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遠藤雷太のうろうろブログ

何かを観たら、とにかく400字または1000字以内で感想を書きつづるブログ。

宮川サキ一人芝居短編『プレゼン男』『ヌルイ女』『ネズミ女』

2016-09-21 00:18:10 | 観劇三昧

観劇三昧:『プレゼン男』『ヌルイ女』『ネズミ女』

2016/9/18

『プレゼン男』。

何かの企画をプレゼンするおっさんの話。

ちっとも話が進まないので、見ていると、だんだんイライラしてくる。

それにしてもこんなおっさん、ほんとにいるんだろうか。関西人への偏見が深まる。

『ヌルイ女』。

シンガーソングライターのような女のライブ。言葉と動きではなく、音と姿勢を楽しむ。

こんなの、どうやって稽古しているんだろう。

面白い面白くないの基準はどこで判断しているのか、不思議な気持ちになる。

劇場で他のお客さんの反応が見たい。

『ネズミ女』。顔。目。

見てるとうっかり同じ目付きになってしまう。

同じ題材の話は自分もさんざん書いているので、アプローチの違いも楽しめる。

「ネズミ」と関西人のコラボが怖い。

教文サイズと小さい小屋、それぞれに見ごたえがある。

上演時間的に、BLOCHのロンリーアクターにハマりそう。呼んでくれないもんだろか。

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吉田尚子『たまこ ラブストーリー』

2016-09-20 08:07:33 | 映画を見てきた

『たまこラブストーリー』ロングPV

2016/9/19

BLOCHにて鑑賞。

幼馴染の高校生男女が、なかなかくっつかない話。

こういう話の定番である、恋愛を邪魔する外部要因がほとんどない。

男子と女子がそれぞれに葛藤しているだけ。

単純すぎる構造だけど、その葛藤描写が細かく、話を持たせる。

こんな美男美女の幼馴染いるかと思ってしまうけど、そこをリアルにしないのは、観客に対してのサービスなんだろう。

普通の容姿のカップルだったら、見てるほうの楽しみが減っちゃうだけし。

やってることは美男美女でもそうでなくても大して変わらないのでこれでいいという結論。

監督が『けいおん!』の吉田尚子さん。

あの悪人のいない感じで「恋愛」を描いた感じ。

コーヒーがいい色。濡れたブラウスがエロい。

アホ毛や風呂前に髪をまとめる仕草。

髪描写へのこだわりを感じるけど、釣り針型前髪の女子がノイズ。

 

映画「たまこラブストーリー」 [Blu-ray]
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ポニーキャニオン
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『文化庁メディア芸術祭 札幌展 ココロ・つなぐ・キカイ』

