英語講師の仕事の息抜き日記

教室や身の回りで起こる、ちょっとした出来事を書き綴ってみました。
あなたの仕事の息抜きにお寄り下さい。

母国語の影響

2005-12-03 17:24:55 | 日本の大学生活
Photo: Nakanojo, Gunma, Japan


先週、代講で普段と違うクラスのスピーキングを教えた。

学生の中に明らかに他の学生と違う発音で話す子がいた。何か聞き覚えのある英語だな、と思った。

カリフォルニアにいる時によく聞いた、中国からの移民の人たちの話す英語とよく似ていた。

最近は外国人の学生は決して珍しくない。中国人なのかな、と思って名簿を見ると全員日本人の名前。

授業の後、ちょうどその子が教壇近くに来た時に、 Do you speak Chinese? と聞いてみた。すると驚いた顔で、Yes, actually my mother is a Chinese. と答えた。なるほど、と納得。

他の学生に「ばればれみたい~」と言って話す日本語はまったくアクセント無し。日本人と中国人のハーフであるその子は日本語と中国語のbilingualなのでしょう。

でも英語を話すと日本語ではなく中国語の影響が出るというのは、やはり母親の言葉の影響は大きいということなのかな、と思いました。

ココをクリックしていただけると嬉しいです->人気ブログランキング

それではまた!

教える楽しみ

2005-11-10 23:31:58 | 日本の大学生活
みなさん元気ですか~?風邪ひいてないですか~?

わたしは忙しいながらもバリバリ元気です。人気ブログランキング...ポチを忘れないでネ

中間テストの採点が終わり、テストを返しているところです。
レベルが上のクラスはあまり自分の点数を人に見せたりしないのですが、下のクラスはみんなで見せ合っています。それも2~3人で「せーの!」で見せ合い、「勝った~!」とか「負けた~!」とか騒いでいます。まるでカードゲームです。負けた人がアイスをおごるとか言っていました。採点間違いが入って、逆転したりするともうたいへんな騒ぎです。


今日は1年生の方ではその他に、もうすぐ行われる英語でのプレゼンテーションコンテストの練習発表がありました。これは各クラスから代表が出され学年全体で競うイベントなのです。まだ今の段階ではクラス代表は決まっていません。今日はあくまでも練習ですが、Power Point を使って全員しっかりと発表しました。

わたしはレベルが上から2番目のクラスと1番低いクラスを教えています。上の方のクラスは1番レベルの高いクラスを倒して優勝しようとハリキッテいます。

下のクラスは再履修者が何人もいるクラスです。それも1年生の中に2年生が混ざるというレベルではなく、4年生もいます。最初はやるきなさそ~な集団だったのですが、最近みちがえるようにがんばっています。グループごとに分かれて準備をしているのですが、真剣に話し合って準備している姿を見ていると本当に嬉しくなります。

わたしは授業中、各グループを回って助言を与えるのですが、話に参加すると、再履修の学生は必ずしも学力が低いとは限らないなと思います。ただ、人付き合いが苦手な子が多いように思えます。だから、いったんクラスに友達ができたり、先生と気軽に話せる関係になると、安心して授業に身が入るようです。

2年生のある男の子は、「オレ、大学に入ってこんなに真剣に頭使ったこと無い」とか言っていましたが、これには喜んでいいのか、あきれるべきなのか複雑です。同じグループの4年生の学生を「センパイ」と呼んで仲良くやっています。今日は授業の後、2人でニコニコしながらキャンパスを出て帰って行く姿を見ました。

一つのクラスには小さなドラマたくさんあって見ていて面白いです。

今日一回目の発表を終えた学生達を見て、以前、ベテランの先生が言っていた言葉を思い出しました。

Teaching is like growing plants. If you take care of them well, you will see them blossom.

水や肥料を与え過ぎず、上手に手をかけたいと思います。

応援して下さる方は->人気ブログランキングクリックしていただけると嬉しいです。

そして、前期の授業終了

2005-07-16 22:26:12 | 日本の大学生活
Photo: A Classroom in the Afternoon

昨日で前期の授業が終わった。この時期、学生も疲れているが教員も疲れている。昼過ぎに廊下で前を歩いていたアメリカ人の講師Patは、Phil Colins の One More Night を替え歌にして、One More Class, One More Classと歌っていた。わたしの笑い声に気付くと、振り返り、恥ずかしがる風も無く、よけい楽しそうに cos I can't stand anymoreと今度はジェスチャーつきでおどけながら歌ってくれた。これだからアメリカ人て好き。

後期から担当するクラスが変わるので学生達ともお別れ、彼等はどう思っているか分からないがわたしはちょっと寂しい気がする。5限目の授業が終わると教室ではいつまでもたわいもない雑談が続いた。最後は誰かがデジカメをだして写真撮影。ちょっとした卒業式の気分だった。

