英語講師の仕事の息抜き日記

教室や身の回りで起こる、ちょっとした出来事を書き綴ってみました。
あなたの仕事の息抜きにお寄り下さい。

アメリカで運転免許

2005-07-25 19:51:58 | アメリカ生活
前回は、北京情報と共に海外では言葉以外にも多くの驚きがある、という話をしましたが、今日は、わたしがカリフォルニアに住んでいた頃の驚き体験を紹介しますね。最初に体験した大きな驚きは車の免許のとり方でした。日本で免許を持っていなかったわたしは、車社会のアメリカで生活するため、生まれて初めて自動車免許の取得にチャレンジしたのです。

まず、筆記試験ですが、試験会場で問題用紙をもらうと部屋の角に設けられているスペースで立ったまま記入するのです。日本で言うと銀行で、用紙を記入するような感じです。できたら採点の列に並びます。自分の番が来ると、目の前で採点されます。合格点に達していたら、その場でマル付けをした人から、合格を告げられます。もし、不合格だったらどうなると思いますか?

なんともう一回、問題用紙をもらって記入コーナーへ行くのです。一日に三回まで受けられます。

筆記に合格したらいよいよ実技。一度も運転した事の無いわたしは練習をするため、電話帳で見つけたドライビングスクールに電話しました。教習所へ通う日本と違い、ここではインストラクターが車で迎えにくるのです。つまり、いきなり路上練習。最初は助手席に座って、インストラクターの説明を聞くのかと思ったら甘かった。やってきたガタイのいいアメリカ人インストラクターは、わたしに運転席に座るように言い、ぶっきらぼう"The wheal(ハンドル), the brake(ブレーキ), and the gas pedal(アクセル)" と場所の確認をすると、いきなりエンジンをかけて、"OK, let's go!" とわたしに車を動かすように指示したのです。「エエーッ!」と思いましたよ。ついさっき初めて運転席に座り、ブレーキとアクセルの場所の違いをたった今知って、路上で運転する事になったのです。いきなりアクセルを踏んだから漫画のようなすごいスタートでした。幸いまわりは住宅街で、ほとんど他に車が無くてよかったのですが、広い通りに出てからの事は記憶がありません。

そんなわたしも何回か練習の後、実技試験を受けて合格しました。わたしはアメリカ人のインストラクターに教わったので違和感はなかったのですが、日本人インストラクターに教わっていた日本人は英語がネックになって落ちることもあるようです。なじみのない表現もありますから。例えば、車を端によせるのは pull over って言うんですが、初めて聞くと意味を想像しにくいですよね。

驚きだらけだった車の免許取得という体験を通して、自分が文化の違うアメリカ社会へ入っていくのを感じました。でも、今思い出しても冷や汗ものです・・・

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