2016-09-19 00:52:38 | レポート

Rhizome - Trailer

公式サイト:文化庁メディア芸術祭 札幌展 ココロ・つなぐ・キカイ

2016/9/16

通りすがりの札幌ファクトリーアトリウムにて。

映像作品の『Rhizome』(Boris LOBBE)は、無機物の行進から始まって、徐々に形や動きがどんどん多様化していく様子を10分くらいかけて見る。

世界と歴史の縮図と言えば聞こえがいいが、頭がわいているとしか思えない(いい意味で)。

『(不)可能な子ども、:朝子とモリガの場合』(長谷川愛)は、LGBTへの認識が低く、虚構を愛でる、いかにも日本らしい作品。

いろんなバリエーションがありそうなので、おそらくこのアイディアひとつでも展覧会が開ける。

『ゲームキョウカイ』(藤木淳)は、ゲームウォッチから最新ゲームまでのモニターとコントローラーをずらと横に並べ、操作者のほうが旧→新端末に移動しながら遊ぶ。

ちゃんとプレステのところで先に進めなくなってしまったのが、自らのゲーム遍歴と一致していて悲しかった。

演劇関係の知人がスタッフをされていて、なぜか恐縮してしまった。

9月30日まで。無料で見られるので、みんな行ったらいい。

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ポール・フェイグ監督『ゴーストバスターズ』

2016-09-18 00:50:54 | 映画を見てきた

2016/9/16

・ニューヨークのボンクラ科学者チームがゴーストと戦う話。

・1984年の往年の名作をリブート。

・主要人物が女性に変わっている。

・終身雇用を目指していた教授エリンのゴーストバスターズになる過程が気の毒。

・いい年して、若い頃の黒歴史に悩まされる感じ。

・ほんとにそれでいいのかと思ってしまうけど、本人が楽しそうだったからいいのか。

・かわいそうだけど、ユーチューブのシーンとか笑っちゃったし。

・ラストシーン。キャリアより自分の命より友情を取るところ、ちゃんと主人公している。少年マンガのよう。

・がっかりイケメンのケヴィンがかわいい。

・案の定、ろくでもないことになっているが、「エリンがケヴィンに甘い描写」にくすぐられる。

・「おまえ、それでも、それでもいいんだ」と、いちいちツッコミたくなる。

・そのボンクラを含めたチーム感が楽しいので、キャリアを捨てざるを得なかったエリンも「収まるべきところに戻った」という感じになる。

・一応、それっぽい見せ場もあるけど、ほとんどハラハラするシーンがない。

・メカから光線ぶっ放してゴーストと戦う様をかっけーかっけーと楽しむ。

・特にのホルツマン先生の戦闘シーンが素敵。

・あの光線は、ゴーストを拘束するのか物理的に破壊するのか、拘束して投げ飛ばしたら倒したことになるのか、よくわからなかったけど、細かく考えたら負け。

・あのテーマ曲が流れたらそういうのはどうでもよくなる。

・奇跡的に展開に関する前情報をほとんど入れずに見られたので、「おまえ、仲間になるのかよ」「ラスボスそうなるんだ」「あ、それ、エンドロールまで取っとくんだ」など、いろいろ楽しめた。

・事前情報どこまで入れるのか問題はほんとに難しい。

・あらかじめPV見てたら、楽しめない部分も結構あったと思う。

・それにしても、破滅的シーンからの収束のさせ方が雑。

・なんかあったら、核で解決って、別の映画でもあったような、なかったような。

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北海道立近代美術館『ゴジラ展 特撮映画のヴィジョンとデザイン』

2016-09-16 13:24:48 | レポート

2016/9/16

1954年の初代『ゴジラ』から2016年の『シン・ゴジラ』まで、ゴジラの変遷をまとめている。

ゴジラ概論を勉強した感じ。

もともと戦争が終わって10年足らずで作られた映画なので、社会的な作品だったし、自分が唯一見た『シン・ゴジラ』もそういう感じ。

ただ、話には聞いていたものの、宇宙人が出てきたり、メカ化していたり、コメディ化していたりしていて結構落ち着かなかった。

コンテやら図面やら、手書きのノートやらが山ほど展示されている。

構想を形にするための労力が、具体的に見られる。詳しい人が見れば、楽しそう。

一方、ゴジラスーツを始めとする、巨大展示物は直接的に楽しめる。

2002年のゴジラとデストロイヤー(幼体)が好み。

キングギドラもあんな造形でかっこいいい。

最後のクロマキー体験が楽しいので、空いてそうな時間帯に行くのがおすすめ。

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『伊集院光のばらえてぃー 』(vol.1~6)

2016-09-16 07:00:10 | NETFLIXで観た・その他

2016/9/14

アイドルと若手芸人を集めて、釣り、ドミノ、体内時計ゲームなどをするバラエティ。

題材は普通。

ただし、伊集院さんによる、芸能界の力関係と話芸を活かした追い詰め方がひどい。

それぞれの企画で2時間以上かけてみっちり参加者を圧迫していく。

釣りと全裸を組み合わせた「裸・裸・裸フィッシング」はそれだけでも面白いが、サブメンバーを船室に閉じ込めて船酔いさせていく様子はただの人体実験。

泥酔とドミノを組み合わせた「酩酊ドミノハイパー」は、公衆の面前に出る仕事の人(または、これから出る人)としては致命的な醜態が収録されている。

体内時計ゲームのラストでさらっと紹介されてる「if」が怖すぎる。

それはともかく、ゲームクリエイターの横井軍平さんが言うところの「枯れた技術の水平思考」がしっかり楽しめる作品群だった。

伊集院光のばらえてぃー だるまさんが動いたらみんなバラバラの巻 [DVD]

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ポニーキャニオン
伊集院光のばらえてぃー 酩酊ドミノ ハイパーの巻 [DVD]
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伊集院光のばらえてぃー 裸・裸・裸フィッシングの巻 [DVD]
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伊集院光のばらえてぃー ノンアルコールドミノ毒入りの巻 [DVD]
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伊集院光のばらえてぃー 体内時計でぴったんこの巻 [DVD]
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mami『バイリンガルニュースMamiのもっと文字おしゃべり』