人気ブログランキングに登録を始めました。どうぞ応援よろしくお願いします!
人気ブログランキング、ココをクリック

大学を去る学生の話

2005-07-08 21:44:31 | 日本の大学生活
Photo: A River in Gunma, Japan

日本人の同僚と話しながら帰った。今日、彼女が教えている二年生の学生の一人が大学をやめると伝えてきたそうだ。その学生は整体師になるための学校へ行く事を決めたらしい。彼女は両立することを勧めたが、「体力のいる仕事だから、若いうちに働きたい」と言って意志が固かったのだそうだ。彼女はその学生を昨年も教えており、熱心に勉強する子だったから残念だ、と言っていた。

わたしは、「いいんじゃない」と正直な感想を言った。はっきりとした目標がなく、なんとなく大学に来ている学生はたくさんいる。目標が見つかり、それが大学と違う場所にあるものならば、大学を去るのはしかたのない事だと思う。わたしはその子は偉いとさえ思った。「わたしがその子の親だったら嬉しいかもしれない」と言うと、「なんか、その子の親も『自分の道をみつけてくれてよかった』と言っているらしい」とのこと。それならもう、学校の先生がとやかくいうことはない。

大学というのは誰もが行かなければならないところではない。やりたいことが他にあるのならば、両立なんてことは考えずに、選んだ道をまっすぐに進んだ方がいい。学校の先生の中には、学校を出る事がすごくたいせつのことだと信じている人がいるが、外の世界の方がずっと広く、大切な事はもっとたくさんあると思う。勉強熱心だった学生ならば、選んだ道でも熱心にがんばるだろう。

人生って長いようで短いような気がする。自分のやりたいことを見つけた人は誰にも邪魔されることなく、その道をまっしぐらに進んで欲しい。

人気ブログランキングに登録を始めました。どうぞ応援よろしくお願いします!
人気ブログランキング、ココをクリック

カワイイのでつい・・・

2005-06-29 15:35:52 | 日本の大学生活
My name is Flan. I am 9 months old. I am a boy. Am I handsome?


先週、教科書を離れて自由に英語での会話を楽しもうという授業があり、生徒が話題となるような家族やペットの写真を持ってきました。小グループに別れて話したのですが、あるグループは一名を除いて(その一名はなぜかモトカノの写真を持ってきた)かわいい子犬の写真が集まり、わたしは目を奪われてしまったのです。以下、授業後の生徒との会話。

わたし:ホントにみんなかわいい子犬だね。その画像ほしいな・・・
生徒たち:ええー!?
わたし:実はわたしブログやっているんだけど(ついに言ってしまった)、カワイイから載せたい。メールで送って欲しいナ。
モトカノ写真を持ってきたT男:やめたほうがいいぞ。きっと自分の犬みたいなこと書くぞ。「子犬が産まれました」とか言って。
わたし:そーんなこと書かないわよ。
ヨークシャーテリア写真のY男:じゃあ俺も載せて。
わたし:ええっ!
モトカノ写真のT男:じゃあ俺も一緒に載せて!
わたし:あんた達なんか載せたら、みんなが見なくなるわい!

そこで、フランちゃんの写真を持ってきたマサトくん: 僕は別にフランの写真だけでいいよ・・・

そして優しいマサト君はその日のうちにこの画像をメールで送ってきてくれたのです。だから載せちゃいました。


だけど、案外みんな出たがり屋だったのね・・・



森下愛子か青木さやか?

2005-06-24 15:00:04 | 日本の大学生活
「先生って、女優の森下愛子にそっくり。」授業の後、とってもかわいい女の子二人が話しかけてきた。わたしは気をよくして 「そおお?ありがとう。」
「目なんてそのまんまだよ!」わたしは調子に乗って、「実は以前良く言われたのよね。」

するとそこへ、授業中日本語が多くてわたしにいつもおこられる男Tが現れ、「僕は青木さやかのほうが似ていると思いまーす」と言って去ろうとした。

わたしはすばやく、今まさに教室を出ようとするTの方を向き、「ぜんぜんっ、似てなーいっ!」と叫んだが、叫び終わる前に出て行ってしまった。

ちなみに、わたしは森下愛子にもたいして似ていないが、青木さやかには全く似ていない。わたしは華奢ですから。青木さやかさんのように、健康的で、エネルギッシュな雰囲気はありません。

誰々に似ていると言う表現は、英語では look like がよく使われます。ただ、これは外見が似ている場合のみで、性格が似ている場合には、be動詞+like が使われます。

例えば、"She looks like Aiko Morishita, but she is like Sayaka Aoki."
意味は、「彼女は外見は森下愛子に似ているけど、性格は青木さやかに似ている。」

この例文とわたしとはなんの関係もありません。念のため。今日の話の流れから、わかり易いかナ、と思って使いました。

芸能人の名前が出たところで、次回は(おそらく月曜日)ちょっとミーハーに有名人目撃談集をお送りしたいと思います。少し英語をからめて。

それではまた、
Talk to you, soon,