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岸田首相、安倍元首相「茨城6区」応援演説に「日当5000円」でサクラ動員…公選法違反の可能性も ”お金も動いていた?”

2021-11-08 09:22:55 | 社会
https://news.yahoo.co.jp/articles/a24ee357ff9da646e0c7a6a107ae4af39df6416a 11/8(月) 6:00 SmartFLASH
国光議員は医師。コロナ対策や、「子ども食堂を国でやりたい」と訴えていた

「私は、総裁選で医療難民ゼロの政策を打ち出したが、こういう政策は、国光さんの思いが詰まったものばかりだ!」

【証拠文書入手】日当を「5000円/人」と明記…支援団体が茨城県内の支部に送付した募集文書

 10月26日火曜日、14時。岸田文雄首相(64)がこう叫んだとき、つくば駅前の広場は、最高潮の盛り上がりを見せた。茨城6区から衆院選に立候補し、当選した自民党の国光文乃衆院議員(42)のアピールポイントに、岸田首相が言及したからだ。

 この応援演説のおかげもあってか、国光議員は次点に1万2000票差をつける12万5000票あまりを集めて勝利した。取材した政治ジャーナリストの宮崎信行氏が語る。

「茨城6区は、もともと岸田首相が会長を務める宏池会の元共同代表・丹羽雄哉氏の選挙区でした。丹羽氏の公募後継者が国光氏で、聴衆の期待も大きいと感じました」

 岸田首相にとっても、自派閥に属する国光議員にかける期待は大きい。首相の茨城6区入りは、4日も前の10月22日に情報解禁され、国光議員もツイッターなどで大々的に告知をしていた。

 岸田首相の応援演説に集まった聴衆は、自民党関係者が国光議員の事務所に聞いたところによると、約3000人。就任間もない新首相の人気……と思いきや、宮崎氏が目撃した光景は異様なものだった。

「街宣車の近くにいる人は多くがスーツ姿で、手に幟を持っていたのです。多くが『茨城県食と農と水政治連盟(茨城県農政連)』の人たちで、ほかにも『茨城県自動車整備振興会』の方や、行政書士の団体も参加していました」

 ある自民党ベテラン秘書が打ち明ける。

「こうした団体が幟を立てるのは、自分たちはちゃんと “動員” していますよ、とアピールするためなんです」

 選挙の際、政党の街頭演説などに、支援団体が動員をかけることは多い。団体は支部や加盟企業に動員数を割り振り、ノルマを課すこともある。だからか、こんな光景も……。

「国光議員の演説中にも、幟を持った2人の若者が『このあとどこか行こうよ』としゃべったり、経済政策にツッコんだりしていました」(宮崎氏)

 この日、動員された聴衆のなかには、“お金目的” だったと語る人もいた。

「私が演説会場に足を運んだのは、聴衆として話を聞くだけで、5000円の日当が出ると聞いたからです。街頭演説が一時間足らずで終わると、用意されていた領収書に名前と住所を書かされ、現金を渡されました。宛名の欄には何も書かれていませんでした。こんなことでお金をもらっていいのか、不安になりましたね」

 本誌は、茨城県運輸政策研究会が、石岡や土浦など、県内の各支部に送った文書を入手。同研究会の会長は県内の物流会社の経営者で、業界団体である茨城県トラック協会の会長などを兼任している。いずれも自民党の支持団体だ。

 先のベテラン秘書は、「支援団体が動員をかけることはあっても、ふつうは日当など支払いません」と言う。

 だが、本誌がある会社経営者から入手した領収書の日付は、岸田首相の応援演説の翌27日で、つくば市ではなく石岡市での「国光あやの衆議院議員街頭演説日当」という名目になっている。これは、安倍晋三元首相が応援演説をおこなった日で、日当の支払いが常態化していることが疑われる。

 有権者への日当の支払いは選挙違反ではないのか、政治資金に詳しい神戸学院大学・上脇博之教授が語る。

「もし、この日当の資金が議員やその政治団体から出ていて、受け取ったのが国光議員の選挙区内の人であれば、公職選挙法違反の『寄付』にあたる可能性があります」

 一方、資金が運輸政策研究会から出ていた場合はどうか。

「支援団体であるこの研究会から資金が出ているなら、違法な『寄付』と認定するのは難しいでしょう。しかし、文書は『関係支部長各位』宛てで、国光候補を『推薦者』と記載しており、研究会ぐるみで国光候補を支援していることがわかります。つまり、研究会が『選挙運動』をしていると解釈できます。

