EC04の続きです。学校で習う英語で、実用性がないと思われる表現をもう1つ。‘The game had no sooner started than it began to rain.’「試合が始まると、すぐに雨が降り出した。」、です。もちろん、これは、同じ意味を表現するなら、‘As soon as the game started it began to rain.’、の方がはるかに実用的でよく使われます。
この手の、「~ すると、すぐに ・・・」を表現する英語は、もう、とにかくいっぱいあって、枚挙にいとまがありません。‘scarcely/hardly ~ when/before ・・・’も、そうなんですけど、これは、‘no sooner ~ than ・・・’、とは、構文的には全く同じ使い方をします。
ただし、‘no sooner ~ than ・・・’とは違って、前半部分の、‘scarcely/hardly ~’と、後半部の、‘when/before ・・・’、におけるそれぞれの組み合わせは、自由だから、‘no sooner ~ than ・・・’、と合わせると、実に5通りの表現になるんですね。一応、列挙しますと、①・‘scarcely ~ when ・・・’、②・‘scarcely ~ before ・・・’、③・‘hardly ~ when ・・・’、④・‘hardly ~ before ・・・’、⑤・‘no sooner ~ than ・・・’で、合計、5通りになります。
これら、① ~ ⑤の表現は、構文的には全く同じ使い方をする、と言いましたが、前半部分、つまり、‘scarcely/hardly ~’、または、‘no sooner ~’、の使い方には、同じクセがあって、必ず「過去完了形」‘had+過去分詞’を用いなければなりません。
さらに、この、前半部分の、‘had+過去分詞’は、「倒置」 (語順変更のこと) を起こすパターンも、教えることになっていて、‘No sooner had the game started than it began to rain.’、のように使ってもOKなんですね。
けど、しかし、ここまで複雑で、とにかく、記憶するのに苦労する構文なんですけど、その割には、非常に実用性に乏しい表現なんであります。ホントに、死ぬまでに、何回、お目にかかれるんだろうかと思うと、こんな構文、真剣に覚えようなんて気にならない方が普通なんですね。(もう、覚えちゃってる自分としては、損した気分ですが。)
逆に、実用性があるのに、何かの偶然でもなければ、なかなか教えてもらえない表現は、‘right after ~’で、これは、‘as soon as ~’の位置に、そのまま置きかえればよいだけです。使い方も、‘as soon as ~’、と同じだから簡単です。実際、何度も見かけますし、自分もジャンジャン使っています。
実は、「~ すると、すぐに ・・・」の英語表現はシリーズ化してもよいくらい、まだまだいっぱいあるんですけど、もうイヤになるからやめときます。結構、素人目から観ても、昔よく覚えたな~、けど全然使わないよね~、という表現は、いっぱいあると思います。こういう表現を、どうしても教科書に残しておかなければならない理由って、何なんでしょうか。せめて納得のいく理由でも聞かせてもらえたら、ちょっとは救われます (泣)。
●関連: EC04
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この手の、「~ すると、すぐに ・・・」を表現する英語は、もう、とにかくいっぱいあって、枚挙にいとまがありません。‘scarcely/hardly ~ when/before ・・・’も、そうなんですけど、これは、‘no sooner ~ than ・・・’、とは、構文的には全く同じ使い方をします。
ただし、‘no sooner ~ than ・・・’とは違って、前半部分の、‘scarcely/hardly ~’と、後半部の、‘when/before ・・・’、におけるそれぞれの組み合わせは、自由だから、‘no sooner ~ than ・・・’、と合わせると、実に5通りの表現になるんですね。一応、列挙しますと、①・‘scarcely ~ when ・・・’、②・‘scarcely ~ before ・・・’、③・‘hardly ~ when ・・・’、④・‘hardly ~ before ・・・’、⑤・‘no sooner ~ than ・・・’で、合計、5通りになります。
これら、① ~ ⑤の表現は、構文的には全く同じ使い方をする、と言いましたが、前半部分、つまり、‘scarcely/hardly ~’、または、‘no sooner ~’、の使い方には、同じクセがあって、必ず「過去完了形」‘had+過去分詞’を用いなければなりません。
さらに、この、前半部分の、‘had+過去分詞’は、「倒置」 (語順変更のこと) を起こすパターンも、教えることになっていて、‘No sooner had the game started than it began to rain.’、のように使ってもOKなんですね。
けど、しかし、ここまで複雑で、とにかく、記憶するのに苦労する構文なんですけど、その割には、非常に実用性に乏しい表現なんであります。ホントに、死ぬまでに、何回、お目にかかれるんだろうかと思うと、こんな構文、真剣に覚えようなんて気にならない方が普通なんですね。(もう、覚えちゃってる自分としては、損した気分ですが。)
逆に、実用性があるのに、何かの偶然でもなければ、なかなか教えてもらえない表現は、‘right after ~’で、これは、‘as soon as ~’の位置に、そのまま置きかえればよいだけです。使い方も、‘as soon as ~’、と同じだから簡単です。実際、何度も見かけますし、自分もジャンジャン使っています。
実は、「~ すると、すぐに ・・・」の英語表現はシリーズ化してもよいくらい、まだまだいっぱいあるんですけど、もうイヤになるからやめときます。結構、素人目から観ても、昔よく覚えたな~、けど全然使わないよね~、という表現は、いっぱいあると思います。こういう表現を、どうしても教科書に残しておかなければならない理由って、何なんでしょうか。せめて納得のいく理由でも聞かせてもらえたら、ちょっとは救われます (泣)。
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