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第2試験(12月12日)まで、あと31日
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★第1次試験合格・通過の皆様、誠におめでとうございます!!
あと1ヶ月、悔いの無いよう、全力で頑張っていただきたいと存じます。
【合否確認方法】
2021年度全国通訳案内士試験筆記試験の結果は、電子申請システム内の個人ページ「マイページ」に通知されております。
皆様、各自、「マイページ」にログインいただき、ご確認ください。
【マイページログイン】https://shiken.jnto.go.jp/
※上記URLへアクセスの上、ページ右上の「ログイン」ボタンをクリックし、願書申請時にご登録のメールアドレス、パスワードを入力して「ログイン」ボタンをクリックするとマイページにログインできます。
JNTOホームページでの発表および郵送での通知はございません。
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お問合せ先:
全国通訳案内士試験事務局
TEL:050-3659-6494
(平日10:00~17:00/土日祝、年末年始休業)
E-MAIL:guide-jimukyoku@shiken.jnto.go.jp
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【1】≪2次対策≫
2021年Zoom<英語2次集中セミナー>
3時間単位で受講可能!
実践式「和文英訳+実務関連質疑」「プレゼンテーション+Q&A」集中演習!
●今月(11月)末からの完全個別<模擬面接>優先案内!
★通信版<英語2次セミナー>とZoom<英語2次集中セミナー>との並行受講もお薦めです。
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この度、Intensive Seminarとして、3時間単位での実践式「和文英訳+実務関連質疑」「プレゼンテーション+Q&A」の集中演習<英語2次集中セミナー>をZoomにて開催いたします!
※Zoomを初めてご使用の場合、【Zoom参加方法】を含めて、本メールの一番下に参考情報を記載しておりますので、ご確認ください。
★2次試験受験予定者を対象とさせていただき、定員に達し次第、締め切らせていただきます。
※誠におそれ入りますが、1次試験ご受験の方は、本日11月11日(木)の1次試験発表にて結果をご確認いただきました後に、お申し込みをお願いいたします。
★2021年予想問題(全問回答例付)を使用し、「和文英訳+実務関連質疑」「プレゼンテーション+Q&A」共に、出席者全員をお一人ずつ時間を確保して当てさせていただき、その方の回答を基に、実践的なアドバイス、ならびに解説をいたします。
<英語2次集中セミナー>
●日時
「プレゼンテーション+Q&A」
第1日目:11月21日 (日)17:00~20:00(3時間)Brent講師&小野講師
第2日目:11月23日 (火・祝)10:00~13:00(3時間)Ron講師
※2日間の内容は違います。
「和文英訳+実務関連質疑」
第1日目:11月23日 (火・祝)14:00~17:00(3時間)永岡講師
第2日目:11月26日 (金)19:00~22:00(3時間)永岡講師
※2日間の内容は違います。
●定員
各日:10名様前後
●教材
2021年秋作成<英語2次セミナー>テキスト(第10版)からの抜粋。
★各2日間の内容は、重複しないように、すべて違う問題を使用いたします。
★ご入金確認後、11/16から、予習用「問題・回答例」をメール添付にてお送りいたします。
※上記の教材は、只今作成中の<英語2次セミナー>テキスト(第10版)から問題を抜粋して使用する為、今回、<英語2次集中セミナー>と共に、<英語2次セミナー>テキスト(第10版)をお申込いただく場合、本来の費用2,370円(送料・税込)から500円を引かせていただき、1,870円(送料・税込)とし、ご入金確認順に、完成後(11/26(金)から)、発送させていただきます。
【重要ご案内】
(1)「和文英訳+実務関連質疑」クラスのみ、ご受講いただく3日前の夜に、当該授業の資料(通訳メモ、関連解説)をメール添付にて送信いたします。
(2)「和文英訳+実務関連質疑」、「プレゼンテーション+Q&A」共に、ご受講いただく前日の夜に、当該授業の「Zoomご招待URL」を記載したメールを送信いたします。
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【重要注意事項】
★誠におそれいりますが、メール添付にてお送りするプリント教材、資料の内容(一部、もしくはすべて)を当方に無断で、ブログなど、ネット上へ転載したり、他者へ転送すること、或いは書面に転記等は、固くお断りしておりますので、予めご了承ください。
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●費用
「プレゼンテーション+Q&A」
第1日目:11月21日 (日)17:00~20:00(3時間)6,000円
第2日目:11月23日 (火・祝)10:00~13:00(3時間)6,000円
※1日のみ(3時間)6,000円からお申込いただけます。
★上記2日共受講の場合:12,000円⇒10,000円
「和文英訳+実務関連質疑」
第1日目:11月23日 (火・祝)14:00~17:00(3時間)6,000円
第2日目:11月26日 (金)19:00~22:00(3時間)6,000円
※1日のみ(3時間)6,000円からお申込いただけます。
★上記2日共受講の場合:12,000円⇒10,000円
★「和文英訳+実務関連質疑」2日(10,000円)+「プレゼンテーション+Q&A」2日(10,000円)受講の場合:20,000円⇒18,000円
●お申込方法
★下方の≪お申込記載事項≫をコピーしていただき、同じく下方の<お問合せ>フォームのご質問欄に張り付けていただいた上、ご希望の内容に○とフォームにその他の必要事項もご記入いただいて、送信をお願いいたします。折り返し、お申込受付メールをお送りいたします。
【重要:ご注意】
(1)2021年度2次試験受験予定者を対象させていただきます。
(2)誠におそれいりますが、原則としましてご入金後は、ご欠席の場合も、ご返金はいたしかねますので、予めご了承ください。
