英語講師の仕事の息抜き日記

教室や身の回りで起こる、ちょっとした出来事を書き綴ってみました。
あなたの仕事の息抜きにお寄り下さい。

テレビと知力の関係

2006-03-30 12:03:48 | News and Culture
Photo: Angel Museum in Yamanashi


テレビ好きですか?どんな番組を見ますか?

年配の女性に限っての話ですが、Japan Times (3/22)にこんな記事がありました。

Daytime TV linked to poorer mental abilities among elderly.

昼のテレビと、年配の人の知力の低下にはつながりがあった、というリサーチ結果です。

A study of 289 older women without dementia found that those who rated talk shows and soaps as their favorite programs performed more poorly on tests of memory, attention and mental quickness than their peers who cited other types of shows.


Dementiaとは痴ほう、Soapsはメロドラマ、Peersは仲間という意味です。

つまり、トークショーやメロドラマを好む年配の人たちは、他の番組を好む同世代よりも知力テストの結果が悪かった!ということです。

この実験の結果と、メロドラマなどを好む女性は家にいるタイプの人が多いという事から、次のようなアドバイスがされています。

Staying physically and socially active can help stave off mental decline.

Stave off: 避ける

外に出て人と活発にかかわることで知力の衰えを避ける事ができる、ということです。

確かに活発な人なら昼メロ見る時間に家にいないですよね。外に出れば刺激もあるし。

これを読んで早速、実家の親に電話してみると、夫婦でカラオケ大会に出かけるところでした。ちょっと安心しました。

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それではまた!

やっぱり、もう一度 WBC

2006-03-21 22:08:31 | News and Culture
気分最高、本当に嬉しいですね!ありがとう王Japan!

イチローかっこよかったですね。カワサキ、楽しませてくれましたね。

ところで、英語です。

「打ち負かす」という表現ですぐに思い付くのは beat とか defeat だと思うのですが、今回ニュースをみながらいろいろな表現を拾ってみました。

pound: Japan pounded Cuba today.

slam: Japan slammed Cuba today.

squash: Japan squashed Cuba today.

thump: Japan thumped Cuba today.

それぞれの動詞の元の意味は、強く打つとか踏むとか、なぐるという意味ですが、なんとなく beat よりも力強い印象を与えますね。


主語が Japan で 目的語が Cuba でよかったです。

でも、キューバのねばりにも感動しました。最後、両チームが握手しているときの雰囲気がとても良かった気がします。


今日、最近の自分に欠けていたものがわかりました。



それは、感動です。


今日は感動とエネルギーをもらいました。


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明日から仕事がんばろー。

それではまた!

WBC日本対韓国、見た?

2006-03-19 22:07:27 | News and Culture
こんにちは!

いやぁ~気分いいですね。今日のゲーム見た方は久々にストレス解消になったのでは。

最初のチャンスでタムラがバントの失敗したときは、「もう~っ」と思いましたが、7回表でそのストレスも解消。

あのタムラにバントの指示が出た時、「え、だいじょうぶかな?」と思いませんでした?もちろん、あの流れであそこでバントの指示というのはわかるのですが、タムラなんだもの。バント向きではないじゃないですか。どう見ても。あの後の彼のホームランは、「オレには打たせてくれ-!」という叫びのようにも見えました。

ところで、タムラといえば、今日の守備もすごかったですね~。見せてくれました。

野球って面白いですね。

でも、本当に勝ってよかったです。今回、あれだけがんばったメキシコの勝利をいかせず、もし日本がまたしても負けたら、ただの野球の負けではなかったですよ。もはや国辱でしたね。それを避け、日本人に自信を与えたと思います。わたしは日本の男を見直しました。

ところで、英語。アメリカのヤフーのニュースから

a two-run shot by pinch-hitter Kosuke Fukudome in the seventh inning that broke a scoreless tie and sent Japan to a 6-0 victory over South Korea.


