今年は会社に対し未払い残業代金の請求訴訟をおこしました。1月に証拠保全手続きを裁判所に申し立てをしたのが始まりです。会社側としては私が復職すると想定していたのが・・??だったと思いますし従業員からの裏切り行為に写ったことでしょう。日本では訴訟するこよは余程のことと思われがちで残業代くらいで?と思われる人もいらっしゃるかも知れません。しかし、よ~く考えてみると会社側は本来、支払うべき労働賃金を収益に乗せて同族企業である私の勤務する会社の株主は創業者一族・・ということは利益の還元先である株主・・創業者一族の懐へと入るわけです。22年連続増収増益で無借金経営・・売上高は250億円を超えています。売上に貢献している社員に対し・・給与も安く総合職には【みなし残業代】としての固定残業制度を入れ18:00~22:00の残業手当は、そこに含まれています。そんな会社・・あちこちにあるよ!そこで働くのが嫌なら辞めればいい!という方もおられると思いますが・・そもそも会社の行っていることは良くないこと。改善が必要なのです。サービス残業当たり前の日本の文化が変なのです。その変な会社は訴えた社員を裏切者・・恩知らず・・など憤りを覚えているから過労死があっても訴えられても謝る姿勢がありません。人、一人が会社から奴隷のように働かされ亡くなっているのにです。金が欲しいから裁判するのか?そう思う人もいるでしょう。私も後遺障害を持ちましたが何十億何百億積んでも、もう元の身体には戻れません。金は要らないから身体を元に戻してほしい!それが出来るなら裁判で身体再生訴訟請求を行います。でも・・不可能。従業員を長時間労働させ、何ら配慮もなく賃金すら支払わない・・そして更に訴えてきた従業員や、その家族に対し謝るどころか訴えてきたことに腹を立てる・・中にはその会社の従業員(被災従業員の同僚や上司)までもが・・世話になってる会社を訴えるなんて信じられないという人も・・私は会社の経営者に言いたいのは、もし?貴方が私の立場だったら?私も・・本当に会社から安全配慮され相応の権限と責務もあって自分から進んで残業したのであれば訴えることなどしません。小さな・・出来事がいくつも胸に押され・・変だ・・変だ・・なぜ?と思いながらも家族を守るために辛抱し頑張ってきた・・そして突然、脳出血で倒れ労災として認められ月日の経過とともに私の心境に大きな何かが起こり始めたのです。正直・・最初は自分と、家族のことを考えていましたが、やがて同じ会社で辛抱して働いている社員のこと・・さらには世間でブラック企業を辞めたくてもやめられず我慢して働いてる人、もっと言えば誠実な労働者がブラック企業で働くことで自分自身をブラック企業に染まる労働者が増えるのではないか?パワハラなど、そんなブラック企業の文化が生み出しているのかも知れない・・いろいろ思っていると何か一石を投じてみたい・・そう思ったのです。初めて弁護士事務所へ相談に行ったときは残業代の請求までは考えていませんでした。私自身も(そこまで?)勿論、名ばかり管理職なら請求できることは知っていました。でも人間は月日の経過とともに心は変化するのですね。そして8月のお盆をすぎたころ・・訴状を提出に至ったのです。来月、第四回口頭弁論。前回の私の主張と会社への反論に対する会社の主張と反論となります。年が明け成人式を過ぎた頃に準備書面が届くのですがなぜか気持ちが弾んでいる今日このごろです。