for the hospitality question it’s an imaginary situation so you can create any answer. Create an answer that makes you a super nice “hero” tour guide. You shouldn’t say no. Or if you say no, you need to suggest another possibility to satisfy the client.

Hospitality (an effective answer as a tour guide)
Try to remember that this criterion is on the test and say something like, “I’ll take you there.” or “Let’s go together.”
Or maybe you can ask a question. “Is there anything else I can do for you?” Or “Do you have any other questions?”

You should try to look up when you speak. We can hear your voice better and see your face which is friendlier and it looks more like a real tour guide. Appearing like a tour guide can influence the testers.

To be less nervous, treat this as a game, remember that you know more than the person asking questions. Greet the testers and be friendly when you enter the room.

Get a good night’s sleep, and eat breakfast with protein tomorrow.

Brent’s YouTube channel
https://www.youtube.com/@brentinjapan/featured


●Ron Pompeo講師からのからの激励メッセージ!

During the examination, in addition to giving excellent answers, you need to prove that you will be a friendly and professional tour guide. While grammar and pronunciation are important points, it is also necessary for you to give informative, accurate, and easy-to-understand answers in a cheerful and pleasant manner. Always smile and look happy, as if you are having fun. (I know that this is hard when you are nervous in front of the interviewers. However, it's important for you look confident the whole time.)

試験の間、すばらしい答えを言うのに加え、将来親切でプロフェッショナルなガイドになるであろうということを証明する必要があります。文法や発音は大事な要点ですが、元気よくにこやかに、有益で、正確で、かつ理解しやすい答えを言うこともまた必要なことです。まるで楽しんでいるかのように、常に微笑んで、楽しそうにしてください。(試験委員を前に緊張している時に、このことが難しいのは承知しています。しかし、試験時間全体を通して自信があるように見えることは重要なことです。)

Now, I want you to ask yourself the following question: If you were a tourist who came to Japan, would you be satisfied if “you” became “your” tour guide?
I hope that you will seriously think about the answer to this question and respond honestly. I hope that you can answer with a very firm “yes”. It’s vital for you to show, during the examination, that you will become a tour guide whom tourists will want to travel with during their trips.

さて、私は次の質問をしたいのです。もしあなたが日本に来た観光客だとして、あなたは、「あなた」が「あなたの」ガイドになれば満足しますか、と。この質問に対する答えを真剣に考えて、正直に答えて欲しいのです。非常にきっぱりと「はい」と答えることができればよいと思います。試験では、観光客が旅行中に一緒に旅行したいガイドにあなたはなるだろうということを示すことが極めて重要不可欠です。

Ron Pompeo講師紹介
https://www.esdic-academy.jp/category/1561719.html

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【3】≪2次試験合格のポイント(ESDIC講師陣からの実践対応2次直前アドバイス!)≫
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≪受験中にご注意いただきたいこと≫

まずは試験委員の説明をしっかりと聞いてください。

本試験は通訳ガイドとしての就職試験である、と捉えていただき、積極的な対応を心がけてください。

プレゼンテーションでは、回答中、正解が分からないことは、常識の範囲、ご自分の知識の範囲で答え、例え間違いに気づいても、気にせずストップがかかるまで回答を続けてください。

間違いに気づき、動揺して、話す英語自体がくずれないようにすることが肝要です。

ストップがかかったら、速やかに回答を終えてください。

分からないことは、想像してでも答えてください。
(「調べてから」は、「分からない」と同じことを意味します)

もし、「プレゼンテーション」や「和文英訳」で失敗したと思っても、「実務対応」で挽回できます。

決してあきらめず、ガイドとして自分がお薦めする内容の魅力をアピールし、併せて「お客様への意思確認」と、必ず「私がお連れします」等を付けてください。

※代替案を一方的に提案しただけで、終えてしまってはいけません。

会話を楽しむくらいの姿勢で、相手の試験委員に対応してください。

(1)2次試験の手順

【ご注意】
下記の手順は、昨年までの内容です。

●試験全体の時間は10分程度。

●入室したら、試験委員から、荷物をどこに置き、受験者側に置かれた3つの中の真中の椅子に座る等、英語で指示があり、着席後、「氏名、生年月日、および住んでいる場所」を聞かれます。

●次に、日本語でプレゼンテーションの説明がなされ、日本語で3つのテーマが書かれた用紙を渡され、1つを選びます。

30秒で1つを選ぶ間、メモを取ってもよい、と言われます。

その後、どのテーマを選んだのかを英語で言ってから、2分程度のプレゼンテーションを行います。

話し続けた場合、「2分経過しましたので止めてください」のように言われ、その後、プレゼンテーションの内容に関し、Q&Aに入ります。

●「プレゼンテーション」終了後、また日本語で「和文英訳」の説明がなされ、試験委員が読み上げる日本語を1分30秒(昨年は1分から1分30秒と言われた受験者も多くいた)で英語に訳すこと、聞いている間、メモを取ってもよい、などを説明されます。

