ターフの風に吹かれて

一口馬主の気ままな日記です。
キャロットクラブの会員です。

悲運の名馬

2011年01月16日 | ブログ
僕が自分のお金で生まれて初めて買ったレコードが、
デューク・エイセスが歌った「あゝテンポイント」。

今でもそのレコードは家にあるが、
デジタル音源で所有したいと思ってずっとネットを探していた。
なかなかどこにもアップされずにもう諦めていたのだが、
ついにとうとうYouTubeにアップされた。
どこのどなたかは知らないが感謝したい。

「あゝテンポイント ~悲運の名馬~」 デューク・エイセス


そして今日は、日経新春杯。
このレース名を聞くと、
何とも表現しがたい感傷的な気分になる。

今から33年前、いわゆる雪の日経新春杯。
66.5キロという今では信じられない斤量を背負い、
その馬は、淀の舞台に立った。

誰が悲しい結末を予想できただろう。
誰が悲劇を想像しただろう。
彼の未来は、遠く海の向こうで光り輝くはずだった。

その馬が僕を競馬の世界に導いた。

自分の原点を忘れないために、
誰のためでもなく自分のために、
これからもこのことは書き続けていこうと思う。

その馬の名はテンポイント。

流星の貴公子と呼ばれたその馬を僕は忘れない。
きらきらと輝く栗毛の馬体、
天馬と共に駆け抜けた、あの有馬記念を忘れない。

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