(3)Zoom<英語2次集中セミナー>のご自身での録画・録音は、著作権法に抵触しますので一切ご遠慮ください。
【Zoomでの受講に関する重要ご案内】
(1)2次試験自体が面接試験である為、本セミナーの授業中は、必ずカメラ機能をONにして(お顔を映していただいて)、ご参加ください。
(2)この度のZoomでの受講に際し、機器の設定、およびインターネット環境等により不具合が出る場合、誠におそれいりますが、当方ではサポート出来かねますので、予めご了承の上、お申込をお願いいたします。
≪お申込記載事項≫
・お申込セミナー:Zoom<英語2次集中セミナー>
・お申込内容: ご希望の内容に(○)をご記入ください。
(1)Zoom<英語2次集中セミナー>
「プレゼンテーション+Q&A」
第1日目:11月21日 (日)17:00~20:00( )
第2日目:11月23日 (火・祝)10:00~13:00( )
「和文英訳+実務関連質疑」
第1日目:11月23日 (火・祝)14:00~17:00( )
第2日目:11月26日 (金)19:00~22:00( )
(2)ご希望の場合、(○)をご記入ください。
2021年秋作成<英語2次セミナー>テキスト(第10版)( )
特別価格:2,000円⇒1,500円+送料370円=1,870円(税込)
(3)ご希望の場合、(○)をご記入ください。
「日本事象ESDIC280」書籍+CD2枚 3,500円(税込)( )
「日本事象ESDIC280」書籍のみ 1,500円(税込)( )
『必修ガイド用語集』 1,000円(税込)( )
※送料は、複数冊のお申込の場合も、1回の発送につき、370円です。
●<お問合せ>フォーム
https://www.esdic-academy.jp/category/1508078.html
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【Zoom参加方法】
≪パソコンでの一般的な接続方法≫
パソコンの場合は、一般的には、Zoomのインストールの必要はありません。
前夜にお送りする、前述の「Zoomへの参加リンク」=「Zoomご招待URL」をクリックし、出てきた画面上の「URL:Zoom Launcherを開きますか?」或いは「Zoom.usを開く」などのボタンをクリックすると、当該Zoomミーテイングの待機室に入り待っている状態となりますので、当方から呼びかけ「出席確認」をさせていただくまで、そのままでお待ちください。(込み合っている場合、数分お待ちいただく場合もあります)
≪スマートフォン・タブレットでの接続方法≫
スマホ、タブレットはZoomアプリのインストールが必要です。
また、接続の際に、「Zoomご招待URL」に記載のミーティングID、パスワードを入力してください。
【初めてのZoom受講の前に:ご案内】
マイク・カメラ等の機能が正常な限り、基本的にパソコン・スマートフォン・タブレットのいずれからでもご参加いただけますが、その機器でZoomを使用可能かどうかは、必ずご自身で確認の上、ご準備ください。
★インストールの方法や、機材の準備に関するご質問には対応しておりません。
ご参考:Zoomヘルプセンター
https://support.zoom.us/hc/ja
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【2】≪2次対策≫
通信版<英語2次セミナー>
現役ベテラン通訳ガイド&合格者を生徒役として、「通訳」「プレゼンテーション+Q&A」授業を収録!
★ズバリ合格レベルがわかります!
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●2020年も、この通信版<英語2次セミナー>受講者が多数合格!
●Zoom<英語2次セミナー>よりも基本的な内容!
●今月(11月)末からのの完全個別<模擬面接>優先案内!
【通信版<英語2次セミナー>の特長】
(1) 実際に、「通訳」「プレゼンテーション+Q&A」試験に合格したメンバーの文法、表現、話し方、間の取り方などの「合格レベル」が分かります。
(2) メイン教材は、今後も出題が予想される重要項目を収録しております。
(3) プロ逐次通訳者が実際に取った、「逐次通訳メモ」のサンプル を含め、補助資料も充実させました。
(4) 教材お届け後、教材の使用方法・学習方法をお電話にて、分かりやすくご説明します!
教材発送⇒お電話での学習方法個別ガイダンス⇒学習スタート
お一人ずつの2次受験経験・学習状況に合わせてご説明!
●通信版<英語2次セミナー>詳細・お申込はこちら:
https://www.esdic-academy.jp/#tsushin
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【3】時事用語も多数掲載!
新板<英語2次セミナー>テキスト(第10版)予約受付中!
※昨年の(第9版)とは、全問すべて異なります。
他、2次対策教材お申込受付中!
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★<英語2次セミナー>テキスト(第10版:2021年秋作成)は、全問すべて回答例付:「和文英訳」72問+「プレゼンテーション」72問+【全国通訳案内士として求められる対応に関する予想質疑&回答例】を収録しております。
11月26日以降、ご入金確認順に、発送してまいります。
●昨年の<英語2次セミナー>テキスト(第9版)とは、「和文英訳」72問+「プレゼンテーション」72問、共にすべて新しく改訂いたしました。
※第9版・10版の2冊を合わせれば、かなりの範囲をカバーできます。
【目次】
Lesson 1 自然・気候
Lesson 2 観光・旅行(1)
Lesson 3 観光・旅行(2)
Lesson 4 文化(1)
Lesson 5 文化(2)
Lesson 6 飲食物(1)
Lesson 7 飲食物(2)
Lesson 8 時事用語
Lesson 9 歴史・その他
+全国通訳案内士として求められる対応に関する予想質疑&回答例
【2次対策教材費用】
(1)<英語2次セミナー>テキスト(第10版:2021年秋作成)2,000円(税込)
(2)在庫僅少!<英語2次セミナー>テキスト(第9版:2020年秋作成)2,000円(税込)
※第9版・10版の2冊を合わせれば、かなりの範囲をカバーできます。
(3)「日本事象ESDIC280」書籍1,500円(税込)/CD2枚2,000円(税込)
本書は別途、こちらのページでも詳細をご案内中!