 投票を期待して日当を支払った場合は『投票買収』、街頭演説会を盛り上げるために日当を払って観客を動員し、拍手や声援をおこなわせた場合は『運動買収』となり、いずれも公選法違反の可能性があります」(同前)

 宮崎氏はこう推測する。

「各団体に課せられたノルマを、動員力の低い運輸政策研究会は果たせないと考え、不用意に日当などを記載した文書を拡散してしまったのではないでしょうか」

 この件について、国光事務所に問い合わせたところ、「ご質問の内容については、まったく承知しておりませんので、コメントは差し控えます」と回答があった。一方、県運輸政策研究会は、「コメントは差し控えさせていただきます」との回答だった。

 少選挙区で国光議員に敗れ、比例で復活当選した青山大人議員(42・立憲民主党)に、国光議員の演説の際、聴衆に日当が支払われていたことを知っていたかを問い合わせた。

「私もスタッフも把握しておりませんでした。その話が事実であれば、“選挙の公正” という民主主義の根幹を揺るがすもので、憤りを感じます」

 岸田首相に声援を送っていた聴衆は、日当で雇われたサクラだった。総選挙もハリボテの勝利だと言わざるを得ない。

感想
領収証があるなら、事実関係を明確にすることが、潔白を証明することになるのですが・・・。
国光議員は、TVの各党のコロナ対策の座談会で「PCR検査を広げることは問題だ」と発言されていました。

当時の国の政策に反対できなかったのか、それとも本当にそう思われていたのかはわかりませんが。
どちらにせよ、PCR検査体制は見直しされ、拡大されるようです。

無症状でも無料でPCR検査…「第6波」に備え、軽症者の待機施設も準備へ ”ようやく諸外国のレベルに!”

「積極的疫学調査」にこだわった厚労省・医系技官の罪~上昌広氏に聞く ”医系技官の罪、それを認めた首相の罪”

2021-11-08 08:45:45 | 新型コロナウイルス
コロナ対策徹底批判【第二部】~上昌広・医療ガバナンス研究所理事長インタビュー⑥
佐藤章 ジャーナリスト 元朝日新聞記者 五月書房新社編集委員会委員長
https://webronza.asahi.com/politics/articles/2021110700001.html 論座 2021年11月07日


 日本に新型コロナウイルスが入ってきた昨年(2020年)1月、厚生労働省・医系技官は決定的に間違った対応をしてしまった。国際的な医学誌が無症状感染者の存在を報じる記事を掲載したのに、それに基づく対応をしなかった。

 無症状感染者が存在するのであれば、感染者の点と点を線で結ぶ感染症法の「積極的疫学調査」では、コロナ感染者の全体は掴めない。地引網的なPCR検査で全体を一挙にさらわない限り、感染者をあちこちに取り逃がしてしまう。

 ところが驚くべきことに、日本では最初に間違えたPCR検査のあり方を改めることなく、いまだに続けている。なぜこのような事態が続いているのか。連載企画「コロナ対策徹底批判」では上昌広・医療ガバナンス研究所理事長へのインタビューを通じて考えてきた。今回は、間違ったコロナ対策の背景にある厚労省・医系技官という存在、官僚のあり方にまで考察が及んでいく。

拡大インタビューにこたえる上昌広・医療ガバナンス研究所理事長
医系技官という存在
――無症状感染者の存在については、昨年1月24日に英国の医学誌『ランセット』が香港大学の研究チームの報告を掲載することによって全世界の関係者に通知・警告しました。

しかし、日本のコロナウイルス対策担当部署である厚労省健康局の結核感染症課は、感染症法に基づく積極的疫学調査の体制を変えませんでした。帰国者とその濃厚接触者だけを追うようなPCR検査体制はまったく意味がない対策なのですが……。

 さらにその6日後の1月30日には中国・武漢からの帰国者に無症状感染者がいることがわかり、結核感染症課の日下英司課長は記者会見を開きます。本来なら、この段階で当時の加藤勝信厚労大臣に相談し、感染症法を改正するか、超法規的な対応措置を採るかしなければいけなかった。まずPCR検査の体制を抜本的に変え、次に病院ではなくてホテルなどでの隔離を進めるという方に対策を転換するように進言しなければならなかったんです。なぜ、そうしなかったのか。日下さんをはじめとする厚労省・医系技官の大失敗ではないですか。

