登山帰りに立ち寄った群生地 フジザクラ クマガイソウ

少し季節外れになってしまいましたが 
前回の登山の帰り道に立ち寄って観た少し珍しい花の様子です
登山の後は 温泉にでも浸かって疲れを癒したいところですが
こういうご時世ですので 人が集まる施設は避けて
季節の花を愛でることとしました 

【フジザクラ】
黒岳登山の帰り道に立ち寄りました
富士山麓に多く見られる桜の一種で ソメイヨシノのような大木にならず 
花も小ぶりなので 別名マメザクラとも呼ばれています
山梨県の県花になっているとのことで 少し意外でした
向かった先は 富士吉田市の観光ガイドで紹介されていた 富士山麓の中の茶屋です
茶屋付近の駐車スペースにバイクを停めて カラマツ林に入っていくと
新緑が芽吹き出したカラマツの薄緑の中に控えめに咲くフジザクラが霞のように漂い
幻想的な雰囲気を醸し出し 素晴らしい風景でした
余談ですが フジザクラというと 「富士櫻」という関取を思い出します
破壊力のある突き押し相撲が印象的で 人気力士「麒麟児」との名勝負がありました
そんなわけで 改めて富士櫻関について調べてみたところ 山梨県出身の力士ということで
四股名の由来は県花でもあるフジザクラから来ているのだと理解しました

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【クマガイソウ】
杓子山の帰り道に立ち寄りました
杓子山の様子をいろいろ調べている時に クマガイソウ群生地が西桂町にあることを知りました
クマガイソウについては 毎年お邪魔しているえびね苑で見ることができるのですが
場所が東京都内なので 今年は緊急事態宣言下ということで 
肝心な時期に閉鎖されてしまいました
里山のマイナーなえびね苑で 来園者もまばらなので 感染リスクは低いと思いますが
公営の施設のため 例外は許されないのでしょうね
こちらの群生地は えびね苑のクマガイソウとは桁違いの規模でした
とはいっても最盛期は3万株あったものが 現在は5千株程度まで減少してきているとのこと
地元のボランティア団体により保護活動が行われています

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〔余滴〕
最近 週1回の更新ペースを続けているので 今回が5月最後となります
当ブログを始めたのが 2006年6月で 今月をもって開始以来15年が経過しました
投稿記事は1969件となり 自己満足とはいえ よく続いたものだと思いますが
過去の記事を見て 自分の足跡を思い出すこともでき 便利なので
今のところ やめるという選択肢は自分にはありません
また ごくわずかだとは思いますが こんな自己満足のブログを見てくださる方が 
いらっしゃることも継続意欲になっています
さらに 長きに亘り サイトを提供してくださる運営会社にも感謝しています
利用者の思い出が詰まったサイトを運営するのは大変だとは思いますが
引き続き 末永く提供していただけるように願っています

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コロナ禍と登山

少し前の新聞ですが 昨年の神奈川県における山岳遭難者数が
過去10年間で最多といった記事がありました
北海道 長野県に次いで全国3番目の多さということで びっくりですが
新型コロナウイルスの影響で遠方への旅行を控え
近場の山に登る人が増えたことが背景にあると書かれていました 
近年の登山ブームの影響もあり 山岳遭難は 全体的に増加傾向にあるようですが
それにコロナ禍が拍車をかけた形になったようです
特に60才以上の高齢者で下山中の遭難が多いとのことです 
年齢に関わらず自らの体力に応じた無理のない行動と
万が一を想定した服装や装備を心掛ける必要がありますね

さて そんなことを言っている自分自身も
この4月から 久々に登山を再開しました
動機は まさに新聞記事そのもで みんな考えることは同じですね
かつては頻繁に山に行っていましたが 最近はご無沙汰で
登山らしい登山は 2014年の大雪山系の旭岳以来なので 7年ぶりになります
昔取った杵柄には頼らず 初心者として まずは近場の山で足慣らしを始めました
夏のシーズンに向けて 徐々に標高を上げていきたいと考えています


【黒岳】
復活の最初の山に選んだのは 富士五湖の北側に屏風のように連なる
御坂山地の最高峰の黒岳です
標高は1,793mで この数字だけ見ると 少し手強い気もしますが
かなりの高さまで道路があるので 登る標高差は大したことはありません
今回は標高1,450mの日向坂峠までバイクで上がり そこから山頂を目指しました

1 日向坂峠


2 日向坂峠からは黒岳と釈迦ヶ岳へのアプローチができます
   今回は黒岳方面に進みます


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4 登山道の脇にはカタクリの花が咲いていました


5 黒岳山頂
   約1時間で山頂に到着しました
   山頂からの展望はありません


6 山頂から少し進んだところで視界が開けます
   手前の湖は河口湖です


7 富士山ドアップ



【杓子山】
黒岳の翌週に登りました
標高は1,598mで 山頂からの雄大な富士山ビューが人気の山です
登山ルートはいくつかありますが 常時富士山を見ながら登れる
鳥居地峠→高座山(たかざすやま)→杓子山のルートを選択しました
鳥居地峠の標高は約1,000mで 峠までバイクで上がることができます
そこから山頂までの標高差は約600mですが 途中高座山のピークがあるので
実質的な標高差は もう少しあります