7回でピンチヒッター福留の打った2ランが0ー0の同点を終わらせ、日本を6ー0で韓国を打ち破る勝利へと導きました。

A 6-0 victory って響きいいですね。

ここで満足せず、頂点をめざしほしいな。

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それではまた! 



WBC疑惑判定とアメリカ文化

2006-03-16 16:42:09 | News and Culture
こんにちは!

もうWBC日本対韓国も終わりましたが、今回は先日のアメリカ戦でのいわゆる「疑惑の判定」について思った事を書きます。

そのゲームは見ていなかったのですが、翌日のニュースでこの判定について知った時は、「いかにもアメリカらしい」と思ったのがわたしの感想です。

というのはですね、アメリカに4年半住み、なんだかんだ行ったり来たりしているわたしが思うに、アメリカって「言ったもん勝ち」の文化があるのです。

子供の頃から自分の主張をはっきりと伝え、それをいかにして通すかということを学んでいる国民の国ですから。そして、言ってみると案外受け入れられたりするので、ますます「言う」ということに積極的になるのでしょう。

これはわたしが体験したことではないのですが、カリフォルニアでのできごと。花屋で、「この間買った花、すぐに枯れちゃったわ」と言ったら、花屋の店員は「まあ、それじゃあ」と言って花をくれたそうです。

今度はわたしが実際アメリカで留学中に体験した出来事。大学のmidterm (中間テスト)が返された時、クラス全体の出来が良くなかった事がありました。わたしも自分の答案を用紙をみてがっくり。

すると、信じられない事が起こりました。

学生の誰かが大きな声で試験のやり直しを教授に求めたのです。すると、何人もの学生が「そうだ、そうだ!」とエールをおくり、そのうちの数人が理路整然とその試験問題と制限時間について非難をしたのです。

すると、さらに驚いたことに、その教授はその要求を受け入れ、midtermがやり直しになったのです。(ちなみにその教授は体格のいい退役軍人でDepartment Chairでした。)

日本で、テストの平均点が低いから学生がテスト問題を非難して、それが受け入れられて、テストがやり直しになるなんてありえます?

わたしはびっくりしました。そしてラッキーと思いました。

アメリカに居る間、この他にも数えきれないほど、「言ってみるもんだ」という驚きを体験しています。

観察していると、それは「言って当然」という場合もあれば、「ダメもと」で言う場合もあるようです。でも、どちらの場合でもアメリカ人は真剣に主張します。

アメリカ人とビジネスなどで関わる場合には、こういう文化が土壌にあることを肝に銘じておいたほうが良いように思います。

それにしても、次のアメリカ戦では、日本にハッキリと勝ってもらいたいです。勝たなかったら、日本人の根性なめられるよ、ホント。

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またね!


スノーボードに行ってきました

2006-03-09 18:10:06 | Weblog
Photo: I went snowboarding last Sunday.

こんにちは!

暖かったり、寒かったり、変な気候ですね。

先週の日曜日、お天気が良くて暖かそうだったので、ふと思い立ってSnowboard に行ってきました。

わたしスキーはできますが、スノーボードは初めての体験です。ウェアーだけ持って、あとはすべてレンタルしました。

インストラクターに一日ついてもらって、なんとか滑れるようになりました。

久しぶりにChallenging な体験でした。Challengingとは、やりごたえがある、という感じです。「簡単にはできない、でも、やれるようになりたいという気持ちにさせる」という感じです。時々 Challenging なことをするのっていいですよ。眠っていたエネルギーを(そして今回の場合は筋肉も)目覚めさせるような衝撃があります。

もし、あなたが今、「何か新しいことを始めようかな」と考えていたら、ぜひ、それを始める事をお勧めします。なぜなら、魂が活性化されるような思いをして、きっと世界も広がります。

最後にちょっと英語表現を. . .

英語には go + ~ingで表す表現がたくさんあります。今日の、go snowboardingの他にも、go skiing, go skating, go fishing, go camping, go bowling, go skydiving, go scuba-divingなどなど。

ちなみに、I want to go skydiving someday.

