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栄冠ゼミ (著)、330円(税込) 私立校・中高一貫校生の一学期中間テストの勉強の仕方を紹介
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学校教育や学校の勉強、受験などに関して、
多くの教育関係者が、予言者のように
偉そうなことを言えるのが、勉強、
ここでは『学問』としましょう、
この学問における、絶対原則として、
『できない、わからない』ままで、
先に進めない、できない、わからないことが
壁として立ち塞がるということが挙げられます。
他の物事などにおいては、裏技や発想力、
今までの常識を覆すようなアイディアなどで、
できない、わからないことが突如として、
できるようになったり、わかったりすることが
あります。
学問の分野によっては、あるいは、今最先端で、
『研究』されていること・ものにおいては、
そうした裏技・発想力・アイディアが求められる
ことでしょうが、それは学問を習う最高学府の
大学以降の話であり、そこに至るまでの基礎段階、
土台作りが、高校までの『学校の勉強』ということを
考えると、高校までの『学校の勉強』、そして、
大学に入るための『受験勉強』には、
裏技・発想力・アイディアというよりも、
絶対的な『基礎学力』『基礎知識』が
求められていることがわかると思います。
ですので、できない、わからないことは、
壁として立ち塞がり、そこから先に
進めさせてもらえないということになります。
この点において、よく議論が
すり替えられてしまいます。
『学校の勉強は社会に出て役立たない』と
結論付けたがる方が多いですが、
そもそも、『高校までの学校の勉強』は
大学以降に習う・学ぶ、そして研究・発展
させるべき学問へと進むために
必要なこと・ものであるということです。
もちろん、『ソレ』だけじゃ、
社会に出て役立たないので、
（正確には役立つこともありますが）
『ソレ』以外にも情操教育や生活するうえで
必要な情報や技術、人生を豊かにするための
文化的活動、興味を拡げる教育“も”
受けている、やっていることになります。
美術学校や音楽学校などの
一部の特殊な学校を除き、
高校・大学に進学するために
必要な勉強は、主要科目と言われる、
数学、理科、国語、社会、英語と
なります。
大学になると、もう少し詳細な専門科目を
選ぶことも出来ますが、少なくとも、
高校卒業するまでは、これら主要科目に
おいて、『できる、わかっている』ことが、
高校・大学に進学するための条件となります。
受験においては、その条件の度合い、
つまり難易度によって、学校のレベルを
選べることになりますが、受験無く
高校・大学に進学出来る
私立校・中高一貫校の場合、
最終的な「選択肢」、学部学科や、
他校への受験、指定校推薦などを
比較的多岐に渡って、また、楽に
選択することが出来る権利を得る
機会があると言えます。
冒頭から長くなりましたが、
このことから、高校までの
『学校の勉強』で、できない、
わからないままで、どうなっていくか、
そして、私立校・中高一貫校の場合、
高校・大学への進学条件が、
複雑でありながらも、時間と機会が
限られている（有限回しかない）ことから、
いつまでに、どのくらいの学力、
勉強の理解度、なによりも『結果』
＝成績が必要か、『予言』出来ることに
なります。
学生、そして、親御さんは、その経験を
一生に一度しか経験しないため、
教育関係者の予言めいたことを、
宣伝の脅し文句と捉えられるのだと思いますが、
塾や予備校、家庭教師の言っていること、
もちろん、こう書いている私の言うことは、
大げさに煽って、注意喚起しているだけの
ことが多いです。
しかし、『学校の先生』が
言っていることは、“毎年”、
残念な結果になっていく方を、
経験上『見続けて』きている上での、
忠告となりますので、ほぼ予言と
言えます。
しかも、昨今は膨大の記録のデータ化が
進んできているため、傾向も感じ取れるものと
なっていると思われますので、学校の先生は、
今までの経験、勘と、データ・傾向をもとに、
確信めいたものを感じていると思われます。
その学校の先生に、一学期から
呼び出し・面談となる、あるいは
成績１・２という審査・評価を
受けるということがいかなるものか、
お分かりになると思います。
ここから先は、先ほど書いたように、
大げさに宣伝の脅し文句を言っている私の
予言となりますが、来月の今頃、あるいは、
再来月の上旬に、多くの私立校・中高一貫校生、
特に新入生は、私立校・中高一貫校での
中学・高校の、『洗礼』を受けることに
なります。
おそらく、自分が思っていた以上に
テストで点数が取れず、または、
勉強しないでも、ソコソコの点数が
取れたと、喜び、サボり始める、
となると思います。
これは、塾で週に１・２回、
１・２時間の授業での学力、やる気や、
雑談の中から垣間見れる学校生活、
私生活を、毎年、数年、百数人に
渡って見てきた経験上の、感覚的な
予言です。
ほとんどの方は、それでも大丈夫、
何とかなっていきますが、要領の悪い方、
勉強以外のことに熱中、または逃げる方は、
そこから下降していきます。
下降の度合い、そして基礎学力の低下、
基礎知識の抜けの度合いは、個々人で
異なってきますが、そこから問題になって
くるのは、浮上するタイミングや軌道修正
するために必要な期間・時間、学力などもまた、
個々人でかなり異なるため、どうしたら、
どうなったら、問題無いとなるかは、
一概に言えず、対応が難しいことです。
一番良いのは、“そう”ならないように、
対応していくことですが、残念ながら、
そうなっていく方は、親御さんも含めて、
『現状』の生活、これは主に部活動や
習い事、スマホ所持などを、『変える』
つもりが一切なく、それ以外の何かを
変えた、あるいは追加したことで、
免罪符とされることが多いです。
これは、上記した、学校の先生の予言、
呼び出し・面談となること、成績１・２という
審査・評価をつけられることを甘く、軽く
見積もっており、その変えた・追加したことを
見ていない先生からすれば、『相変わらず』
『変える、変わるつもりはない』と、
見られることになります。
その上で、二学期以降、二学年以降と、
『同じ結果を続けている』ことは、
もう進級・進学する意思はないのだろうと、
思われかねません。
初めてのことで、
なってみないとわからないことで、
そこまで気を付けることができないと、
失礼ながら、親御さんも思われることでしょうが、
以前にも厳しく書きましたように、
初めてのことだろうが、
なってみないとわからないことだろうが、
期間・時間は過ぎていき、（挽回する）機会は
無くなっていき、『結果』は『記録』され
続けることになります。
そして、締め切りとなる三年次二学期、
あるいは、一学期、それよりも前の三年次に
上がる段階で、進級・進学出来ないことが、
数字上、決定します。
そうなってからは、もう手の打ちようが
ありませんので、気を付けて下さい。
さらに昨今は、そうなってからの
基礎学力、知識が問題になっています。
とても、私立校・中高一貫校に
通っていたとは思えないほどの
学力低下となっており、受験は
もちろんのこと、その後の学業復帰も
厳しく難しくなっていくことがあります。
ここまで追い込まれることになる方は、
ごくごく稀なことではありますが、
そうなった時、ここに書いていること以上に、
苦しむことになると思います。
一学期から、うるさい危機感を
煽らせて頂きましたが、私立校・中高一貫校で、
それも受験無く高校・大学に内部進学していくと
いうことが、その権利を得ることが、どれほどの
ものであるか、少しは慎重に、そして大事に
考えることが出来たかと思います。
昨今は、ほとんどの方は内部進学出来ます。
しかし、出来なかった時、そこからの
人生、生活は一変することになることを、
よく考えた上で、一つ一つのことを、
結果を判断し、決断し、対応していく
ことをオススメします。
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