英語講師の仕事の息抜き日記

教室や身の回りで起こる、ちょっとした出来事を書き綴ってみました。
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誤解を招く英語表現

2005-07-11 09:51:10 | 英語表現
Photo: A University Campus

学生がよくする英語の間違いの中には誤解を招くようなものがあります。今日はそんなちょっと気になる英語表現のいくつかを紹介しますね。

まずは、boyfriend や girlfriend の使い方。日本語だとboyfriendを男友達と解釈して、「彼はボーイフレンドの一人よ、彼氏じゃないわ」なんていう使い方をすることもあるようですが、英語でboyfriend は彼氏の事。だから軽く、I have many boyfriends なんて言ったら、「なんて女だ!」ということになるかもしれません。また、男性が男友達を紹介するつもりで He is my boyfriend, Satoru なんて言ったら、その男性とさとるさんは恋人関係と思われます。男同士でboyfriendと呼び合うのはゲイだということです。

次に、play with の使い方。これも学生がよく、友達と遊んだという意味で、I played with my friend という風に使うのを聞きますが、play withという表現は大人が使うとセクシュアルな意味を持ってくる、ということを知らずに使っているようです。よくネイティブスピーカーの先生が、学生が堂々とこの表現を使うのを聞いてクスクス笑っています。この場合、友人と会ったということなら、 met を使うか、具体的に食事をしたとか映画を見たとか言った方がよいでしょう。ただぶらぶらしていただけなら、hung out でもいいでしょう。

また、straight の使い方も要注意。回りくどい話し方をする人のことを「彼はストレートじゃないね」と言いたくて、He isn't straight, is he? と言ったら、「彼はゲイだね」と言う意味にとられるかもしれません。straight は普通に異性に興味を持つ人のこと、not straight なら、そうでない(つまり同性愛者)という意味があるのです。

これは、人づてに聞いた話で本当の話か定かではありませんが、何年も浪人して日本の一流大学に入り、さらに留年の後やっと卒業した日本人男性が、アメリカ人の女性に、僕は現役で大学に入って留年なしで卒業できた人間じゃない、という意味で not straight という表現を使い、As you know, I am not straight, but will you marry me? と求婚し、彼女は I did't know that! と言ってたいへん驚いた、という話を聞いた事があります。(その後、彼の誤解はとけたらしいですが)

間違えて通じないならまだいいのですが、間違えて勘違いされるのは危険ですね。そのような表現には注意したいものです。

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