https://www.esdic-academy.jp/category/1673481.html
(4)『必修ガイド用語集』1,000円(税込)
過去のデータ分析により、ガイド試験ならではの日本事象関連「ガイド用語」(厳選753語)を収録しております。
【ご案内】
送料は、まとめてお申込の場合は、1回の発送につき370円のみです。
●お申込方法
★下記の<お申込>フォームからお申込ください。折り返し、お申込受付メールをお送りいたします。
●2次対策教材<お申込>フォーム
https://www.esdic-academy.jp/category/1537391.html
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【4】《英語第2次口述試験 概要・対策》公開!
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2021年10月2日に開催いたしました、Zoom<2次対策セミナー(無料)>での資料《英語第2次口述試験 概要・対策》を公開させていただきます。
本年度、2次試験を初めて受験予定の方、および2022年度合格を目指す方は、是非、内容をご確認ください。
●下記の内容(一部、もしくはすべて)を当方に無断で、ブログなど、ネット上へ転載、或いは書面に転記等は、固くお断りいたします。
《英語第2次口述試験 概要・対策》
【1】 英語第2次口述試験の概要
日本政府観光局が、2021 年6 月に発表した「全国通訳案内士試験ガイドライン」による第2次口述試験の概要は下記の通りである。
[1]試験の目的
「全国通訳案内士として必要な知識及び能力を有するかどうかを判定すること」(通訳案内士法第5条)であり、出題方針も、通訳案内の実務に沿った内容、レベルの問題を出題する。
[2]試験方法(主なもの)
(1)総合的な外国語の能力並びに日本地理、日本歴史、一般常識及び通訳案内の実務に係る正確な知識を活用して行われる、通訳案内の現場で必要とされるコミュニケーションを図るための実践的な能力について判定するものとする。
(2)試験は、日本の観光地等に関する地理、歴史並びに産業、経済、政治及び文化についての主要な事柄のうち、外国人観光旅客の関心の強いものを題材として、受験者に通訳案内の業務を擬似的に行わせることにより実施するものとする。
(3)試験時間は、1人当たり10分程度とする。
[3]合否判定
(1)合否判定に当たっては、試験委員ごとに基準が大きく異なることがないよう、あらかじめ以下を含む評価項目について、具体的な評価基準を設定しておくものとする。合否判定は、当該合格基準点(原則として7割)に達しているか否かを判定することにより行う。
(2)評価項目
① プレゼンテーション
② コミュニケーション(臨機応変な対応力、会話継続への意欲等)
③ 文法及び語彙
④ 発音及び発声
⑤ ホスピタリティ(全国通訳案内士としての適切な受け答え等)
【2】 英語第2次口述試験の試験内容
(1)外国人試験委員1名、日本人試験委員1名、受験者1名で、試験委員と受験者は対面する。試験委員と受験者の距離は2メートル強。まずどちらかの試験委員が、“Have a seat.”と告げてから椅子に座る。そう言われてもいないのに自分で勝手に椅子に座らない。(昨年は)受験者の前の机にA4サイズの用紙が数枚、それに鉛筆2本が置かれている。
※筆記用具等に関しては、2021年度は口述試験受験票に記載される可能性もあり。
(2)試験の冒頭、普通は日本人試験委員が受験者に、“Will you tell us your name and birthdate?”と訊く。これに対して受験者は、例えば、“My name is Taro Yamada. I was born on August 10th, 1990.”と答える。これは本人確認のために行うもので、評価対象ではない。
(3)試験委員(日本語で): テーマが書かれた紙の中から1つ好きなテーマを選んで、30秒考え、2分間のプレゼンテーションを行なってください。プレゼンテーションの初めに選んだテーマを述べてください。
(4)受験者には日本語で3つのテーマが書かれた用紙が外国人試験委員から渡される。受験者はその中からテーマを1つ選択し、英語でプレゼンテーションを行う。
例題 1. 春一番 2. ワーケーション 3. 奥の細道
(5)外国人試験委員は、プレゼンテーションの内容について英語で質問を行い、受験者は英語で回答する。質問は3問程度である。
(6)受験者は、日本人試験委員が日本語で読み上げる内容を英語に訳す。
試験委員 : これから日本語で読み上げる内容について、1分半以内で英語に訳してください。配付した用紙と筆記用具を用いてメモを取っても構いません。
例文:金閣は禅寺である鹿苑寺の境内にある建物です。その二階と三階は金箔で覆われています。金閣は京都にある17の世界遺産の一つです。創建当時の建物は、戦後放火によって焼け落ちてしまいましたが、その数年後に再建されました。(105字)
(7)日本人試験委員: 実務対応の問題が書かれた用紙を渡しますので、30秒で読んでから英語で答えてください。(その後、受験者には日本語で実務対応の問題が書かれた用紙が外国人試験委員から渡される)
例題:お客様が金閣寺の見学を楽しみにされていましたが、改修工事中で、金閣にブルーシートが張られています。あなたは全国通訳案内士としてどう対応しますか。交通手段と時間に制約はありません。
【3】 評価項目の分析
[プレゼンテーション]
①テーマ(theme)
プレゼンテーションは、聴いている人が理解しやすいように内容を組み立てる必要がある。そのためには、まずプレゼンテーションの冒頭にテーマを述べるべきである。テーマを最初に聞き手に伝えないと、聞き手は「この人は一体何を話しているのだろうか」と思うかもしれない。実際に、試験委員は日本語で「プレゼンテーションの初めに選んだテーマを述べてください」と言うが、受験者の中には、緊張しているせいか、これを忘れてしまう人がいる。
②定義(definition)
テーマの次に言うべきことは、定義である。それは、行事なのか、祭りなのか、あるいは食べ物なのかなどである。それを言うことによって、聞き手はテーマの外貌(appearance)をつかむことができる。口から出まかせに話していくと、聞き手の頭の中ではイメージが形成されにくい。
③説明(explanation)
定義でテーマの外貌は分かったが、肝心の中身はまだ全く触れられていない。いわば、どんな袋であるかは分かったが、中に何が入っているのかまで語らないと、聞き手の十分な理解まで至らない。とにかくテーマは全て日本に関する事柄なので、ここの説明をしっかりする必要がある。
④具体例(example)
