石破首相の突然の退陣表明から2夜が明けた。
マスメディアの報じるところによれば早速自民党内部で後継者を巡って様々な蠢きが見られるようになったということだ。
しかし後継候補者はいかほど自民党の置かれている状況を熟知しているのだろうか、と思うことがある。
言うまでもなく自民党は5年前、10年前の環境とは天地の違いがある。
何時だったか、国会における党首討論で石破首相が立憲・野田首相の政策の協働策定呼びかけに関し「おっしゃる通りにします」と返した。
筆者は当たり前のことと受け止めたのだが議場で一瞬軽いどよめきがあったことを覚えている。
「エッ、マジかよ」自民党席でそんな空気が流れたのだ。
自民党は未だに「解党的出直し」の意味もその苦しさも分かっていないのだ。
自民党は今までの政策の継続は望むべくもない。
後継候補者はその辺りをどの程度理解しているのか、つい疑ってしまう。
後継候補者はかっての自民党政策の譲歩幅をどう見積もっているのか、連立(それが難しければ部分連合)のパートナーとして誰を考えているのか、等々早速回答を求められよう。
またしてもモタモタするようなら今度こそ自民党の終焉、もしくは分裂というになるのではないか。
もう残された時間は少いが火中の栗を拾うその覚悟はあるんだろうねぇ。
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