問題文は、一度しか読まない、また試験委員が問題文を読み終えたら、すぐに開始するように言われます(=開始の合図はない)。

●その後、「和文英訳」の内容に関連して、「通訳案内の現場で想定される状況に全国通訳案内士としてどのように対応するか」の問題を日本語で記載した用紙を渡され(昨年までは手渡し)、30秒間で読み、外国人試験委員をお客様と想定し、英語で受け答えをします。

(2)「プレゼンテーション」問題に関して

緊張しすぎると、指示内容の中で「プレゼンテーション」の前に英語で選んだテーマを言ってください、と言われていても、それを忘れる方がいらっしゃいます。

★また、テーマそのものもを日本語で言う場合、必ずその英訳も併せて言ってください。

※外国人試験委員が日本語を理解できない場合を考慮します。

★落ち着いて、試験委員からの指示内容を注意深くお聞きください。

また、書かれたテーマをよく見て、出来るだけ正確に訳して、伝えてください。

単にテーマだけだと思っていたら、勘違いすることになるかもしれません。

以前、「日本三名園」のテーマを選んで、「日本三景」の話をしてしまったり、また、その逆の方もいらっしゃいました。

普段なら、もちろん、そのようなことはないのですが、当日の心理状態では、誰でもこのような間違いをする可能性はあると思います。

ですから、テーマに関しては、落ち着いてよく読むことが大切です。

★また、プレゼンテーションは2分程度ですが、対策としては、出来るだけ止められるまで続けてください。

合格者の方で、2分くらいで止められた、という方が多くいらっしゃいます。

つまり、結果的に止められるまで続けていたということです。

★指示内容に「2分程度」とあるのは、2分間程度の間、英語で日本事象を話せるかどうかの能力を問われている訳ですから、逆にあまり短いと7割の評価を得られません。

その為、「プレゼンテーション」では、少しゆっくりめに回答したほうがよいでしょう。

もちろん、2分の少し手前で終わった場合でも、内容のある、間違いの少ない「プレゼンテーション」であれば、全く問題はないでしょう。

そして、2分経過で止められた場合も含め、最後は、That’s all, thank you. または Thank you for listening. などを言ってください。

★また、「和文英訳」では、メモを見ながら訳す為、顔を上げて話すのは難しいですが、「プレゼンテーション」およびQ&Aでは、必ず顔を上げて、2名の試験委員はお客様というつもりで、「語りかけるように」話してください。

(3)「和文英訳」問題に関して

「和文英訳」問題は、昨年の場合、1分~1分30秒で訳さなければなりませんが、よく見受けられるのは、分からない単語の訳を考え込んで時間を取ってしまう、或いは一旦、答えられているのに、その部分を何度も繰り返してしまうケースです。

その為、せっかく他の部分が訳しやすい場合でも、分からない一語や、繰り返してしまうことで、結果的に時間切れになってしまうのです。こんなもったいない話はありません。

分からない単語が出てきた場合は、当たらずとも遠からじの、それに近い意味の単語を言って、とにかく先へ進んでください。

近い意味の単語が出てこなければ、例えば動詞なら、大抵の場合、have, take, give, get, make, keepの意味合いに大別されます。

つまり、この種類の動詞に置き換えるか、このレベルの基本動詞に置き換えてみてください。

どうしてもだめなら、減点覚悟で、その語を日本語で言ってください。

ここで重要なのは、分からない単語にこだわらず、勇気を出して先へ進み、出来るだけ訳すことです。

※どうしようもない場合は、訳すべき順序が変わっても、訳せるところから訳し、その部分の点数を取れるようにしてください。例えば、第1文は訳したが、次の文を訳せない場合、それをとばして、その後ろの文を訳してください。

これは、決して、いい加減に訳してよいという意味ではありません。

減点覚悟で言い換えて先に進むわけですから、訳せるところは、出来るだけ文法的にも正しく訳さなければなりません。

★少しでも減点を減らす為、単数・複数の概念、冠詞などのポイントに、常に注意をしてください。

また、メモを見ても、どこから訳して良いのかわからなくなる方は、メモを取っているとき、声で聞こえてくる情報の「全体の意味」を考えながら、メモの中で、主語、動詞、主な目的語、補語など、★特に、最低限、主語、動詞がどれかわかるように、その主語や動詞に下線を引いてください。

最低限の構成要素がわかれば、他の詳細はメモが取れていなくても、ある程度は、想像して言うことができます。

★逆に、回答が制限時間を少し過ぎてしまいそうでも(最後まで訳せなくても)、回答した部分で7割以上を取れているようであれば、気にしてはいけません。

問題文が難しければ、他の受験者も同じ状況です。

最後まで訳しきれなくても、訳せた範囲での出来具合が重要になります。

制限時間を気にして、焦った挙句、間違いが多くならないように、普段のペースで進んでください。

決して気落ちすることなく、その後の実務対応に取り組んでください。

(4)「全国通訳案内士として求められる対応に関する質疑」(実務対応)問題に関して

指示内容(外国人試験委員をお客様と想定し)の通り、実務対応質疑では、間接話法ではなく、直接話法にて、例えば、緊張しているお客様、クレームを言ってきたお客様が目の前にいるという設定ですので、直接、分かりやすく話しかけてください。