③の説明までで十分理解してもらえそうだが、そこは日本事象である。十分な理解にまで至っていないことも大いに考えられる。そこで役立つのが具体例である。これで外国人観光客(この役割を担うのが外国人試験委員)は納得することだろう。
[コミュニケーション]
試験委員は受験者に臨機応変な対応力があるかどうかを見極めるために、わざと難しい質問をすることがある。例えば、ある年に「千羽鶴」に関連して“Who first made a string of one thousand cranes?” と訊いた試験委員がいた。こういう場合でも受験者は“I don’t know.” とは口が裂けても言えないのだから、何かを答える。答えは自分が間違っているという認識があったとしても、とにかく答えること。5 秒以上の沈黙は不合格に直結することを肝に銘じないといけない。試験委員は文法や発音などもチェックするので、答えなければ評価の仕様がない。試験委員が質問というボールを投げてきたら、必ずそれを投げ返すこと。これによって試験委員は、受験者に「会話継続の意欲」があると評価するのである。
[文法及び語彙]
問題:かっこ内の正しい選択肢を選び、それを○で囲みなさい。
(1) I suggested that they ( would visit, visited, visit ) Todaiji Temple.
(2) It’s time we ( go, will go, went ) to Lake Kawaguchi.
(3) He is a student ( at, of, in ) that university.
(4) We went skiing ( at, to ) Niseko.
(5) What do you ( call, say, tell ) this in English?
(6) The heavy rain ( did, gave ) a lot of ( damage, damages ) to the crops.
(7) His room had ( few furnitures, little furniture ).
(8) It’s ( worth, worthwhile ) to visit Horyuji Temple, the oldest wooden structure in the world.
(9) Many people lost their ( life, lives ) in the flood.
(10) An air conditioner is ( equipped, installed ) in the room.
※正解は、この記事の最後に記載しております。
プレゼンテーションや英訳において、文法・語彙で一つや二つ間違えてもそれほど気にしなくてもいいが、それが目立つようであれば、低い評価になることは必至である。間違いを自分では正しいと思い込んでいる場合があるので、誰かに間違いを指摘してもらうことは時に必要であろう。
[発音及び発声]
個々の単語(例えば、advice、award、casino、courtesy、sword、ward、won)を、アクセントの位置を含め、正確に発音しないといけないことはいうまでもないが、複数の単語を少しスピードをあげて一気に発音する場合(例えば、What do you mean?、put it up、check it out)は、単語同士を連結して発声し、その結果個々の単語の発音も変化する。また、こもった声ではなく、明瞭(articulate)でやや大きな声で話すと評価は高くなる。発音及び発声も第三者のチェックを受けて矯正してもらうと良いだろう。
[ホスピタリティ]
ホスピタリティとは一般に「おもてなしの心」であるが、全国通訳案内士試験では「適切な受け答え」を意味する。いくら流暢に答えても的外れな答えでは合格はおぼつかない。もちろん、試験委員に対していつもにこやかに丁寧に対応することは受験者として最低限のマナーである。
【4】 英語第2次口述試験での注意点
(1)通訳でもプレゼンテーションでも、とにかく主語と動詞が揃った完全な文にする。不完全な文では、主語は何をするのか、何であるのかが判明せず、試験委員に自分の言いたいことが伝わらない。もし、ふさわしい動詞が出てこなければ、似たような意味と思われる動詞を思い切って言ってしまう。主語に動詞がないということは、主語を宙ぶらりんの状態にさせておくことを意味する。主語を出したら、動詞を付けてやり、主語を着地させないといけない。訳出が難しい修飾語句は言わなくてもよい。
(2)通訳ではメモを見ながら話すので試験委員の目を見ながら話すのはなかなかできないが、プレゼンテーション中は、できるだけ二人の試験委員、特に外国人試験委員の目を見ながら話すようにする。
(3)落ち着いて早口にならず、少し大きめの声で話し、にこやかに対応する。外国人試験委員を外国人観光客と心得るべし。
(4)5秒以上の長い沈黙は絶対に避ける。どうしても出てこない場合は、well、you know、let’s see などを言い、間を持たせる。とにかく何が何でも英語を話す。たとえ話す内容が間違っているという認識を持っていても話す。話さなければ評価をしてもらえない。どうしても出てこなければ、ジェスチャーなどの身体言語(body language)を使い、言い足りないところを補う。
(5)全国通訳案内士になりたいという意欲を示す。それは試験委員に対する積極性によって示される。また、試験委員に対して、斜交に構える、腕組みをする、貧乏揺すりをする、指を差す、舌打ちをすることは厳に慎むこと。
(6)とにかく何をするにせよ、試験場では評価項目を常に念頭に置くこと。
【5】英語第2次口述試験の受験対策
[1]参考書
『日本事象 ESDIC 280』( ESDIC英語能力開発アカデミー)
『英語2次セミナーテキスト』( ESDIC英語能力開発アカデミー)
『必修ガイド用語集』( ESDIC英語能力開発アカデミー)
[2]セミナー
『英語2次セミナー』( ESDIC英語能力開発アカデミー)
『英語2次集中セミナー』( ESDIC英語能力開発アカデミー)
『英語2次模擬面接』( ESDIC英語能力開発アカデミー)
[3]自習
(1)『日本事象 ESDIC 280』の各項目の日本語を読み上げ、それを録音をする。次に録音した日本語を再生し、メモを取る。そしてメモを見ながら英語に通訳する練習を積み重ねる。
(2)『日本事象 ESDIC 280』や『英語2次セミナーテキスト』を使い、毎日英語を朗読する。
(3)日本関係のテレビ放送(NHK WORLDなど)やネット動画(ONLY in JAPANなど)を聴くようにする。
[文法及び語彙:問題の解答]
正解の頭に○を付けております。
(1) I suggested that they ( would visit, visited, ○ visit ) Todaiji Temple.
