英語講師の仕事の息抜き日記

教室や身の回りで起こる、ちょっとした出来事を書き綴ってみました。
あなたの仕事の息抜きにお寄り下さい。

Back to School

2006-09-23 21:16:02 | Weblog
9月も後半になり、大学の授業も今週から始まりました。

アメリカにいるころ大学は9月の第4週から始まっていました。

8月の末から9月にかけてBack to Schoolという言葉を街や新聞の広告でよく見ました。

学校が始まる前の買い物商戦 Back to School Sale というのがあるのです。

靴やカバン、文具、そして洋服などが派手に宣伝されます。

新しい物を買って気分新たに何かを始めるのっていいですよね。

わたしは色の違うノートをまとめ買いし、授業用、自分の研究用、同僚とのプロジェクト用と分けました。

どれも上手くいくといいな、いかせよう、という思いを込めてタイトルを書き入れます。



ところで、本業に専念するためしばらくブログをお休みするつもりです。

今年の春に長く更新しないでいたところ、心配して下さった心優しい方もいらっしゃったようですので、今回はあらかじめ宣言することにしました。(だいたいわたしの更新が滞っているときは、何かに没頭しているときです)


次回ですが、クリスマスの頃にはまた書きたいなと思っています。
もし覚えていたらそのころのぞきに来て下さると嬉しいです。


これを御覧になっているみなさんが実り多き秋を過ごせますように。

一人一人が叶えたいと思っていることが叶いますように。

どうぞ健康で素敵な毎日をお過ごし下さい!




ワンポイント英単語

2006-09-18 11:48:16 | 英語表現
Photo:自由が丘

こんにちは。


みなさんは朝食をきちんと食べていますか?

ご飯派ですかパン派ですか?

わたしは最近はパンが好きです。

ところで今日は英単語を一つ。

breadwinnerという言葉を聞いたことがありますか?

さてどんな意味でしょうか?





breadwinner の意味は


「一家の稼ぎて」です。


My father is the breadwinner. という感じです。


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それではまた!

イスラムの留学生

2006-09-12 19:27:48 | アメリカ生活
Photo:日曜日の空

こんにちは! 

以前、アメリカにいた時にイスラムの女の子(ウズマという名前)と友達になったことをお話ししましたが、今日は彼女から聞いた話をします。

ウズマが学部生の時、彼女のイスラム教の友人が1年間日本へ留学することになったそうです。日本に憧れていたその子は、日本へ行くことをそれはもうたいへんに楽しみにしていたそうです。

そして1年後、その子がアメリカへ帰ってくると、彼女は日本ぎらいになっていました。

その変わりように驚き、何があったのかウズマが尋ねてみると、

ホームステイ先のお母さんが、彼女に豚肉を食べるよう強くせまったそうです。

その子が「豚は食べないのはイスラムの掟だ」と伝えるとそのお母さんは、あたりまえのことのようにはっきりと、

「でも、あなたは日本に来たのだから豚肉も食べなければいけない」と言ったのだそうです。

ウズマはこの話を聞いて心からその友人に同情しました。

そしてわたしも心から残念に思いました。

ご存じの方が多いと思いますが、豚肉を食べないというのはイスラム教の人々にとって基本中の基本なのです。

あるイスラム教徒の書いたエッセイに、豚を食べないことについてこんな風に説明しているものがあります。

We aren't supposed to, you know, because the meat of the pig is haram, forbidden. That's one of the first things they tell you in Sunday Islamic class. Then they keep drumming it into your head until the word pork, written or uttered, or in any other way implied, instantly conjures up heinous images. (conjure up: 思い出させる、heinous: 倫理的に極悪な)

From "Clean Break" by Tahira Naqvi, Global Outlook 2
McGrow Hill 2004

この文を読んだ時にウズマの友達を思い出し、どんなに辛い思いをしただろうかと同情しました。

彼女のホームステイ先のお母さんは、おそらく善良な日本のお母さんだったと思います。

ただ、文化の違いの重さを知らなかったのでしょう。

今、日本では子供からお年寄りまで様々な年齢の人が英語を学んでいます。

英語を話せることはもちろんたいせつなことですが、他の国の文化を理解し尊重することはもっと大切なことなのでは、と思います。


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海外で役立つ本

2006-09-09 11:15:14 | Weblog
日本文化を英語で紹介する事典
日本文化を英語で紹介する事典杉浦 洋一 ジョン・K ギレスピー John K. Gillespie

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こんにちは。

前回、海外へ行く時は日本の皇室のことを話せるようにしておいたほうがいいと書いて思い出した本があります。この本です。

わたしが留学する時に日本から持って行った本の一冊です。ひとつひとつの項目が平易な英語でわかりやすく書かれていて便利です。ただの読み物としても面白いかも。索引が最初に付いていて便利です。この手の本は他にも持っていますが、これが一番読みやすく使いやすいと思います。

ちなみにこの他でアメリカに持っていって役に立った本は、高校の日本の歴史の教科書と地図帳です。地図帳は新しく知り合った人に「どこそこからアメリカへ来ました」と言われて、国の名前は聞いたことがあっても場所が浮かばない、なんていう時に便利でした。あとでこっそり場所を確認したりしました。

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それではみなさん良い週末をお過ごし下さい!