また、30秒で読む紙面の内容を、集中してポイントを把握することが最も重要です。

何が問題となっているのか、どのような制約があるのか、文字を読んでいても把握できていないケースが目立ちます。

例えば、津波の心配をしているお客様に対し、地震の際の対応しか説明しない等です。

また、「~へ行く予定が・・・の理由で行けなくなった」等の問題では、お客様に簡単に状況説明をする必要があります。

ここでのポイントは、状況説明は、「はっきりと手短にする」、そしてガイドとしての自分が(当初の目的地に行けないことを)誤るのではなく、必ず代替案を出して、お客様に「あなたがそう言うなら、是非そちらへ行ってみたいわ」と思っていただけるように、いかにその代替案の場所が素晴らしいかをアピールしてください。

併せて「お客様への意思確認」と、必ず「私がお連れします」を付けてください。

「ホテルのスタッフに聞いてください」等、お客様に確認させたり、調べさせたりするのではなく、自分自身がガイドとして「あなたの代わりに~致します」という基本姿勢に徹してください。

あくまで、自分は全国通訳案内士であるという認識で、お客様に満足していただける答え、および対応の仕方を考えなければなりません。

かと言って、一方的に長々しゃべるということではなく、簡潔に要点を押さえ、且つ一言添える配慮(気配り)を心がけながら、お客様(外国人試験委員)と会話をしてください。

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《2次試験に合格するために》

(1)プレゼンテーションでは、試験委員の目を見ながら話す。話すことがなくなってしまったら、内容をふくらませたり、時に創作してもよい。あるいは結論となるような重要部分をもう一度を話してもよい。与えられた2分間を目一杯使って、とにかく話す。

(2)プレゼンテーションで、「鏡開き」(2016年出題)を選べば、鏡餅の説明は欠くことはできない。しかし、すぐ説明に入ることができなければ、“Kagami-mochi literally means a mirror rice cake.”と、まず直訳を提示する。これで若干の時間稼ぎができる。もう少し時間を稼ぎたければ、次に“The shape of Kagami-mochi is like this.”と言って、丸い表面をなでるように手振りで示せば、分かりやすい。

(3)5秒以上の沈黙はしない。何が何でも英語をしゃべる。評価項目に述べられている「会話継続への意欲」を絶対放棄しないこと。長い沈黙が3回以上あると、不合格になる可能性が高いことを覚悟しなければならない。

(4)プレゼンテーションで、「出雲大社」(2015年出題)を選んだとしよう。Izumo Shrine is one of the biggest shrines in Japan.と言い、そのあと少し話して、それ以上出てこなくなったら、一般の神社にも関係する鳥居、しめ縄、お神籤等を説明する。それも出なければ、出雲大社にまつわる自分の経験を話す。とにかく英語を聞いてもらわなければ、試験委員は評価することができない。

(5)もしプレゼンテーションとその後の質疑応答に失敗したとしても、それを和文外国語訳にまでひきずらない。失敗したことはその場で忘れる。和文外国語訳とその後の実務対応で成功すれば、必ず合格できると信じて進むこと。

(6)和文外国語訳においては、試験委員が話す内容の全てのメモを取ろうとしないこと。「何はどうする」、「何は何である」という根幹部分がはっきり判るようなメモにする。自分なりに決めた、数字、記号、略字、図形を多く使い、なるべく簡潔に記す。

(7)プレゼンテーションでも和文外国語訳でも、「主語と述語の組み合わせが一つだけの単文」を続けていくのが基本原則。主語と接続詞が省略される分詞構文や、接続詞が省略される関係詞構文はなるべく使わない。さらに、挿入構文も出来るだけ使わない(同格は別)。

(8)和文外国語訳において英訳が出てこなければ、what is calledやwhat we callの後ろに日本語をそのまま言う。また、プレゼンテーションでも和文外国語訳でも、大きな声ではっきり話す。速く話す必要はない。

(9)実務対応では特にだが、試験全体を通して、全国通訳案内士は接客業であり、特に2018年より、本試験は単なるライセンス取得の資格試験ではなく、全国通訳案内士への「採用試験」との認識で臨むことが求められていると思われる。受験中は、常に自分はガイドであり、目の前のお客様に納得していただけるよう、全力を尽くすことが肝要。

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★是非、落ち着いて、試験委員の指示内容に従い、リラックスを心がけながら、肝心な部分では最大限の集中力を発揮して、試験に臨んでください。

★お気持ちを強く持っていただき、受ける前から、負けてはいけません。

積極的に、出来れば楽しむくらいに臨んでいただければと思います。そういうガイドさんが求められるはずですから。

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