(2) It’s time we ( go, will go, ○ went ) to Lake Kawaguchi.
(3) He is a student ( ○ at, of, in ) that university.
(4) We went skiing ( ○ at, to ) Niseko.
(5) What do you ( ○ call, say, tell ) this in English?
(6) The heavy rain ( ○ did, gave ) a lot of ( ○ damage, damages ) to the crops.
(7) His room had ( few furnitures, ○ little furniture ).
(8) It’s ( worth, ○ worthwhile ) to visit Horyuji Temple, the oldest wooden structure in the world.
(9) Many people lost their ( life, ○ lives ) in the flood.
(10) An air conditioner is ( equipped, ○ installed ) in the room.
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※2日間の内容は違います。
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第2日目:11月26日 (金)19:00~22:00(3時間)永岡講師
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●費用
「プレゼンテーション+Q&A」
第1日目:11月21日 (日)17:00~20:00(3時間)6,000円
第2日目:11月23日 (火・祝)10:00~13:00(3時間)6,000円
※1日のみ(3時間)6,000円からお申込いただけます。
★上記2日共受講の場合:12,000円⇒10,000円
「和文英訳+実務関連質疑」
第1日目:11月23日 (火・祝)14:00~17:00(3時間)6,000円
第2日目:11月26日 (金)19:00~22:00(3時間)6,000円
※1日のみ(3時間)6,000円からお申込いただけます。
★上記2日共受講の場合:12,000円⇒10,000円
★「和文英訳+実務関連質疑」2日(10,000円)+「プレゼンテーション+Q&A」2日(10,000円)受講の場合:20,000円⇒18,000円
●お申込方法
★下方の≪お申込記載事項≫をコピーしていただき、同じく下方の<お問合せ>フォームのご質問欄に張り付けていただいた上、ご希望の内容に○とフォームにその他の必要事項もご記入いただいて、送信をお願いいたします。折り返し、お申込受付メールをお送りいたします。
【重要:ご注意】
(1)2021年度2次試験受験予定者を対象させていただきます。
(2)誠におそれいりますが、原則としましてご入金後は、ご欠席の場合も、ご返金はいたしかねますので、予めご了承ください。
(3)Zoom<英語2次集中セミナー>のご自身での録画・録音は、著作権法に抵触しますので一切ご遠慮ください。
【Zoomでの受講に関する重要ご案内】
(1)2次試験自体が面接試験である為、本セミナーの授業中は、必ずカメラ機能をONにして(お顔を映していただいて)、ご参加ください。
(2)この度のZoomでの受講に際し、機器の設定、およびインターネット環境等により不具合が出る場合、誠におそれいりますが、当方ではサポート出来かねますので、予めご了承の上、お申込をお願いいたします。
≪お申込記載事項≫
・お申込セミナー:Zoom<英語2次集中セミナー>
・お申込内容: ご希望の内容に(○)をご記入ください。
(1)Zoom<英語2次集中セミナー>
「プレゼンテーション+Q&A」
第1日目:11月21日 (日)17:00~20:00( )
第2日目:11月23日 (火・祝)10:00~13:00( )
「和文英訳+実務関連質疑」
第1日目:11月23日 (火・祝)14:00~17:00( )
第2日目:11月26日 (金)19:00~22:00( )
(2)ご希望の場合、(○)をご記入ください。
2021年秋作成<英語2次セミナー>テキスト(第10版)( )
特別価格:2,000円⇒1,500円+送料370円=1,870円(税込)
(3)ご希望の場合、(○)をご記入ください。
「日本事象ESDIC280」書籍+CD2枚 3,500円(税込)( )
「日本事象ESDIC280」書籍のみ 1,500円(税込)( )
『必修ガイド用語集』 1,000円(税込)( )
※送料は、複数冊のお申込の場合も、1回の発送につき、370円です。
●<お問合せ>フォーム
https://www.esdic-academy.jp/category/1508078.html
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【Zoom参加方法】
≪パソコンでの一般的な接続方法≫
パソコンの場合は、一般的には、Zoomのインストールの必要はありません。
前夜にお送りする、前述の「Zoomへの参加リンク」=「Zoomご招待URL」をクリックし、出てきた画面上の「URL:Zoom Launcherを開きますか?」或いは「Zoom.usを開く」などのボタンをクリックすると、当該Zoomミーテイングの待機室に入り待っている状態となりますので、当方から呼びかけ「出席確認」をさせていただくまで、そのままでお待ちください。(込み合っている場合、数分お待ちいただく場合もあります)
≪スマートフォン・タブレットでの接続方法≫
スマホ、タブレットはZoomアプリのインストールが必要です。
また、接続の際に、「Zoomご招待URL」に記載のミーティングID、パスワードを入力してください。
【初めてのZoom受講の前に:ご案内】
マイク・カメラ等の機能が正常な限り、基本的にパソコン・スマートフォン・タブレットのいずれからでもご参加いただけますが、その機器でZoomを使用可能かどうかは、必ずご自身で確認の上、ご準備ください。
★インストールの方法や、機材の準備に関するご質問には対応しておりません。
ご参考:Zoomヘルプセンター
https://support.zoom.us/hc/ja
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【2】≪2次対策≫
通信版<英語2次セミナー>
現役ベテラン通訳ガイド&合格者を生徒役として、「通訳」「プレゼンテーション+Q&A」授業を収録!
