岸田首相は総裁選出馬当時「聞く力」を前面に出し国民に寄り添う姿勢を鮮明にしていた。
車座会議の様子などもよく目にしたものだ。
ただ最近は「聞く力」はともかくとして「説明する力」が欠如しているのではないかと思うようになった。
例の安倍元首相の国葬儀実施に当たっては国民の多くが疑問視している中、首相は気で花をくくったような説明を繰り返すだけだった。
防衛費の増税負担については防衛装備の中身の説明以前に費用が提示されたことについて強い違和感を持った。
元々防衛費については「数字ありきではなく中身を十分吟味しながら」とされていたがこの原則はどっかに吹っ飛んでしまった。
米バイデン大統領にお土産を持参したかったのかもしれないが国民をないがしろにした事実は厳然として残る。
さらに「異次元の少子化対策」との発言はあったがまだその具体的な政策については何の説明もない。
少子化担当大臣が説明するの言うのなら早くさせたらいい。
まだ中身について検討中ということであれば「異次元」などと期待を持たせるよう言葉を安易に用いるべきではない。
もっと「説明する力」「納得を得る力」を考え直さないと今の地位も長くは続かないと思う。
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