8 鳥居地峠
   通行止の右側に未舗装林道があり 更に標高を稼ぐこともできますが
   大型バイクでは走破困難と判断し ここから徒歩で登ります


9 高座山への登山道
   単調な尾根道ですが 意外と急登で 足がかりが無いためズルズル滑ります
   特に下りは苦労を強いられました
   軽アイゼンを付けるといいとネットに書かれていましたが  みなさん苦労されているようです
   右側の黒い斜面は カヤ場の野焼き跡です


10 高座山山頂付近からの眺め


11 高座山山頂
  杓子山への中間地点です


12 杓子山山頂
  約2時間で到達しました
  広々とした山頂で360度の展望が堪能できます


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14 南アルプスの稜線も見えます


15 富士山ドアップ
  富士吉田口登山道のつづら折りがくっきり見えます


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ヴェルニー公園のバラ 2021

前回の山下公園のバラに続き 横須賀市のヴェルニー公園のバラです
規模は山下公園ほどではありませんが 同じく開放的な臨海公園です
ほぼ毎年 バラシーズンには足を運んでいるお気に入りの公園ですが
昨年の春バラシーズンは 緊急事態宣言のため 訪問できず
その代わり 秋バラシーズンにお邪魔しましたが 
その際は 園内の大規模な工事のため バラ園が縮小されていて
少々期待はずれの結果となりました
今回も 横須賀市は まん延防止等重点措置の対象区域ということで
「混雑している場所や時間を避けて行動すること」になっていますので
来園者が少ない早朝時間帯にお邪魔することとしました

ヴェルニー公園については、これまでに何回か当ブログに登場していますので
改めて詳しく記すことは控えますが
最大の特徴は 海上自衛隊や米海軍の艦船が間近に見られることです
客船を主体とした商業港の風景が横浜の山下公園ならば
こちらの公園の特徴は 対照的な軍港風景ということになります
なお 隣接する商業施設は 昨年春に「Coaska Bayside Stores」が
イオンに替わってリニューアルオープンしました

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山下公園のバラ 2021

みなと横浜を代表する公園 山下公園の「未来のバラ園」のバラが満開です
なぜ「未来のバラ園」なのか横浜市のHP等で調べてみたところ
「古いバラを大切に受け継ぎながらも未来に受け継がれていく新しいスタイルのバラ園」
ということだそうです
横浜には「みなとみらい」という地名や駅名があったりして
「みらい」に対するこだわりがあるようです

そんな未来志向のバラ園ですが
昨年の春は コロナ第1波の緊急事態宣言により閉鎖されてしまい 
生垣越しにしか観賞できませんでした
今年は 例年どおり入場が可能となりましたが
来園者が交錯しないように 園内の通路は一方通行となるなど 若干の制約はあります
それでも十分です ご苦労された関係者の方々に感謝しながら鑑賞させていただきました
来年は もっと素晴らしい未来になるだろうと期待しています


1 「未来のバラ園」の最大の特長は圧倒的な開放感です
   またバラの色や配置と景観のバランスも素晴らしいと思います


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9 東京ならば上野の西郷さん 札幌ならクラーク博士 仙台なら政宗公 高知なら坂本龍馬
   そして横浜なら「赤い靴をはいていた女の子」というくらい象徴的な銅像です
   「未来のバラ園」からは少し離れていますが 女の子の周りでも赤いバラが咲いています
      たしか昨年は見られなかったので 新しく植えられたのではないでしょうか?
    赤い靴に合わせて 赤いバラというのが粋ですね


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幻の牡丹園

東京都町田市の牡丹園です
一年を通して入場できますが 毎年牡丹の花が盛りとなる4月中旬から
ゴールデンウィークの期間は有料になります
今年も4月15日から有料開園が始まりましたが 4月25日の緊急事態宣言発出に伴い
閉鎖となってしまいました
昨年も この時期に緊急事態宣言が発出され その間ずっと閉鎖されていたので
2年連続で無観客ということになりました 
さほど来場者数が多いわけでもなく 広い敷地なので 
園内が激混みすることはないと思いますが
公営施設なので 閉鎖せざるを得ないのでしょうね
関係者にとっては さぞ無念かと思います

今回は有料開園される直前の4月半ばの園内の様子です
まだ牡丹の花は少なめですが ハナモモ シャクナゲ ツツジなどが鮮やかに咲き
有料開園に向けて 関係者がせっせと手入れをしているところでした


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