マッシーの日本寸評

「日本を少しでもいい国に、住みやすい社会に」との思いから政治、経済、時事問題を感性の赴くまま自由に批評します。

停戦協議の行方に思う

2022-03-31 10:32:19 | 国際問題
ロシア・ウクライナ間の停戦協議が断続的に行われているがその落着先はなかなか見えてこない。
一部に「歩み寄れる見通しがついた」というような楽観的な報道も見られるが筆者は全く見解を異にする。
もともと双方の要求内容に差があり過ぎる。
「とりあえず停戦を」という気持ちは分かるがあくまでゴールは停戦ではなく終戦でなくてはいけない。
ウクライナ側の自主独立は譲れないだろうしロシア側だってそれを認めたら何のためにここまで戦火を拡大したのか分からなくなってくる。
それにしても以前にもこのブログで記したがプーチン氏はやり過ぎてしまった。
焦土と化した市街の復興や400万人を超えた越境避難民をどう扱うか、どのように帰還させるのか、直ちに停戦するといっても戦後処理の見通しが全く立っていないのである。
ウクライナによる自主再建が可能なのだろうか。
答えはNoだ。
ロシアだって国土破壊の責任を取って生活環境をもとに戻すなんていう選択肢はないだろう、とにかく経済制裁への対応で手一杯なのだから。
結局米国・EU(場合によっては中国も交え)が手を携え仲介・支援する以外に解決はないのではないか、長き年月を要するかもしれないが。


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