2016-09-13 23:19:09 | 読書感想文

 

バイリンガルニュースMamiのもっと文字おしゃべり (幻冬舎plus+)
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幻冬舎

2016/9/13

人気ポッドキャスト番組「バイリンガルニュース」のmamiのエッセイ集。2作目。

こういう番組のmcなので英語のほうに注意が行きがちだけど、中身もしっかり面白い。

英語の「expectation management」という考え方。

期待値を調整すること。

サービスが過多になるほど、みんなが不幸になるという構造は身の回りでも良くある。

それが日本独自のものかどうかはわからないけど、英語の文化圏ではこういうことが言葉でちゃんと意識化されている。とても大事。

これくらいの真面目な話から、飼っている猫の話、シャンプー、下ネタ、自己啓発、縦横無尽に話題を展開している。かっこいい。

こういう生き方にはあこがれるけど、これは本人の才気があってこそ。

別に彼女と同じくらい英語が出来るようになっても(不可能だが)、真似できるものではないんだろうなと残念な気持ちになる。

1冊目よりもページ数が多く、長く深くしっかり楽しめた。

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『伊集院光のばらえてぃー だるまさんが動いたらみんなバラバラの巻』

2016-09-12 00:57:25 | NETFLIXで観た・その他
伊集院光のばらえてぃー だるまさんが動いたらみんなバラバラの巻 [DVD]
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ポニーキャニオン

2016/9/12

オーデカからの伊集院光ラジオリスナー。

いまも休み休みとは言え聴いているので、かなり期待値を高くして視聴する。

若手芸人とアイドルを集めて、各々個室に閉じ込め、お互いにだるまを押し付けあうことで、意志力と人間性を試される話。

ゲームに勝とうとすると、高感度が下がる仕組み。さすがに、なんとしても仕事がほしい若手じゃないと引き受けなさそうなゲーム。

相手に合わせて不安感と不信感を煽る伊集院さんの話術が巧み。怖い。

テレビでも映画っぽくもなく、演劇が一番近い。

視聴者からすると、先輩芸能人の権力と鍛え上げられた話術を正しく使っているように見える。

戦争が勃発する直前の外交の縮図を見ている気分になってくる。

そのたびに「いや、ゲームだ、ゲームだ」と思い直す。

一応攻略法があるのが律儀と言えば律儀だけど、当事者の立場になると無理ゲーっぽい。

あと、伊集院さんは、正装と後光が似合う。

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告知・札幌オーギリング『ヤングアンサー杯』

2016-09-11 23:59:59 | 告知

なんの因果か大喜利のイベントに出ることになりました。

人前で喋るのが苦手なので、全く自信はないのですが、観客として好きなイベントだったので参加させていただくことにしました。

 

余談ですが、札幌の劇団の代表さんは、オールラウンダータイプが多い。

脚本も書けるし演出もできるし役者として舞台に立っても大丈夫という人ばかり。

このオーギリングにも、そういう方々がよく参戦していますが、ああいうレベルを求められるとほんとに困ります。

面白い答えが出せるかどうかの前に、エンプロの代表としては大きい声が出せるように精一杯がんばりたいと思います。

 

すでに予約定員に達しているようですが、当日券が出るかもしれないそうです。

ちょっとお勧めしにくい状況ではありますが、イベント自体は面白いと思いますので、興味のある人はのぞいてみてください。

(開場時間から整理券をお配りし、開演5分前の入場となるようです。)

 

詳細は、こちらで。

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札幌オーギリング『ヤングアンサー杯』

2016-09-11 16:15:39 | レポート

2016/9/11

対戦型大喜利「オーギリング」に参戦した。

イベント名は「ヤングアンサー杯」。ほぼオーギリング初出場の選手16人が集まる。

趣旨はわかるが、実際のところ、自分はまったく若くないので恐縮しながら戦う。

こういうところに着ていけるような服がなかったので、タカキューでわざわざもろもろ購入して臨む。

1回戦で16人から4人になってしまうので、どうせ負けるだろうと思っていたら、準決勝、決勝まで進んでしまった。

1回戦以外の試合形式をあんまり理解していなかったのでとても焦る。

思ったより頭が真っ白にならず、よかった。

「油」という言葉を使って「心に残らない名言」作れって言われても。

好きなイベントだし、自分が出ることで内容が詰まんなくなったら申し訳ないので、必死でやった。

内側から見えることもあって普段とは違った楽しみ方をさせていただいた。よかった。

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