N試作場

ジャンルにとらわれず、新しい組み合わせ、おもしろいことを考えていきます。

文体練習36 「 顧客接点」

2013年01月17日 | 文体練習
[ 外資系スーパーのレジに並んでいる夫婦。前の客(おばあさん)がレジの店員と会話している ]

   大晦日からずっと寝てたよ

店員   やだ~、体には気をつけてね

   少し歩かなきゃね

店員   そうだね。 本当に元気でね



 *  *  *  *  *  *



[ 買い物を終え、帰る道すがら話をする夫婦 ]

   いやー、さすがだな


   なにが?


   あの店の顧客対応さ。低価格だけじゃないね


   ああ


   形式ばらず、お客さんとの「フレンドリーな関係」を目指している。
    企業の狙いとして顧客接点である店舗で「おもてなし」をしているんだね。
    そのあたり、かなり現場の裁量に任されていると思うよ

    一見なれなれしいように見えるかもしれない。かもしれないけど、
    高齢者なんかは、あのくらいの距離感がいいんだよ

    なんて言うかなー、ひと昔前の商店街のお店というかさ、
    『サザエさん』で言えば三河屋の三平さんみたいなさ
    あんな感じでやってれば高齢者のリピーターが増えるだろうな


   


   ……


   ブランド戦略だね。 戦略的にやっている個別対応だよ。 すごいね
    お客さんが何を求めているかは個人個人違うし、
    一律にマニュアルでコントロールできないでしょ?
    恐らく、ザッポスとかああいうの相当研究してると思うよ


   あの二人、知ってる。 親戚だよ


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