 黒ペンを持つ、つまり原案を書くのは医系技官ですから、素人の政治家の選択肢としてはそれをやるしかないわけです。日本の場合、メディアが医療行政の間違いを指摘したりチェックしたりしませんから、政治家は何もわからないわけです。

――厚労省の医系技官はなぜ対策を転換するように進言しなかったのでしょうか。

 最初はわからなかったんだと思います。これはある意味仕方ない。そして次に面倒だからです。


――武漢からの帰国者の中に無症状感染者がいることがわかり、記者会見まで開いている。であれば、「これはやばい。隔離のあり方を考えなければ、病院がパンクして医療崩壊を起こしてしまう」と考えるのが普通です。大臣に相談するしかないとなりますよね。
もちろん、その前に“医系技官ピラミッド”のラインで対策を練るでしょうが、最終的にはそういう動きにならざるをえないと思いますが……。

 日本独特の「医系技官」の問題は、世界的にも珍しい「抑制されてしまったPCR検査問題」をメインテーマとする第5部で詳しく掘り下げるが、ここで概略的に触れておく。

 大学の医学部を卒業した「医師の卵」たちは三つのコースを歩む。一つは臨床医、二つ目は研究職、そして三つ目に厚労省の医系技官だ。医系技官は通常の国家公務員キャリアと違って、国家公務員試験を受ける必要がなく医師免許さえ保持していればいい。

 厚労省には現在300人足らずの医系技官がいるが、通常のキャリア組とはまったく異なる人事ピラミッドの中を昇進していく。

 エース級は医療保険を扱う保険局や医師不足問題に取り組む医政局に向かうが、感染症を扱う公衆衛生部門は格下と見られている。公衆衛生部門に所属する医系技官の主要な天下り先には保健所長がある。この保健所が後々大きい問題となってくる。その一方、医学部を卒業した「受験秀才」であるため、文系を卒業した通常のキャリア組を見下す面がある。厚労省の中では、医系技官と通常キャリア組の間に“溝”があると言われている。
 医系技官は基本的に医学専門家です。厚労省では、法令キャリアと言われる官僚が法律を管理しているんですが、医系技官は大体予算措置で行政を進めるんです。そういう時によく出てくるのは、モデル事業とか研究班とかというものです。

 予算措置というのは、ある意味でものすごく使い勝手がいいんですね。誰にいくら予算をつけるかを、役人が勝手に決められるからです。これが御用学者が育ちやすい環境を作っちゃってるんですね。

 厚労省の健康局結核感染症課というのは、局長も課長も医系技官です。そして、医系技官と事務官というのは人事交流しない。まったく別のグループに所属していて、実を言うとお互いに苦々しく思ってるんです。縦割りなんですよ。

感想
無症状でも無料でPCR検査…「第6波」に備え、軽症者の待機施設も準備へ ”ようやく諸外国のレベルに!”
ようやく失策を改めるようです。

無症状でも無料でPCR検査…「第6波」に備え、軽症者の待機施設も準備へ ”ようやく諸外国のレベルに!”

2021-11-08 08:24:28 | 新型コロナウイルス
https://www.yomiuri.co.jp/politics/20211107-OYT1T50148/?from=mh読売オンライン【独自】2021/11/08 06:34
 政府は、新型コロナウイルス感染の「第6波」対策として、無症状者のPCR検査と抗原検査を無料で実施する方針を固めた。また、第6波に備え、希望する軽症者全員をホテルなどの「待機施設」に滞在させるため、都道府県に施設の準備を要請する考えだ。陽性者を早期に発見するとともに、重症化を防ぐ狙いがある。

軽症者の「待機施設」も準備
 複数の政府関係者が明らかにした。政府は12日の対策本部で決定する第6波に向けた総合対策に、こうした方針を盛り込む意向だ。


 PCRなどの検査費用は、発熱の症状や濃厚接触者など医師や保健所が必要と判断した際は無料だが、自主検査の場合は有料だ。感染拡大時に検査数を大幅に増やすため、都道府県の判断で、無症状の人でも都道府県が認めた検査場での検査を無料にする。

 ワクチン接種証明書などを活用して行動制限を緩和する「ワクチン・検査パッケージ」の活用時には、体質などでワクチンを打てない人や12歳未満の子どもの検査費用も無料となる。ワクチン費用は公費で負担しており、不公平感をなくすためだ。

