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いいピアノを弾きたい

バルトーク ルーマニア民族舞曲

2011年04月15日 | 音楽教室
バルトークといえば ハンガリーの人。
ハンガリーはウィーンに近くリストやヤナーチェク、などのおかげであまり遠さを感じません。
第一次世界大戦のころルーマニアの一部はハンガリーの領土だったらしい。なるほど。
がルーマニアといえばコマネチ…。今朝食べたのは 久々の明治ブルガリアヨーグルト♬(うまか^^)だし
ルーマニアの作曲家を知らないので 何も思い浮かびません…いかんいかん。

1曲目は マロシュ トルダ県から採取した民謡 《棒踊り》
2曲、トロンタール県 《帯踊り》
3曲目も同じく トロンタール県 《足踏み踊り》

4曲目トルダ アラニュシュ県 《アルペンホーンの踊り》
5曲目 ビハル県 《ルーマニアのポルカ》

6曲目 ビハル県とトルダ県の二つの民謡を採取し一曲にまとめている 《速くて細かいステップの踊り》

 6曲全部弾いても5分以内の短く、速いテンポの曲が強く印象に残る曲集です。リズムが難しく日本人の日常にはない動きです。ルーマニアの言語を知っているともっと楽にこのリズムが入ってくるのでしょう。

この譜面は音楽之友社出版で、解説にバルトークの自作自演の比較という記載があります。
バルトークは自作の演奏を多く遺している。
録音では楽譜上に表記し得ない無限に細かい陰影まで表現でき作曲者が最も理想とする姿でとに送り出せると、録音の重要性を強調しているという。
しかし 異なる時期の録音はかなり違った演奏をしている上に 当惑させられるほど楽譜の表記からはずれていることさえある。
偶発的か、意図的か、はたまたミスか。
重要性を強調しながらも 作曲者も人間で絶えず変化するし、ある時は素晴らしく、あるときはさほどでもなく演奏するという断りも忘れていないという。
とても自然なことだと思います。
しかもこれは民族音楽 現地の継承者、たとえば「50歳男性の縦笛独奏」を採取。(おじさんを籠に捕獲したのではなく演奏を元に楽譜にした(聴音した)という意味ですね(笑)演奏者の息使いなどをより再現しようと考えれば同じ演奏じたいあり得ませんよね。

この曲を弾いている時だけは 不思議と行ったこともないのにルーマニアが身近に感じるし その土地の人を思うことができます。♪いってみたいな よそのくに。
どんな服装で踊るのかなあ?
茶色っぽい かみごたえのあるパンを食べてるのかなあ?とか。(ハンガリー料理は日本人の口に合います。グーラッシュというお肉の煮込み料理はとくにおいしい。)
ローマニアは何がおいしいのかな?地ワインも安くておいしいでしょう…。ビールも…。
たった数分の曲で 異国情緒を満喫できる名曲です。

その生徒さん「おかあさんがずいぶん気に入ったらしい。」と教えてくれました。 本人も興味や好奇心で譜読みがいつもより早くできあがってきて私もうれしい。
さあ次はどこの国へ…?



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