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北原みのり「BBCが報じた日本の“恥”」 "問題にしないと全ての男性が同じだと思われる”

2018-07-15 03:11:08 | 社会
https://www.msn.com/ja-jp/news/opinion/北原みのり「bbcが報じた日本の“恥”」/ar-AAA3n4y?ocid=spartandhp#page=2 2018/07/14
 作家・北原みのり氏の週刊朝日連載「ニッポンスッポンポンNEO」。今回は、「日本の性差別」について。
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 英BBCが「日本の隠された恥」というタイトルで、性暴力被害を実名で告発した伊藤詩織さんのドキュメンタリーを放映した。日本社会がいかに女性を差別し、いかに女性に沈黙を強いているか。詩織さんの事件に焦点を置くことで、この国の「恥」が次々と暴かれていく内容だった。

 冒頭、二次元エロに溢れている街が映し出された。コンビニのポルノをはじめ、ありとあらゆる性的サービスの情報が簡単に手に入る私たちの日常の景色は、「外国」のカメラを通せば相当に「異常」なことが伝わってくる。女がモノ化され、幼い頃から痴漢被害にあう性差別社会。この国に生きる女が、性暴力と無関係であり続けることは、ほぼ不可能であることを、「外国」の目、そして詩織さんの言葉は、私たちに伝える。

 自民党の杉田水脈議員がインタビューに応じ、「差別やセクハラの体験ありますか?」との質問に、「社会に生きてれば、山ほどありますよ」「それはそういうものかな~と思って」「きっちり断るのも(社会で生きる女の)スキルのうち」と声をあげ笑っていた。自民党の議員自ら、この社会に性差別が山ほどあると認めた上で「そういうものかな~」と微笑む無能さは、かなりインパクトのある映像だった。

 また杉田氏は「(詩織さんには)女性としての落ち度がある」と明言した。この発言にはじわじわと批判が集まりつつあるが、「(セクハラ告発された)福田に人権はないのか!」と叫んだ麻生氏と全く同じ思考だ。それでも同じことを女が言うと、何故だろう、直視できないほど哀れに見える。杉田氏が座っているのは、性差別に無痛になり、男社会に過剰に媚びることで得られた地位だ。そのような席で輝く女を男社会が求める限り、杉田的女の生き方は過去にはならないだろう。

 この国の司法は、山口氏を不起訴にした。刑事司法で彼が裁かれることはない。杉田氏も「日本の司法が下した判断に疑いを持つことは司法への侮辱」と言っていたが、「司法が不起訴にしたのだから加害男性には触れない」という態度を取るメディア関係者も少なくない。だけれどそもそも、性暴力を裁く司法そのものが、女性の人権とかけ離れた古く硬直した制度と化していることが問題なのだと、BBCの番組は私たちに突きつけた。

 タイトルの「恥」という言葉は、とても強い。だけれど一番の「恥」は、私たちが決してこの「恥」を隠してなどこなかったことだろう。そう、私たちは隠してなど、こなかった。「恥」であるとも認識していなかった。
「恥」を与えられるのは常に女性だ。性暴力を受けた女性、性産業にいる女性、声をあげた女性。女たちに恥を強いる一方、加害者や買春者は性欲に突き動かされる自然現象のように描かれてきた。そのことを恥とも思わずに。

 詩織さんがあげた声に、日本社会は真摯に応答できずにいる。恥ではなく、それはもう既に罪なのだと思う。※週刊朝日  2018年7月20日号

感想
また杉田氏は「(詩織さんには)女性としての落ち度がある」と明言した。
いじめで自殺した子どもがいたら、それはいじめられる側にも責任があると言っているのと同じではないでしょうか?
子どもの性格には関係なく、いじめ自体が問題なのです。

女性が男性と一緒に食事する。
それが問題なのでしょうか?
山口氏は睡眠薬を用いたとも言われています。
ドラッグレイプです。
そんな卑劣なことをしていて、何も処罰されない国、日本は法治国家でしょうか?
男性がこのことを問題視しないと、日本の男子がそう思われてしまいます。
やはり問題だと声をあげることでしょう。

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