ターフの風に吹かれて

一口馬主の気ままな日記です。
キャロットクラブの会員です。

種牡馬として

2011年01月20日 | ブログ
2006年に社台スタリオンステーションで種牡馬入りし、
翌年からレックススタッドに繋養されていたザッツザプレンティが、
乗馬に転向することになった。

つまり、種牡馬失格の烙印が押されたわけだ。

確かに活躍馬を出せていないし、
そもそもダンス産駒のステイヤーということで需要も少ない。
しかしまだ11歳、初年度産駒も今年4歳。
まだまだこれからという時に、この見切りの早さ。
種牡馬の競争の厳しさを改めて知らされた。
まあ、GI馬だし最悪の結末をたどることはないだろう。
ノーザンホースパークで余生をのんびりと過ごしたらいい。

それで重なるのが種牡馬となったブレイクランアウト。
置かれている状況はもっと厳しい。

種付け頭数も多くはないだろう。
また、良血牝馬をあてがってもらえるはずもない。
それで活躍馬を出さなければならないなんて、
ほとんど奇跡でも起こらない限り不可能というものだ。

いちるの望みは非サンデー系だということか。
サンデー牝馬にサンデー系種牡馬は付けられないから、
そこに何とかブレイクのつけ込める隙はあるように思う。
その隙は、1ナノメートルの100万倍の細さだけれど。

何とか奇跡が起こらないか。
1頭でいい。
たった1頭でいいから初年度産駒から走る馬を出せたなら、
ブレイクの種牡馬としての未来は光り輝くものになる。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする