こんにちは!
もうWBC日本対韓国も終わりましたが、今回は先日のアメリカ戦でのいわゆる「疑惑の判定」について思った事を書きます。
そのゲームは見ていなかったのですが、翌日のニュースでこの判定について知った時は、「いかにもアメリカらしい」と思ったのがわたしの感想です。
というのはですね、アメリカに4年半住み、なんだかんだ行ったり来たりしているわたしが思うに、アメリカって「言ったもん勝ち」の文化があるのです。
子供の頃から自分の主張をはっきりと伝え、それをいかにして通すかということを学んでいる国民の国ですから。そして、言ってみると案外受け入れられたりするので、ますます「言う」ということに積極的になるのでしょう。
これはわたしが体験したことではないのですが、カリフォルニアでのできごと。花屋で、「この間買った花、すぐに枯れちゃったわ」と言ったら、花屋の店員は「まあ、それじゃあ」と言って花をくれたそうです。
今度はわたしが実際アメリカで留学中に体験した出来事。大学のmidterm (中間テスト)が返された時、クラス全体の出来が良くなかった事がありました。わたしも自分の答案を用紙をみてがっくり。
すると、信じられない事が起こりました。
学生の誰かが大きな声で試験のやり直しを教授に求めたのです。すると、何人もの学生が「そうだ、そうだ!」とエールをおくり、そのうちの数人が理路整然とその試験問題と制限時間について非難をしたのです。
すると、さらに驚いたことに、その教授はその要求を受け入れ、midtermがやり直しになったのです。(ちなみにその教授は体格のいい退役軍人でDepartment Chairでした。)
日本で、テストの平均点が低いから学生がテスト問題を非難して、それが受け入れられて、テストがやり直しになるなんてありえます?
わたしはびっくりしました。そしてラッキーと思いました。
アメリカに居る間、この他にも数えきれないほど、「言ってみるもんだ」という驚きを体験しています。
観察していると、それは「言って当然」という場合もあれば、「ダメもと」で言う場合もあるようです。でも、どちらの場合でもアメリカ人は真剣に主張します。
アメリカ人とビジネスなどで関わる場合には、こういう文化が土壌にあることを肝に銘じておいたほうが良いように思います。
それにしても、次のアメリカ戦では、日本にハッキリと勝ってもらいたいです。勝たなかったら、日本人の根性なめられるよ、ホント。
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