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E-mail Part 2

2006-03-02 13:31:23 | 英語表現
Photo: San Mateo Bridge . . . I used to cross this bridge to go to school.

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再び来てくれた方、ありがとう!
そして、更新の度に来てくれるあなた ... 大好きヨ。

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ところで、E-mail の話にもどります。わたしは1994年の春から1998年の夏まで、アメリカの北カリフォルニアで暮らしていました。最初は大学院生として、後半はその大学で英語の非常勤の教員をしていました。当時、アメリカの教育の現場ではE-mailという言葉は不可算名詞として考えられていました。学生の書く文章の中に an e-mailという言葉を見る事はよくありましたが、いわゆるcommon errors(よくある間違い)の一つとして考えられ、an e-mail messageと訂正するのが普通でした。

ところが、ここ数年で事情が違ってきたようです。an e-mailという言葉が堂々と英語教師によって使われ、英語の教科書にも使われるようになりました。でも、あいかわらず、不可算名詞として使われている例もあります。

それではいったいどうしたらよいのでしょうか?

ただ日常的に英語を使うのであれば、最近の傾向に従うのもよし、感覚的に自分のしっくりくる方を選ぶのもよし。でも、教師という人に教える立場の者にとっては、できるかぎりクリアーな基準を持っていたいと思うものです。

わたしなりの答えはありましたが、ここはやはり、自分の原点に帰ってみようと、アメリカの大学院時代の恩師に尋ねてみることにしました。

英文法を専門とする教授は他にもいましたが、わたしが一番尊敬している先生です。いわゆる何事にも妥協を許さないタイプの方で、それだけに、彼女の言う事はいつもわたしにとって信頼できるものです。

そして、彼女の答えは、e-mail は可算名詞となり、現在は非可算名詞としてよりも、可算名詞として使われる事が多いということです。ただ、用法によって可算と不可算の使い分けがされており、その違いは以下のようになっています。

不可算の使い方:E-mail is not a good way to discuss confidential information.
(Eメールは秘密の情報を語るには不向きの手段だ。)

可算の使い方:My inbox was crammed with 100 emails when I logged on this morning. (今朝、接続したところ、メールが100通も来ていた。)

つまり、最初の例文のようにE-mailが総称的に使われる場合は不可算名詞として単数で扱われ、二番目の例のように個々のメールを意味する場合には可算名詞として扱われている、ということです。

実際に彼女からの答えをお読みになりたい方は以下を御覧下さい。許可をいただいたので掲載します。kaoruさんが前回コメントしてくださったコンピューターのマウスについても言及されています。また、今回のテーマを書くきっかけを下さったKopyKatさんが書いていたように、e-mailのハイフンがなくなりつつあることについてもやはり述べているところが興味深いです。(ちなみにわたしはmouseについてもハイフンについても彼女には尋ねていなかったのですが。)

ちなみにその先生の本の紹介も最後に付けておきます。ESLではなく、アメリカ人の英語を学ぶ学生のために書かれた本です。わたしは日本の大学でも英語専攻でしたが、この本から学んだ事は少なくありません。


"E-mail" has become a count noun; in fact I think it is more often used as a count-noun than non-count. It's like "cake", I think--sometimes count and sometimes not, depending on use. New words often undergo a lot of change in use as they become widely adopted. I remember when the word "mouse" first was used to describe the gadget that we use to point to the computer screen--its plural was at that time "mouses." Later, as the word became firmly established in this usage, I heard the plural "mice"--making it just like the sense for small rodents.

Back to "e-mail": Here is a sentence that shows non-count usage:

a) E-mail is not a good way to discuss confidential information.

And here is count:

b) My inbox was crammed with 100 emails when I logged on this morning.

Notice that the hyphen is not consistently used either. I think we will soon lose it.

Both uses are grammatical at the present time.

Regards,
Marilyn Silva

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