★ズバリ合格レベルがわかります!
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●2020年も、この通信版<英語2次セミナー>受講者が多数合格!
●Zoom<英語2次セミナー>よりも基本的な内容!
●今月(11月)末からのの完全個別<模擬面接>優先案内!
【通信版<英語2次セミナー>の特長】
(1) 実際に、「通訳」「プレゼンテーション+Q&A」試験に合格したメンバーの文法、表現、話し方、間の取り方などの「合格レベル」が分かります。
(2) メイン教材は、今後も出題が予想される重要項目を収録しております。
(3) プロ逐次通訳者が実際に取った、「逐次通訳メモ」のサンプル を含め、補助資料も充実させました。
(4) 教材お届け後、教材の使用方法・学習方法をお電話にて、分かりやすくご説明します!
教材発送⇒お電話での学習方法個別ガイダンス⇒学習スタート
お一人ずつの2次受験経験・学習状況に合わせてご説明!
●通信版<英語2次セミナー>詳細・お申込はこちら:
https://www.esdic-academy.jp/#tsushin
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【3】時事用語も多数掲載!
新板<英語2次セミナー>テキスト(第10版)予約受付中!
※昨年の(第9版)とは、全問すべて異なります。
他、2次対策教材お申込受付中!
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★<英語2次セミナー>テキスト(第10版:2021年秋作成)は、全問すべて回答例付:「和文英訳」72問+「プレゼンテーション」72問+【全国通訳案内士として求められる対応に関する予想質疑&回答例】を収録しております。
11月26日以降、ご入金確認順に、発送してまいります。
●昨年の<英語2次セミナー>テキスト(第9版)とは、「和文英訳」72問+「プレゼンテーション」72問、共にすべて新しく改訂いたしました。
※第9版・10版の2冊を合わせれば、かなりの範囲をカバーできます。
【目次】
Lesson 1 自然・気候
Lesson 2 観光・旅行(1)
Lesson 3 観光・旅行(2)
Lesson 4 文化(1)
Lesson 5 文化(2)
Lesson 6 飲食物(1)
Lesson 7 飲食物(2)
Lesson 8 時事用語
Lesson 9 歴史・その他
+全国通訳案内士として求められる対応に関する予想質疑&回答例
【2次対策教材費用】
(1)<英語2次セミナー>テキスト(第10版:2021年秋作成)2,000円(税込)
(2)在庫僅少!<英語2次セミナー>テキスト(第9版:2020年秋作成)2,000円(税込)
※第9版・10版の2冊を合わせれば、かなりの範囲をカバーできます。
(3)「日本事象ESDIC280」書籍1,500円(税込)/CD2枚2,000円(税込)
本書は別途、こちらのページでも詳細をご案内中!
https://www.esdic-academy.jp/category/1673481.html
(4)『必修ガイド用語集』1,000円(税込)
過去のデータ分析により、ガイド試験ならではの日本事象関連「ガイド用語」(厳選753語)を収録しております。
【ご案内】
送料は、まとめてお申込の場合は、1回の発送につき370円のみです。
●お申込方法
★下記の<お申込>フォームからお申込ください。折り返し、お申込受付メールをお送りいたします。
●2次対策教材<お申込>フォーム
https://www.esdic-academy.jp/category/1537391.html
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【4】《英語第2次口述試験 概要・対策》公開!
