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担当者が行ったとの記事ですが、担当者の上司や工場長は気付いていなかったのでしょう?
これは担当者だけでなく、工場長の責任だと思います。
担当者の上司や工場長へのインタビュー記事もお願いしたいです。
グリコマニュファクチャリングジャパン株式会社からの水質測定結果の書き換え等に関する報告について(千葉県) https://www.pref.chiba.lg.jp/suiho/press/2022/sokuteikekka20230307.html
千葉県は7日、大手菓子メーカー「江崎グリコ」(大阪市西淀川区)の子会社「グリコマニュファクチャリングジャパン」(同)の千葉工場(野田市)が2019年以降、水質汚濁防止法の基準を超える窒素やリンを含んだ排水を工場外に排出し、数値が基準内に収まるように改ざんしたデータを県に報告していたと発表した。
同社の白石浩荘社長は同日、県庁で記者会見し、「県民の方々にご迷惑をお掛けして申し訳ない」と謝罪した。
県や同社によると、工場ではアイスクリームを製造。19年5月~22年12月に1日に許容される汚濁総量や排水基準を超えたケースが、窒素で38件、リンで12件の計50件確認された。排水は江戸川支流の座生(ざおう)川に流されたが、人体に悪影響はないという。
一方、基準値を超えた50件を含む97件で記録が改ざんされていた。同社は改ざんの理由を「担当者が社内で改善指示を受け、業務量が増えることに抵抗があったため」と説明。県は基準内に収まっていたデータも改ざんしたのは、数値のつじつまを合わせるためだったとみている。
県によると、2月23日に同工場の排水処理施設から未処理水があふれる事故が発生。同社が過去の水質分析結果を確認したところ、基準超過や改ざんが見つかり、今月6日に県に報告した。【石川勝義】
感想;
データを担当者任せにして、確認する仕組みがなかったのでしょう。
それと会社の文化として、それを担当者がしてしまうプレッシャーもあったのかもしれません。
これだけのデータの改ざんは一人ではできません。
グリコのコンプライアンスの仕組みは結果として機能していなかったようです。
今一度、見直しをされ、改善されることです。
担当者のせいにせず、経営者の考え方に問題があったと認識していただきたいです。
違法なことをしたお菓子を安心して摂ることができません。
コンプライアンスに関する基本的な考え方
Glicoグループは、ビジネス上の競争力を維持・強化するためだけでなく、企業としての持続可能性(サステナビリティ)向上を通じて社会を支えていくために、法令や会社のルール、倫理や道徳といった社会規範を守る「コンプライアンス」が必要不可欠と考え、その実現に真摯に取り組んでいきます。
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個人情報保護関連活動
昨今の各国地域における個人情報保護法令の厳格化に対応すべく、国内外のGlicoグループ企業を対象としたプライバシーポリシーの再整備を2019年度から開始しており、2022年度中に完了予定です。
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