ある冬の日・・高校3年生の長女が学校から帰ってきて『今日、授業中に教科の先生に、ひざ掛けとられてん・・規則や・・言うて・・りょうちゃん先生にはウチの病気の事言うてあってウチだけひざ掛けOKやねん。クラスの子もみんな知っててくれて授業中に””A香ちゃんんはひざ掛けOKや””言うて教科の先生に言ってくれてんけど・・””何言うてんの?規則や!!””言うて取り上げてん』病気前の長女の性格なら声高に・・訴えるように言うはずなのに、この日は顔を俯かせ小さな声で妻に言ったそうです。更に・・『学校・・暖房の温度低いねん・・みんな寒いって言ってる・・ウチは寒さ半端ないし授業どころやあらへん・・おまけにひざ掛け取られて・・言い返しても無理やし。』そう言ってバイト先へと妻が車で送ったのです。以前も言いましたが長女はアルバイトが生きてる自分自身の実感でした。出席日数もギリギリ・・成績も低下し何とか課題と及第点を取って”りょうちゃん先生”からAOで幾つかの大学・短期大学を薦められてました。関西大学は夢のまた夢・・ひざ掛けのことを仕事を終えて妻から聞いた私は『わかった』一言だけ返しただけでした。娘の病気のことで頭がいっぱいな私は学校、いや教科担当の無配慮さが腹立たしく感情が先走り、翌日、自分の携帯から電話したのです。今、思えば親バカとしか言いようがありませんが毎朝のように息をしてるか?妻が確認したり起床したらトイレにも抱えて連れて行き息苦しい呼吸をしながらサラダ・キウイ・メロンにフォークを刺して食べる娘の痛々しい姿を見ていると・・学校や教科担当のルールという言い分に憤りしかありませんでした。Prrr♪『はいY学園でございます。』男性の声に『○○教科の先生、お願いします』私は感情を抑え言うと暫く待たされた後、教科担当の先生が電話口に出ました『○○ですが・・』不愛想な一言が更に私の感情えを逆なでしました。『○組の○○の父親です。お世話になっています。』定番の挨拶を済ませ私は、すぐさま本題を伝えたのです。『娘の病気のことは担任のH先生(りょうちゃん先生)から聞いておられますでしょうか?』そう聞くと『はい聞いています』あまりに淡々と答える、この教科担当に私は開いた口がふさがりませんでした。『では・・なぜ?ひざ掛けを取り上げたんです?校内のルールだからですか?』声を震わせ怒りを抑えながら聞くと『はいA香さんだけ特別扱いはできません。他の生徒も寒いのですから・・』まだ続けようとする言葉を私は遮り『教室の暖房温度が適温でないと聞いてますし教室の他の生徒さんも寒い寒いと言ってるそうですが何度で設定してるのですか?』そう聞くと少し黙って小さな声で『○度です』そう答えるので『それは寒いでしょう!先生、あなたも寒かったでしょう?教室内が適温であれば確かにひざ掛けを取り上げルールと言うのは理解できます。しかし適温でなく肌寒い教室に学校側がしておいては納得いきません。一般的に室内温度の適温を採用した上でルールを語るべきではないでしょうか?』その後・・私は、この教科担当を責め続けてしまいました・・たぶん・・娘の拒食・・精神的に私も疲れ追い込まれていたかも知れません。責め続けたあと教室内の暖房を適温にするよう依頼すると『わかりました・・私のやったこと・・お嬢さんへの無配慮はお詫びいたします・・お父さん、少々、お待ち願えますか?』教科担当は、そう詫びた後、電話口に出てきたのは教頭先生でした。教頭も私に詫び今後、教室内を適温にすると約束してくれ私は一安心しました。そして、その2~3日後アルバイト先へ迎えに行った妻と帰ってきた長女が、いきなり『お父さん・・学校に電話した?今日、学校で他のクラスの子がウチのクラスに来て””うわッこのクラス、ムッチャ暖かい!!ウチのクラス、寒いのに!!なんで!!って騒いでた・・ウチのクラスだけ暖かくなってんの、おかしいやん。ひざ掛けのこと、お父さん、電話したんやろ?』そう言うので黙って頷くと『お父さん・・ありがとう。』長女がボソッと答えてくれました。