流浪の転勤族のあちこち訪問写真集
◆Rectangular Memories◆
空知の冬景色
前回の記事にも記しましたが 札沼線の終着駅新十津川へは1日3往復しか列車がありません
朝 昼 夜にそれぞれ1往復ずつです
したがって乗り鉄するには行った列車でそのまま折り返すのが最も合理的ですが
同じ列車に乗って 同じ経路を戻るのは ちょっと芸が無く面白味に欠けると思い
少し変わった方法で行くこととしました
地図を見るとよく分かるのですが 札沼線は札幌から見て石狩平野の西側を北進します
一方函館本線は石狩平野の東側を北進します
両線は石狩川を挟んで並んで走っていて 石狩平野が狭まるにつれて徐々に接近してきます
その結果 札沼線の新十津川駅と函館本線の滝川駅との距離は直線で2.5kmほどになります
実際の道程は4km少しありますが 1時間ほどで歩ける距離です
というわけで 往きは函館本線で滝川駅まで行き そこから新十津川駅まで歩き札沼線で帰ることとしました
問題はお天気です
冬の北海道ですので吹雪にでもなれば歩くのは困難ですが 幸いにも青空が広がり 風も無く穏やかなお天気でした
それでも内陸部の冷え込みは厳しく 気温は-10℃ほど 日差しの中を歩いていると それほど寒さを感じませんが
手袋を外すとカメラを持つ手は感覚が無くなってきます
4kmの道程の途中には石狩川とその支流の徳富川を渡りますが 石狩川は一部が凍結し流氷のような状態になっていました
1 国道451号線石狩川橋
2 石狩川
3 徳富川
4 徳富川河川敷
5 新十津川駅
〔K-3Ⅱ/16-85mmF3.5-5.6ED DC WR〕
【撮影カメラについて】
昨年の夏からペンタックスK-3Ⅱを使用しています
どちらかと言えばマイナーですが このカメラを選んだ最大の理由は優れた耐候性です
ボディ レンズともに防塵防滴仕様 耐寒性能は-10℃から保証されています
防塵防滴は最近では特に珍しくありませんが -10℃での動作保証は貴重な存在です
こうした性能が冬の北海道ではとても心強く 安心して屋外に持ち出すことができます
ほかにも機能満載で すべてを使いこなせているわけでは無いので詳しいコメントは控えますが
タフネスで使いやすいカメラです
なお以前から使用してきたα6000もまだ愛用しており
こちらはミラーレスで小型軽量の長所を活かして通勤鞄に入れて持ち歩いたりしています
札沼線終着駅 新十津川
寒さ厳しい1月下旬 JR北海道の札沼線の乗り鉄をしてまいりました
札沼線といっても全国的には知名度が低く 北海道在住者あるいは鉄道ファン以外には馴染みが無いと思います
石狩平野の西側を札幌から北に進み 終点の新十津川までの全長76.5kmのローカル線です
元々札沼線の名称は札幌と石狩沼田を結ぶ路線に由来しますが 昭和40年代に石狩沼田と新十津川の間が廃止され
現在の終着駅は新十津川駅です
したがって路線の名前と実態とが合っておらず 学園都市線などと都会的な愛称が付けられています
ただ学園都市線の名前が似合うのは札幌医療大学駅までで そこから新十津川駅までの間は非電化で
列車の本数も激減し 終着駅新十津川駅では1日3往復しかありません
1日3往復では日常生活の足として機能しません
その結果JR北海道の中でも最も乗客数の少ない路線になっています
廃止されるのも時間の問題との噂もちらほら
そんな危機感もあって 一度は乗っておこうと思い立った訳ですが 同じような発想をする人がいるもので
新十津川駅に到着した列車からはバラバラと乗客が降りてきて ひとしきり駅舎や列車を写真に納めると
また列車に乗り込み 折り返していきました
ほとんどの人たちが50~60才代台とおぼしきオジサンばかりでした
新十津川駅のある新十津川町ですが 北海道にしては らしくない名前です
明治時代に奈良県十津川村の人たちが この地に移り住んで開拓して造られた町だそうです
新十津川町では奈良県十津川村を母村と呼び 町章は十津川村の村章と同じ意匠が使われています
歴史を感じますね
新十津川駅に乗り鉄として訪れたのは初めてですが 夏の期間は何度かバイクで立ち寄っております
冬と夏のそれぞれの写真を掲載します
《2016年1月》
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《2015年7月》
6
《2013年7月》
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9
1-6 〔K-3Ⅱ/16-85mmF3.5-5.6ED DC WR〕
7-9 〔E-PL6/M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6〕
今回 乗り鉄ついでに車窓風景を動画に納めました
手持ち撮影のためブレて少し見づらいところもありますが 新十津川駅から次の下徳富(しもとっぷ)駅までの約7分30秒間
北海道の穀倉地帯の冬景色がたっぷり堪能できます
(いつもお邪魔しているcondorさんの記事に感化され初の動画掲載になります)
〔DSC-RX100M2〕
小樽雪あかりの路
今年で18回目となる小樽の冬のイベント「小樽雪あかりの路」が始まりました
2月14日まで小樽運河と旧手宮線の会場をメインとして 小樽市内各所でアイスキャンドルが灯されます
札幌雪まつりと一部日にちがかぶってますが 静寂で手作り感あふれる小樽も人気があります
初日の2月5日 仕事帰りに寄ってみました
これまで初日は比較的空いていたのですが 今年は初日から大勢の外国人観光客が訪れていました
外国人観光客の増加をここでも実感しました
1 手宮線会場
2 手宮線会場
3 手宮線会場
4 手宮線会場
5 運河会場
6 運河会場
7 運河会場
8 運河会場
9 運河会場
10 運河会場
11 運河会場
〔α6000/E 16-70mm F4 ZA OSS〕