3日連続でEV関連テーマになるが日産が台湾・鴻海とEV生産について協議しているということだ。
この話は一見したところWin -Win の関係でよさげである。
日産にとっては追浜工場の有効利用で存続の道筋が見えてくる。
鴻海にとっても日産の製造技術がそのまま活かせるのは悪くない。
トランプ大統領の関税政策が気になるがEV市場は米国だけではないからねぇ。一つ気になるのは一昨日の当コラムで取り上げた日産の中国・広州との関連だ。日産は自前のEVと鴻海ブランドのEVをどうすみ分けていくのか。
技術生産シナジーをどう求めていくのか。
鴻海はなかなかの交渉相手だ。
ウカウカしているとおいしい汁をとことん吸い取られかねない。
鴻海との協業は上手くいったが中国・広州ビジネスはサッパリ、なんて日産の本意ではないだろう。
一昨日も記したところだが日産は本プロジェクトを包含した全社最適プランをもう一度チェックすることが必要になるのではないか。