エルシエナ・マンドリンアンサンブル

千葉市を中心に活動する、エルシエナ・マンドリンアンサンブルのブログです。練習・活動報告などをアップしていきます。

アヴェヴェルムコルプス

2011-03-31 02:38:32 | 練習報告
今日は時間がとれず、夜中練となりました。。

この曲弾くと、幼い頃教会で賛美歌歌っていた頃を
思い出します。
また、マタイ伝の言葉も思い出すのです。

そして、ベトナムで聞いた被災地の中学校の
卒業式での涙ながらの言葉を胸に刻んだ事を思い起こします。

「天が与えた猛威の前にはあまりにも無力で、
辛くて苦しくてたまりません。
しかし、苦境にあっても天をうらまず、頑張っていくことが
私たちの使命です」

エルシエナの使命は、音楽をやり続ける事なんだと
改めて思い至りました。

頑張ってエルシエナ活動やり続けたいと思います!!!

by代表

次回練習曲メニュー♪

2011-03-30 00:51:56 | その他
<次回練習曲メニュー>

・スラブ舞曲
・ショーロス(メイン練習)

次回は、待ちに待ったライアーとの合同練習です!!
とはいえ、ほぼ初見大会?!になるかもなのですが。。

どんな編曲かワクワクしています。
M君、頑張ってくださいね!楽しみです。

さて、今のところ「スラブ舞曲」のみの練習しかないという
事でサボっていますが、明日から頑張りたいです!

前回練習は中止としましたので、約1カ月ぶりになりますね。

by代表

漆黒の世界

2011-03-28 11:04:09 | その他
 14時間かかって現地入りした。
まだ7時前と言うのに 気持ち悪いほど静まりかえっている。
人の営みの気配は全くない。
真っ暗闇の中 目を懲らして建物の様子を伺うが
町並み、屋根の連なりが見あたらない。
車を進めていくと まだ水が退ききれていないのか
タイヤが水をかき分ける音が大きく響く。
車窓すれすれにガレキが迫ってくる。
上目にしたヘットライトに浮かび上がる惨状に息を呑む。

 墨を流したように拡がる暗がりから目を転じて空を見上げると
オリオン座の輝きに驚嘆する。
こんなにも大きく光り輝く星々を見た記憶がない。
北斗七星が北の空に姿を見せ始めた頃 眠りについた。

 窓からの明るさと寒さで目を覚ますと下弦の月が冴え渡り
辺りを照らしている。
車中でも吐く息は真っ白で足の指先がジンジンしてくる。
 この直ぐ近くの避難所の人達のことを考える。
寒空に暖房もなく、一日の食事はおむすび2個とペットボトルの水だけ。
暖かいものは もらえてないと聞いている。
そんな避難生活が2週間も続いている。

 朝日に映し出された光景に我が目を疑う。
お豆腐屋さんもたばこ屋さんも跡形もなくなっている。
向かい側の消防署のシャッターは まるで巨人が千切ったように破れ
消防車は泥にまみれて通りの反対側に転がっている。
たくさんの家々が破壊され、すっかり見通しが良くなった通りの向こうに
骨組みだけが残った3階建て屋上に漁船がちょこんと乗っかっている。
その隣りの2階家は、1階部分がそっくり波に攫われたらしく
柱1本で2階部分を頼りなさげに支えている。
チョットの風でも軋み音を出しながら家全体が揺れる。

 ガレキや重油まじりの汚泥で足の踏み場もない地面。
飴のようにねじ曲がったフェンスに絡みつく無数のビニール袋。
道具も重機もない中での作業はなかなか思うように捗らない。
だけど、彼らは黙々と淡々と身体を動かす。
そんな彼らに東北の遅い春の寒風は容赦がない。

 こんなにがんばってるのに「がんばってね!」なんて軽々に声はかけられない。
CMで「がんばろう」とか「だいじょうぶ」とか
やたらと流れてくるけれど 白々しくさえ思える。
救いは 電気もまだ復旧していない現地では
これらのCMは彼らの耳には届いていないことだ。

ガレキと汚泥の撤去に追われる日々がいつまで続くのか全く先が見えない。
それでも彼らは ひたすら身体を動かし続けている。
「いいさ、のんびりやるよ。会社も流されたし・・・」


by G/T





ファンタジア九州

2011-03-28 01:11:01 | 曲について
ご無沙汰していました。

21日から留守にしていました・・。
以前に書きましたが、曲作りの為ジャングル体験をしてきました。
こんな時期に・・とはかなり悩んだ末の渡航でしたが。
それについては、おいおい書いていきますね。

今日はすっごく悲しい辛い出来事がありました。
今回の震災以来、自分の無力感に陥り、マンドリンを手にする
事さえできず、弦を緩めていました。

が、今日の辛い出来事がきっかけでマンドリンを手にし、
3時間余り「ファンタジア九州」と取り組みました。
ちょっと宗教曲ぽく演奏した気もします。

自分の心情で演奏がガラリと変わる事を痛感しました。
音楽って不思議ですよね。
だから止められないのかもわからないんだなぁ・・と思いました。

by代表

被災地からの電話

2011-03-22 02:57:05 | その他
地震後10日目にして、やっと電話が繋がった。
「どうにか生きてたヨ!」

2分半続いた揺れが下火になったのを見計らい
避難所に向かうべく貴重品を纏めながら
ふと、外を見ると波が隣りの家まで迫っていた。
2階に駆け上がり踊り場で見下ろすと階下はプールの様だった。
窓の外を車が表通りの方に流れていくのが見えた。

別の友人は、水が少し退き始めた頃
ガレキを片づけながら池の様になった浅地に
5~6の遺体がプカプカ浮いているのを見た。

淡々と語る口調に悲壮感は微塵もない。

多くの友人知人がまだ消息不明の事も
水に浸かって泥まみれの家の事も
濁流に呑まれて流れて行った車の事も
あんなに怖い思いをしたのに、
とりあえずどうにか生きている自分の事も
避難所で配って貰うカサカサに乾いた塩むすびを
冷たい水で流し込みながら
全て現実として受け止め、前を見据えている。
途方に暮れている暇は、彼らにはないのかも知れない。

画面のこちら側で 変わり果てた懐かしい故郷の姿に
ただただ涙を流す事しかしていなかった自分の
不甲斐なさに落胆するばかり・・・。

「人生観 変わるよね!こんな目に遇うと。」
「生かされたんだから、ちゃんと生きなくっちゃね!」

明日、被災地に行く予定でいる。
しっかりと 現実を受け止めてこようと思う。

by G/T