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2021年10月2日に開催いたしました、Zoom<2次対策セミナー(無料)>での資料《英語第2次口述試験 概要・対策》を公開させていただきます。
本年度、2次試験を初めて受験予定の方、および2022年度合格を目指す方は、是非、内容をご確認ください。
●下記の内容(一部、もしくはすべて)を当方に無断で、ブログなど、ネット上へ転載、或いは書面に転記等は、固くお断りいたします。
《英語第2次口述試験 概要・対策》
【1】 英語第2次口述試験の概要
日本政府観光局が、2021 年6 月に発表した「全国通訳案内士試験ガイドライン」による第2次口述試験の概要は下記の通りである。
[1]試験の目的
「全国通訳案内士として必要な知識及び能力を有するかどうかを判定すること」(通訳案内士法第5条)であり、出題方針も、通訳案内の実務に沿った内容、レベルの問題を出題する。
[2]試験方法(主なもの)
(1)総合的な外国語の能力並びに日本地理、日本歴史、一般常識及び通訳案内の実務に係る正確な知識を活用して行われる、通訳案内の現場で必要とされるコミュニケーションを図るための実践的な能力について判定するものとする。
(2)試験は、日本の観光地等に関する地理、歴史並びに産業、経済、政治及び文化についての主要な事柄のうち、外国人観光旅客の関心の強いものを題材として、受験者に通訳案内の業務を擬似的に行わせることにより実施するものとする。
(3)試験時間は、1人当たり10分程度とする。
[3]合否判定
(1)合否判定に当たっては、試験委員ごとに基準が大きく異なることがないよう、あらかじめ以下を含む評価項目について、具体的な評価基準を設定しておくものとする。合否判定は、当該合格基準点(原則として7割)に達しているか否かを判定することにより行う。
(2)評価項目
① プレゼンテーション
② コミュニケーション(臨機応変な対応力、会話継続への意欲等)
③ 文法及び語彙
④ 発音及び発声
⑤ ホスピタリティ(全国通訳案内士としての適切な受け答え等)
【2】 英語第2次口述試験の試験内容
(1)外国人試験委員1名、日本人試験委員1名、受験者1名で、試験委員と受験者は対面する。試験委員と受験者の距離は2メートル強。まずどちらかの試験委員が、“Have a seat.”と告げてから椅子に座る。そう言われてもいないのに自分で勝手に椅子に座らない。(昨年は)受験者の前の机にA4サイズの用紙が数枚、それに鉛筆2本が置かれている。
※筆記用具等に関しては、2021年度は口述試験受験票に記載される可能性もあり。
(2)試験の冒頭、普通は日本人試験委員が受験者に、“Will you tell us your name and birthdate?”と訊く。これに対して受験者は、例えば、“My name is Taro Yamada. I was born on August 10th, 1990.”と答える。これは本人確認のために行うもので、評価対象ではない。
(3)試験委員(日本語で): テーマが書かれた紙の中から1つ好きなテーマを選んで、30秒考え、2分間のプレゼンテーションを行なってください。プレゼンテーションの初めに選んだテーマを述べてください。
(4)受験者には日本語で3つのテーマが書かれた用紙が外国人試験委員から渡される。受験者はその中からテーマを1つ選択し、英語でプレゼンテーションを行う。
例題 1. 春一番 2. ワーケーション 3. 奥の細道
(5)外国人試験委員は、プレゼンテーションの内容について英語で質問を行い、受験者は英語で回答する。質問は3問程度である。
(6)受験者は、日本人試験委員が日本語で読み上げる内容を英語に訳す。
試験委員 : これから日本語で読み上げる内容について、1分半以内で英語に訳してください。配付した用紙と筆記用具を用いてメモを取っても構いません。
例文:金閣は禅寺である鹿苑寺の境内にある建物です。その二階と三階は金箔で覆われています。金閣は京都にある17の世界遺産の一つです。創建当時の建物は、戦後放火によって焼け落ちてしまいましたが、その数年後に再建されました。(105字)
(7)日本人試験委員: 実務対応の問題が書かれた用紙を渡しますので、30秒で読んでから英語で答えてください。(その後、受験者には日本語で実務対応の問題が書かれた用紙が外国人試験委員から渡される)
例題:お客様が金閣寺の見学を楽しみにされていましたが、改修工事中で、金閣にブルーシートが張られています。あなたは全国通訳案内士としてどう対応しますか。交通手段と時間に制約はありません。
【3】 評価項目の分析
[プレゼンテーション]
①テーマ(theme)
プレゼンテーションは、聴いている人が理解しやすいように内容を組み立てる必要がある。そのためには、まずプレゼンテーションの冒頭にテーマを述べるべきである。テーマを最初に聞き手に伝えないと、聞き手は「この人は一体何を話しているのだろうか」と思うかもしれない。実際に、試験委員は日本語で「プレゼンテーションの初めに選んだテーマを述べてください」と言うが、受験者の中には、緊張しているせいか、これを忘れてしまう人がいる。
②定義(definition)
テーマの次に言うべきことは、定義である。それは、行事なのか、祭りなのか、あるいは食べ物なのかなどである。それを言うことによって、聞き手はテーマの外貌(appearance)をつかむことができる。口から出まかせに話していくと、聞き手の頭の中ではイメージが形成されにくい。
③説明(explanation)
定義でテーマの外貌は分かったが、肝心の中身はまだ全く触れられていない。いわば、どんな袋であるかは分かったが、中に何が入っているのかまで語らないと、聞き手の十分な理解まで至らない。とにかくテーマは全て日本に関する事柄なので、ここの説明をしっかりする必要がある。
④具体例(example)
③の説明までで十分理解してもらえそうだが、そこは日本事象である。十分な理解にまで至っていないことも大いに考えられる。そこで役立つのが具体例である。これで外国人観光客(この役割を担うのが外国人試験委員)は納得することだろう。
[コミュニケーション]
試験委員は受験者に臨機応変な対応力があるかどうかを見極めるために、わざと難しい質問をすることがある。例えば、ある年に「千羽鶴」に関連して“Who first made a string of one thousand cranes?” と訊いた試験委員がいた。こういう場合でも受験者は“I don’t know.” とは口が裂けても言えないのだから、何かを答える。答えは自分が間違っているという認識があったとしても、とにかく答えること。5 秒以上の沈黙は不合格に直結することを肝に銘じないといけない。試験委員は文法や発音などもチェックするので、答えなければ評価の仕様がない。試験委員が質問というボールを投げてきたら、必ずそれを投げ返すこと。これによって試験委員は、受験者に「会話継続の意欲」があると評価するのである。
[文法及び語彙]
問題:かっこ内の正しい選択肢を選び、それを○で囲みなさい。
(1) I suggested that they ( would visit, visited, visit ) Todaiji Temple.
