バイク旅2019 東北編第4日目

第4日目のコース

3泊4日のバイク旅も最終日となりました
最終日は宮古市から遠野市を経て自宅へと戻る約670㎞の道のりです

〔遠野市〕

宮古市を早朝に出て東北自動車道に向かう途中で立ち寄りました
遠野には ずいぶん前に釜石から花巻に向かう列車で通ったことはありますが
通過しただけなので 訪問は初めてとなります
今回も通りすがりに近い感じですが 遠野らしい場所を何個所か回りました

遠野といえば 以前読んだ柳田国男氏の「遠野物語」を思い出します
遠野地方に伝わる不思議な伝説や習わしが119の短いお話しとしてまとめられています
少し古い歌ですが あんべ光俊氏の「遠野物語」という望郷ソングもあります
また「遠野」という名前自体がとてもノスタルジックで なんとなく旅心がくすぐられます 
遠野という地名は元々はアイヌ語に由来するようです

1 山口地区の水車小屋
     かつて遠野の田園地帯にたくさん見られたという水車小屋


2 山口地区の水車小屋 
     インターネットで検索すると古い水車小屋の画像も見られますが
   こちらの水車小屋は最近建て替えられたようで真新しい水車小屋でした


3 デンデラ野
     デンデラ野とはいわゆる姥捨ての地のことです
     昔は還暦を過ぎた老人はデンデラ野に追いやられたそうです
     遠野物語にも蓮台野という言葉で出てきますが
     捨てられた老人も無駄死にする訳ではなくデンデラ野で暮らしながら
   日中は田畑仕事を手伝って食料等を得ていたと記されています


4 デンデラ野からの田園地帯の眺め
   日本の原風景に癒されます


5 カッパ淵
     遠野物語にもカッパのお話がいくつかありますが 
     こちらはとあるお寺さんの裏手にあるカッパが出没する小川だそうです


6 その名もカッパ淵


7 カッパ淵の岸辺にはカッパを祀った祠があります
     お供えはキュウリです
 

8 竹竿にキュウリがぶら下げられています
   カッパが釣れるのでしょうか?


9 宮守川橋梁
     JR釜石線を遠野から花巻に向けて30分ほど進んだところにある鉄道橋です
   1943年竣工とのことですがまさに戦時中
   そのような時代にこのような欧州風のオシャレな橋が造られたことに驚きます

10 旅バイクのNC750Xのトータル燃費は約34㎞/㍑でした
      特に帰路の東北自動車→圏央道→自宅までの450㎞は
      大型車に追従してのんびり流したことから37㎞/㍑を超える好燃費となりました
      以前39㎞/㍑を記録したこともあり ある意味すごいバイクです



長々と続いたバイク旅シリーズはこれで終わりです
全行程約2,100㎞を事故もトラブルもなく無事走破できました
お天気も4日間 大崩れすることなく予定どおりの行動ができました
でも まだまだ見たいところもあり もっとゆっくり回りたい…と
更に旅心が深まるバイク旅でもありました

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