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「最強脳 『スマホ脳』ハンセン先生の特別授業」アンデシュ・ハンセン著 ”運動が脳を活発化させる”

2023-05-22 00:24:00 | 本の紹介
・実は、この本の結論は一言で言えてしまいます。
 運動をしよう――そうすれば脳は確実に強くなる。

・脳にはどんどん変わっていける力があるという発見です。そこに運動が関係してくるのです。

・運動することでより多くのシグナルが(脳に)送られ、正しい指令が正しい場所に届くことで、脳が効率良く機能するようになるのです。

・ドーパミンの仕事のひとつに、「何に注目し、集中すればいいのかを教えてくれる」というものがあります。好きなことをすると、例えば美味しいものを食べたり、友達と会ったりすると、ドーパミンの量が増えて幸せな気分になり、満足を感じます。つまり自分にとって良いことをすると、脳が「ごほうび」をくれるのです。
 人間は食べなければ死んでしまいます。だから脳は、私たちが何かを食べる度にぼほうび、つまりドーパミンを出してくれるのです。

・とはいえ、まったく無駄なことをやってしまうこともある・・・とも思いませんか? 例えば何時間もスマホをいじったりというようなことです。例えば何時間もスマホをいじったりというようなことです。本当は他にやらなければいけないことがいくらでもあるというのに。しかし、これもドーパミンのせいなのです。SNSで「いいね!」がつく度に、小さなドーパミンのごほうびがもらえてしまうからです。

・人をとりこにしてしまう様々な種類の薬物や、タバコに入っているニコチンなど、人間が依存してしまうドラッグのほとんどがドーパミンのレベルを上げてしまいます。体に良いことを何もしていないのに上げてしまうのです。ドラッグは体にも脳にも大きな悪影響があります。特に、長い期間とり続けると危険です。SNSにしてもドラッグにしても、脳が昔のまま進化していないために私たちは夢中になってしまうのです。

・うつにも運動やエクササイズが非常に良く効くことがはっきりと分かっています。とはいえ、うつになった時はなかなか運動したい気持ちにはならないかもしれません。
 最近ずっと気分がしずんだままで、運動もしたくないと感じる人は、誰か信用出来る相手にそのことを話してみて下さい。うつに対するサポートは色々ありますが、自分でサポートを受けに行く気力はないことも多いでしょう。だからまずは誰かに相談してみるのが良いと思います。

・アメリカで3,000人以上の子供や若者がどのくらい運動しているかを25年にわたって調べたものがあります。その間に様々なテストを行いました。
その結果、集中力が必要なテストで最も成績が良かったのは、運動をしている子供や若者でした。最も悪かったのは座っている時間が長い子、さらにテレビを3時間以上見ている子たちでした。これはスマホが登場する前の研究ですが、ユーチューブを見続けるのにも同じ影響があるようです。

1970年代にウォルター・ミッシェルという心理学者の教授が行った実験で、教授は子どもたちの目の前にマシュマロを1個置きました。
 それからこう言って部屋を出たのです。「おじさんが戻ってくるまでマシュマロを食べるのをがまん出来たら、もう1個あげるからね」・・・
 平均して3分ほど待つことが出来ました。しかしほとんどの子がそれ以上は我慢できませんでした。ただし、何人かは15分待つことが出来て、ごほうびにもう1個マシュマロをもらえたのです。・・・ 
この実験には続きがあります。16年後と18年後、さらに30年後にも追跡調査が行われたのです。4歳の時にマシュマロをがまん出来なかった子に比べて親からの評価が高く、大学入試の点数が高く、大人になった時の収入も高かったそうです。この「ごほうびを我慢して先延ばしに出来る能力」は前頭葉の発達に関係していると言われています。

・ADHDが進化の中で残った理由
その(人が狩りをしていた)時代は生きのびるために様々なタイプの人が必要でしたし、今までもそうです。みんな同じではない方が人類全体にとっても良いことなのです。


・スウェーデンのブンケフローという町の小学校で、対学年の何クラスかは週2回ではなく毎日体育の授業をすることにしました。その結果、生徒たちはもちろん運動が上手になりましたが、週に2回しか体育の授業のないクラスの生徒と比べて、国語の成績も上がったのです。しかも効果は長く続いたようです。

・3つの大切な点を覚えていて下さい。
1)脳の成長は止まることがない。脳はいつでも変えられるし、成長させられます。
2)脳を助ける一番良い方法は運動です。
3)普段からスポーツをしていなくてもいいし、運動が得意でなくてもかまわないのです。脳はどんな運動をしているかは気にしません。ともかく運動さえすればいいのです。

感想
 認知症防止には歩くこと、指先を動かすことも効果があると言われています。
またうつ病の回復にも散歩が良いと言われています。
ところが、それが分かっていてもなかなかできないのですが。
卵が先か鶏が先かになります。
ちょっと歩くと変わるのですが。
”身心一如”、その通りだと思います。

マシュマロ効果は、今はその後の研究でそれは限定的と言われているようです。
子どもの環境(裕福とか)が待てるかどうかに影響しているそうです。

ゲームにのめり込むのは、ごほうび(ドーパミン)に支配されているからのようです。
自分の生活が壊れない程度に楽しむのは良いのですが、ゲームやスマホにのめり込んで生活に支障をきたしてしまう人も多くいるようです。
先ずは睡眠不足。それによって体調が悪くなる。仕事でのミスが増える。
そこで起きるトラブルに悩まされるなど悪循環に陥るようです。
ゲームを楽しんでリラックスなどや気分転換に活用するとそれは自分がゲームをコントロールしていることになります。
ゲームをずーっとしているとゲーム脳になってしまって生活に支障をきたすようです。

ネットで囲碁の対局が出来るようになりました。
前は朝の5時くらいまでしてしまうことがよくあり、ゲームや勝負ごとにのめり込むほうなので、これではいけないと思い、ネットでの囲碁対局は止めました。
そして囲碁はコンピューターと時たま対局して気分転換に活用しています。
その時間は囲碁以外のことは考えないからです。
何か悩み事があるとそれが頭から離れません。
忘れようとすればするほど頭に残ります。
ところが囲碁やっているとその期間そのことを忘れています。
それが脳を休めていることにもなるのだと思います。
人はどうしてもホルモンに支配されます。
できればホルモンを支配(コントロール)するように生きられたらと思います。

この本を読みあらためてできるだけ歩こうと思いました。
コロナで前より出かけることが減ったので、意識しないと歩くことが減ってしまいました。


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