 また、過去最大の感染者が出た今夏の「第5波」の際は、自宅療養を余儀なくされ、容体が悪化する患者が相次いだことから、政府は希望する軽症者全員が滞在できる「待機施設」の準備を都道府県に要請する。ホテルのほか、プレハブなどの簡易施設も認める方針で、感染が拡大した際、即座に設置できるようにする。施設では、血中の酸素濃度を測定する機器「パルスオキシメーター」で体調の変化を管理し、医師や看護師も配置する。

 12月から開始予定の3回目のワクチン接種については、職域接種も認める方針を総合対策に盛り込む方向だ。

 岸田首相は10月15日の政府対策本部で、第6波対策の骨格を関係閣僚に示し、都道府県などと調整して対策の全体像をとりまとめるよう指示していた。

 今後、政府は感染が再拡大した際でも、コロナ対策と経済活動の両立を図ることを目指す。9月28日に政府対策本部で示した「ワクチン・検査パッケージ」などを活用した際の行動制限緩和策について、コロナ対策の指針となる基本的対処方針に盛り込む方向で調整している。緊急事態宣言下でも、条件を満たせば、飲食店は酒類の提供も含め、午後9時まで営業できるほか、収容率100%のイベントも実施可能となる。「実証調査を進めた結果、本格導入しても支障はない」(内閣官房幹部)と判断したためだ。

感想
尾身会長らのこれまでの提言が不十分だったということなのでしょう。
不十分というより、PCR検査は意味がないと言っていた専門家の意見を否定することになります。
おかしな、お抱え専門家のために、PCR検査がなかなかできず、感染者と死者を増やした責任は安倍元首相と菅前首相の判断ミスだけでなく、そのような偏った専門家だけを選んだからなのでしょう。
海外では早くから「いつでも、どこでも、何度でも、PCR検査」が当たり前になっていました。
PCR検査すると病院が困る。
もっと困るのは感染者だったのです。
大阪府は10万人当たりのコロナ感染者死者が全国一です。
それは明らかな失政です。
なのに評価されているのはよくわかりません。
病床を減らしてきたので、入院もできず、自宅放置で苦しみながら多くの方が亡くなりました。

「ユダヤ人を救った動物園 アントニーが愛した命」ダイアン・アッカーマン著 ”ナチのワルシャワで行った一部の出来事”

2021-11-08 02:48:08 | 本の紹介
ナチスの侵攻を受けたポーランドで、動物園を運営するある夫婦が、命をかけてユダヤ人を救おうとした正義と勇気の物語

・ヒトラーがポーランド侵攻を正当化するため、ドイツ側の国境の町グライヴィッツを偽装攻撃したことがわかった。ナチ親衛隊が、ポーランドの軍服姿で地元ラジオ局を偽装占領し、にせの非常召集を呼びかけたのである。

・同盟国は動かない。助けもこない。ポーランドは孤立無援だ。

・ナチのワルシャワ爆撃は1150回におよび、近くにたまたま対空砲が配備されていた動物園を、壊滅状態にした。

・ヒトラーはフランク総督に「この地域を交戦地帯、略奪地として容赦なく収奪し、その経済、社会、文化、政治構造をがれきの山にする」権限を与えた。

・それは今後5年かけて、86万人のポーランド人を土地から引き離して移転させ、接収したその土地に75万人のドイツ人を植民し、130万人のポーランド人をドイツに送って、強制労働させ、そして、33万人をたんに射殺するというものだった。

・地下農民運動も組織され、そのスローガンは、「できるだけ少なく、できるだけ遅く、できるだけ悪いものを」というものだった。・・・ドイツ人への配送を妨害しては、都市部の市民に物資を横流ししていた。

・国防軍の軍曹だったヤンはこう考えた。いっそこの動物園を、第三帝国がそのまま残しておきたいと思うように何かに偽装できないか? ドイツ軍には養うべき兵隊がいる。彼らの好物は豚肉だ-ヤンはヘック(ドイツの責任者)に、ぼろぼろになった動物園の施設を利用して大きな養豚場をつくることをもちかけてみた。厳しい気候のなかで豚を飼うにはちゃんとした施設と地面が必要だ。以前からのスタッフも何人か雇ってやれる。それだけでなく、後にワルシャワのユダヤ歴史研究所の求めで彼が証言した内容によると、豚にやる残飯を集めるふりをして、ゲットー内に「メモやベーコン、バター、友人へのメッセージを運ぶことができる」と思った。
彼女の予想どおり、ヘックは養豚場の設置は了解したものの、自分たちの繁殖実験にとって「重要性」の薄い動物のことは別問題だった。

