東京都美術館で開催中のロシア美術館展にて
ことに心を深く動かされた3枚のうちの一枚。
Vasily Perov による、Orphan Children at Graveyard
@ 1864
この絵を私が解読すると、こうなります。
雪ばかり降る凍てついた北の大地ロシア。
捨てられた子供二人は、姉と弟。
誰にも相手にされない。
遊び相手もいない。
邪魔だと蹴飛ばされずに安心していられる場所は、墓地。
二人っきり。
弟は、やせ細り、涙に潤んだ大きな丸い瞳は落ち窪み、おそらくもう立つ力もない。
姉はそんな弟を慰め、暖めようと背中に乗せて揺すりながら、明るいメロディの歌を歌ってやっている。
力なく頭をぐったりと持たせかける弟を横目で気遣いながら。
決して疲れた自分や辛い自分を見せないように、お姉ちゃんは元気で頑張ってるからね、と励ますように。
弟の涙は漸く止まりかけ、しゃくりあげの痙攣だけがまだ残っている。
が、口をついて出る言葉は、
「お姉ちゃん、お腹がすいた。」
※画像は、購入したカタログをデジカメ撮影したものを取り込みました。
ことに心を深く動かされた3枚のうちの一枚。
Vasily Perov による、Orphan Children at Graveyard
@ 1864
この絵を私が解読すると、こうなります。
雪ばかり降る凍てついた北の大地ロシア。
捨てられた子供二人は、姉と弟。
誰にも相手にされない。
遊び相手もいない。
邪魔だと蹴飛ばされずに安心していられる場所は、墓地。
二人っきり。
弟は、やせ細り、涙に潤んだ大きな丸い瞳は落ち窪み、おそらくもう立つ力もない。
姉はそんな弟を慰め、暖めようと背中に乗せて揺すりながら、明るいメロディの歌を歌ってやっている。
力なく頭をぐったりと持たせかける弟を横目で気遣いながら。
決して疲れた自分や辛い自分を見せないように、お姉ちゃんは元気で頑張ってるからね、と励ますように。
弟の涙は漸く止まりかけ、しゃくりあげの痙攣だけがまだ残っている。
が、口をついて出る言葉は、
「お姉ちゃん、お腹がすいた。」
※画像は、購入したカタログをデジカメ撮影したものを取り込みました。