(2) It’s time we ( go, will go, went ) to Lake Kawaguchi.
(3) He is a student ( at, of, in ) that university.
(4) We went skiing ( at, to ) Niseko.
(5) What do you ( call, say, tell ) this in English?
(6) The heavy rain ( did, gave ) a lot of ( damage, damages ) to the crops.
(7) His room had ( few furnitures, little furniture ).
(8) It’s ( worth, worthwhile ) to visit Horyuji Temple, the oldest wooden structure in the world.
(9) Many people lost their ( life, lives ) in the flood.
(10) An air conditioner is ( equipped, installed ) in the room.
※正解は、この記事の最後に記載しております。
プレゼンテーションや英訳において、文法・語彙で一つや二つ間違えてもそれほど気にしなくてもいいが、それが目立つようであれば、低い評価になることは必至である。間違いを自分では正しいと思い込んでいる場合があるので、誰かに間違いを指摘してもらうことは時に必要であろう。
[発音及び発声]
個々の単語(例えば、advice、award、casino、courtesy、sword、ward、won)を、アクセントの位置を含め、正確に発音しないといけないことはいうまでもないが、複数の単語を少しスピードをあげて一気に発音する場合(例えば、What do you mean?、put it up、check it out)は、単語同士を連結して発声し、その結果個々の単語の発音も変化する。また、こもった声ではなく、明瞭(articulate)でやや大きな声で話すと評価は高くなる。発音及び発声も第三者のチェックを受けて矯正してもらうと良いだろう。
[ホスピタリティ]
ホスピタリティとは一般に「おもてなしの心」であるが、全国通訳案内士試験では「適切な受け答え」を意味する。いくら流暢に答えても的外れな答えでは合格はおぼつかない。もちろん、試験委員に対していつもにこやかに丁寧に対応することは受験者として最低限のマナーである。
【4】 英語第2次口述試験での注意点
(1)通訳でもプレゼンテーションでも、とにかく主語と動詞が揃った完全な文にする。不完全な文では、主語は何をするのか、何であるのかが判明せず、試験委員に自分の言いたいことが伝わらない。もし、ふさわしい動詞が出てこなければ、似たような意味と思われる動詞を思い切って言ってしまう。主語に動詞がないということは、主語を宙ぶらりんの状態にさせておくことを意味する。主語を出したら、動詞を付けてやり、主語を着地させないといけない。訳出が難しい修飾語句は言わなくてもよい。
(2)通訳ではメモを見ながら話すので試験委員の目を見ながら話すのはなかなかできないが、プレゼンテーション中は、できるだけ二人の試験委員、特に外国人試験委員の目を見ながら話すようにする。
(3)落ち着いて早口にならず、少し大きめの声で話し、にこやかに対応する。外国人試験委員を外国人観光客と心得るべし。
(4)5秒以上の長い沈黙は絶対に避ける。どうしても出てこない場合は、well、you know、let’s see などを言い、間を持たせる。とにかく何が何でも英語を話す。たとえ話す内容が間違っているという認識を持っていても話す。話さなければ評価をしてもらえない。どうしても出てこなければ、ジェスチャーなどの身体言語(body language)を使い、言い足りないところを補う。
(5)全国通訳案内士になりたいという意欲を示す。それは試験委員に対する積極性によって示される。また、試験委員に対して、斜交に構える、腕組みをする、貧乏揺すりをする、指を差す、舌打ちをすることは厳に慎むこと。
(6)とにかく何をするにせよ、試験場では評価項目を常に念頭に置くこと。
【5】英語第2次口述試験の受験対策
[1]参考書
『日本事象 ESDIC 280』( ESDIC英語能力開発アカデミー)
『英語2次セミナーテキスト』( ESDIC英語能力開発アカデミー)
『必修ガイド用語集』( ESDIC英語能力開発アカデミー)
[2]セミナー
『英語2次セミナー』( ESDIC英語能力開発アカデミー)
『英語2次集中セミナー』( ESDIC英語能力開発アカデミー)
『英語2次模擬面接』( ESDIC英語能力開発アカデミー)
[3]自習
(1)『日本事象 ESDIC 280』の各項目の日本語を読み上げ、それを録音をする。次に録音した日本語を再生し、メモを取る。そしてメモを見ながら英語に通訳する練習を積み重ねる。
(2)『日本事象 ESDIC 280』や『英語2次セミナーテキスト』を使い、毎日英語を朗読する。
(3)日本関係のテレビ放送(NHK WORLDなど)やネット動画(ONLY in JAPANなど)を聴くようにする。
[文法及び語彙:問題の解答]
正解の頭に○を付けております。
(1) I suggested that they ( would visit, visited, ○ visit ) Todaiji Temple.
(2) It’s time we ( go, will go, ○ went ) to Lake Kawaguchi.
(3) He is a student ( ○ at, of, in ) that university.
(4) We went skiing ( ○ at, to ) Niseko.
(5) What do you ( ○ call, say, tell ) this in English?
(6) The heavy rain ( ○ did, gave ) a lot of ( ○ damage, damages ) to the crops.
(7) His room had ( few furnitures, ○ little furniture ).
(8) It’s ( worth, ○ worthwhile ) to visit Horyuji Temple, the oldest wooden structure in the world.
(9) Many people lost their ( life, ○ lives ) in the flood.
(10) An air conditioner is ( equipped, ○ installed ) in the room.
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