アメリカ人の皇室への関心

2006-09-07 23:13:52 | Weblog
Photo:諏訪峡2. . . 先月末に行ってきました。

こんにちは! 

昨日は親王殿下のご誕生という明るいニュースが日本中を喜びに包みましたね。
こういうニュースで喜べるのは、皇室のある国に生きていてこそと嬉しく思います。

わたしがアメリカにいた頃の体験から言うと、アメリカ人も日本の皇室に興味を持っている人は多かったですね。特に中高年以上の人たち。どちらかというと女性が。いろいろな質問をされました。そしてちょっとした話でも皇室からみだと「ほおーっ!」と喜ばれます。

天皇皇后両陛下がアメリカ訪問をした時はとくにまわりの関心が高かったです。

ニュースでほんの少し放映された晩餐会では美智子様は白いロングドレス、ヒラリー夫人は黒のロングドレスでした。その美しさにわたしも見とれましたが、翌日わたしのまわりのアメリカの女性達はわたし以上に興奮していました。ニュースはもっと長く映すすべきだったと残念がっていました。

そして美智子様の美しさと気品は世界レベルだと思いました。

以前、ホームステイでアメリカへ行った大学生が現在の天皇の名前を聞かれても言えずに、ステイ先で「お前はそれでも日本人か!」とあきれられたという話をきいたことがあります。

これは極端な例でしょうが、海外へ留学するまたは駐在する人は皇室について少し話せるようしておくとまわりの人を喜ばせることができるかもしれません。

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時間って

2006-09-05 11:04:06 | 英語表現
Photo: 諏訪峡


こんにちは。まだ暑いですが、朝晩は過ごしやすくなってきましたね。

最近つくづく思うことは、一日が短い。

あれもこれもやろうと思っても、気付くともう寝る時間になっている気がします。

そういえば書店ではもう来年の暦や占いの本が出ていますね。

Time flies. 光陰矢の如し。

アメリカで働いていた頃、学期末になるとまわりの同僚が、

Time flies so quickly!

となかばあきれたように言っていたのを思い出します。

そんな気分の時に、今度よろしければ使ってみてください。

上で紹介した文のようにTimeは「時間」の意味で、数えられない名詞として無冠詞で使われますが、

「ひととき」の意味になると a が付きます。

I had a good time.

誰かのお家に招かれて帰る時に、

I had a really good time.

と笑顔で言ってお別れする、というように使えます。

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それではまた!

イスラムの女の子の思い出

2006-09-01 16:56:13 | アメリカ生活
Photo: Monument Valley, USA

こんにちは。だんだん暑さも和らいできましたね。今日から九月です。実はわたしは9月生まれです。

9月はアメリカでは新学期。大学は夏休み前にハイスクールを卒業したばかりの新入生でごったがえしていました。お昼はカフェテリアがいっぱいで席をとるのがたいへんでした。

今日はアメリカで仲の良かった友人の一人についてお話しします。彼女はパキスタン系アメリカ人でイスラム教徒のウズマという女の子でした。彼女とわたしの出会いは、英語プログラムのコーディネーターの指示でいっしょに研究をすることになったのが始まりです。

同じ大学のプログラムで、いつも黒っぽいコスチュームを着てスカーフで頭を覆っていた彼女のことを知ってはいましたが、口をきいたことはありませんでした。わたしにとってははじめてのイスラムの友人でした。

知り合ってすぐにわたしは彼女のことが好きになりました。

挨拶を済ますと、きらきらとした大きな目で、「気になることがあったらなんでも言ってね。あなたのやりやすいようにやってほしいから」と言ってきた彼女は straightforward でとてもコミュニケーションのとりやすい人でした。

彼女を通して他のイスラム教の女の子達とも知り合いになったのですが、みんな純粋で素直な心の持ち主でした。

また、彼女のおかげでイスラム教の女の子に親しみを感じ、別の授業でも新しいイスラムの友達を作ることもできました。

そんな経験からわたしが感じたのは、彼女達は信頼できる人たちだ、ということでした。嘘をつかないのです。神を畏れる気持ちが深いからのようです。

アメリカ生活のなかで、「だまされた」とはいわないまでも、「調子のいいこと言っていても信用はできないな」という思いを何度となく経験し、そうやすやすと人を信用しなくなっていたわたしにとって、ウズマや他のイスラム教の女の子達はちょっとしたオアシスのような存在でした。

もちろん、何教徒であっても人間ですからいい人もいれば悪い人もいるのでしょうが、わたしが出会ったイスラム教の女の子はみんな驚くほど純粋でいい人でした。

数年前、ふとウズマのことが気になって数年ぶりにメールをしてみましたが、それはもどってきてしまいました。

どうしてるのかな~、と思いをめぐらせました。「いつかモロッコへ行きアラビア語の勉強をしたい」と言っていたのを思い出しました。コーランをアラビア語で読みたいからだそうです。いまごろモロッコで幸せに暮らしているといいな、と思います。

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