N試作場

ジャンルにとらわれず、新しい組み合わせ、おもしろいことを考えていきます。

文体練習32 「お好み焼き屋」

2013年01月13日 | 文体練習
[ お昼休み。新しくオープンしたお店を見つける佐藤と平田 ]



佐藤   おっ、お好み焼か

平田   いいですね。 入ってみましょう


 *  *  *  *  *


店員   いらっしゃいマセ

平田   え~と、お好み焼ください

店員   ありません

平田   え、焼きそばとか、たこ焼とかは?

店員   ありません

佐藤   じゃ、何があるの?

店員   「 海鮮丼 」 と 「 たらこ丼 」 と 「 釜揚げシラス丼 」です

平田   市場の朝ごはんかよ

店員   あ、あと日替わり定食は 「 中華丼 」 か 「 天丼 」

平田   どんぶり専門店かよ!

佐藤   なんだぁ、お好み焼ないのか~。 平田くん、どうする?

店員   あ、チヂミならあるよ

後ろを振り返り、大声で厨房へ声を掛ける店員

店員   おかあさ~ん、昨日の晩ごはんの残り、冷蔵庫に入ってたよね?

佐藤   (苦笑して) 晩ごはんの残りって何だい。 じゃあ、俺は海鮮丼でいいや

平田   じゃ、チヂミ

佐藤   えっ、食べるの?


 *  *  *  *  *


食べ終わり会計をする佐藤


店員   ありがとうごじゃいました

佐藤   はいどうも


店を出る二人


平田   ごちそうさまでした

佐藤   いやいや。 でも、海鮮丼、意外とウマかったよ

平田   そうなんですか

佐藤   チヂミは?

平田   まずかった。 ナンかと思った



佐藤   え~、まずいの!


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