・ところがヘックはこの伝統をねじまげて、親衛隊の友人たちをもてなす余興に変えてしまった。そしてこともあろうに動物園の敷地に入り込み、素人や酔っ払いでもしとめられる、うろたえる異国の動物たちを撃ちまくったのである。

・初めの頃は、ユダヤ人もポーランド人も、ナチがつくった過酷な人種法の恐ろしさを十分にわかっていなかったし、ユダヤ人が駆り集められて殺されているという恐ろしいい噂も、話半分に聞いていた。

・ユダヤ人を匿っていることが発覚したら、ドイツ占領下の他の国々では刑務所送りだが、ここポーランドでは、ユダヤ人を救った当人だけでなく、その家族や隣人までが即刻、死罪だった。「集団責任」で皆殺しである。それにもかかわらず、ポーランドの病院では大勢のスタッフが、大人は看護婦に変装させて逃がし、子供は薬で静かにさせた上で、ナップザックに入れてこっそり運び出した。

・キリスト教徒のポーランド人が、戦時中ずっとユダヤ人の友を匿い続けた例も少なくない。

・動物園で匿った人たちは、とくにゲットーからの脱走者の場合は、直行してくるのではなく、町中にあるエヴァ・ブジェスカの家で1、2泊してから来ることよくあった。エヴァはまわりの人たちから「バブチャ」(おばちゃん)と呼ばれていた60代の女性で、背が低く、赤ら顔で、四角張った体型をしていた。

・動物園は燃料不足で、オリや小屋、館の3つの階をまんべんなく暖房できなったので、「ゲスト」はまもなく全員が、ワルシャワ市内や近郊の別の隠れ家で冬越しをするため、神隠しにでもあったように姿を消した。地下組織では、一部のユダヤ人を田舎の農園に匿っていた。

・動物のいない動物園は、ナチから見れば、ただの遊んでいる土地でしかない。そこで、動物園の空き地を使い、毛皮をとる動物の養殖場がつくられることになった。

・やがて資金が尽きて、借金まで背負ってしまったが、今度は自分の家を売り、そのお金でユダヤ人を匿えるアパートをもう四戸借り、書くまで入れた。
 どうしたら人目を引かないように移動させられるか? このときアントニーナは、危険を減らすため、彼らの黒髪をブロンドに脱色することを思いつく。ドイツ人にしろポーランド人にしろ、ブロンドの髪は北欧系、ユダヤ人は黒髪、と決めてかかる者が世間には多かったからだ。

・婦人たちはユダヤ的な面立ちだったが、全員、首のまわりに十字架かメダイをつけている。ヴァルカーター夫人は、彼女たちにキリスト教の祈りのなかでも重要なものをいくつか教え、教会や葬式で目立たずにいる秘訣も授けた。

・ワルシャワの蜂起の知らせを受けたヒトラーは、ヒムラ―に向かって、最も屈強な部隊を送り込んで、他のヨーロッパの占領地への見せしめに、ポーランド人をひとり残らず抹殺し、ワルシャワというブロックを破壊し、爆撃し、焼き払い、ブルトーザーでならして再起不能にしてしまえと命じた。
ヒムラ―の百戦錬磨の親衛隊とドイツ国防軍がワルシャワに突入し、ポーランドの男女子供合わせて三万人を殺戮する。

・ドイツを撃退してくれると思われていた赤軍は、政治的、戦略的、そして現実的な理由(すでに12万3千人のソ連兵が死亡していた)から、ヴィスワ東岸に宿営したまま動かず、まる二か月にわたる流血の惨事で、何十万というシミが虐殺され、収容所送りにされ、ついには街が壊滅状態になっても、高見の見物を決め込んでいた。

感想
ユダヤ人が600万人虐殺されました。
ロマ人、ポーランド人も多く殺害されました。
スターリンや毛沢東も同じ国民を数百万人殺害したと言われています。
自分の考えに合わない人や自分たちの宗教や人種以外の人を殺害してきました。
自分の考えに意見する人を遠ざけたり左遷していた元首相もいました。
いろいろな考えがあるから、いろいろな意見を出し合うことがより良くなるのですが。

かつ過去の反省がないと同じ間違いをしてしまいます。
先ずは過去を知ることです。
歴史から学ぶことがないとまた同じ過ちをしてしまいます。

日本の戦争裁判は東京裁判があり、戦勝国がしましたが、自ら行うことはなかったです。
インパール作戦で、ほとんど餓死か病気で約3万人が亡くなりました。
無謀な無計画性の作戦を立案し判断した責任者は処罰もされずに戦後も生き残っています。