幸せに生きる(笑顔のレシピ) & ロゴセラピー 

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人事院が赤木俊夫さんの公務災害報告書“のり弁”違法と認める 通知が衆院選直後だった意味(相澤冬樹) ”うやむやを認めてしまった国民。自分の身に起きた時は遅い!”

2021-11-06 17:38:00 | 社会
https://news.yahoo.co.jp/articles/c1826fb9163e849f598c704bfc9967d939aee9be 11/6(土) 14:10日刊ゲンダイDIGITAL

【森友遺族・夫の死を巡る法廷闘争記】

 4日、赤木雅子さんが外出から帰ると、自宅の郵便受けに大きな封筒が届いていた。差出人は人事院。すぐに気づいた。

懲りない昭恵夫人「勝負の3週間」でも“マスクなし密旅行”

「夫の公務災害のことだ」

 夫の俊夫さんは財務省の公文書改ざん事件に巻き込まれ命を絶った。これがおととし、人事院で公務災害と認められたので、夫の死の理由を知りたいと開示を求めた。

 だが人事院が出した文書はすべてが黒く塗りつぶされた、いわゆる“のり弁”状態。これでは何もわからないと不服審査を申し立てた。その回答が届いたのだ。結論は「原処分を取り消す」。全面黒塗りは違法だったと認める当然の決定だ。

 しかし審査を求めたのは去年2月。1年9カ月もたっている。さらに、この決定を受け改めて文書を開示するという通知は11月1日付。衆院選投開票日の翌日ではないか。

■封筒には「中立、公正、信頼」

 雅子さんは思った。政権に不都合なことは選挙の後に出てくる。選挙が終わるのを待っていたとしか思えない。ふと人事院の封筒を見るとこんな言葉が。

「中立、公正、信頼 人を育てる人事行政」

 最初に“のり弁”を出しておいて、審査を2年近くも引き延ばし、選挙直後に開示決定。それで「中立、公正、信頼」と言えるだろうか? 夫の死をないがしろにして「人を育てる人事行政」と言えるだろうか?

 思い起こせば、おかしな“偶然”は過去にもあった。おととし8月、俊夫さんの公務災害が認められたことが新聞記事に出た。でも実際の認定は半年も前だ。

 なぜ今と思ったが、その前日、小泉進次郎前環境相と滝川クリステルさんが安倍官邸を訪れ結婚報告をしたことが大ニュースになっている。すぐ後に森友事件の再捜査で佐川宣寿元財務省理財局長らが再び全員不起訴になり捜査が終わった。その報道が小さくなる流れがあった。

「なんか、かぶせられてるなあ」と雅子さんが感じるのも無理はない。

 人事院の文書が届いたのと同じ4日、自民党の福田達夫総務会長は会見で、森友事件などの説明を求める動きについて「新しい証拠がない中で説明を求め続けるということが法治主義の国家で正しいのか」と疑問を呈した。だからこそ第三者による再調査で新証拠を洗い出し真相を解明してほしいと雅子さんは望んでいる。福田さん、選挙が終わったら何でも言えますね。あなたはご遺族の目の前で同じことを言えますか?
(相澤冬樹/ジャーナリスト・元NHK記者)

感想
他人事だと多くの国民が思っているとしたら、それが自分の身に起きてからは遅いのです。

「新しい証拠が出てこない限り、再調査しない」
最初の調査が不十分だから再調査の嘆願書を出しているのです。
うやむやにはしてはいけないことです。

岸田首相8兆円バラマキの大恥外交 気候変動対策で“カネは出すがコミットせず”見透かされた “1,000兆円の借金日本がまた8兆円借金増やす! 国民一人当たり8万円の借金”

2021-11-06 17:30:00 | 社会
https://news.yahoo.co.jp/articles/edc15e6cf16050062a461001641b17ed3b01366d 1/6(土) 14:10配日刊ゲンダイDIGITAL

 岸田首相の本格的な“外交デビュー”となった国連気候変動枠組み条約第26回締約国会議(COP26)。英グラスゴーで開催された首脳級会合で演説した岸田首相は満足げだったが、実際は札束に物を言わせたバラマキ外交だ。

 岸田首相は演説で、途上国などの気候変動対策支援に今後5年間で最大100億ドル(約1兆1000億円)を拠出すると表明。「日本の存在感をしっかり示すことができた」と胸を張ったが、国際NGOから温暖化対策に後ろ向きな国として日本は「化石賞」を贈られてしまった。

 この不名誉に松野官房長官は「コメントは控える」としつつも、岸田首相の演説を引き合いに「多くの参加国から高い評価と歓迎の意が示された」と強調。反論にもならない理屈を並べたが、しょせんはバラマキである。

 岸田首相が表明した今後5年間での100億ドル拠出は、欧米中心の先進38カ国が気候変動対策費として途上国に年間1000億ドルを目標に支援する合意に基づく。5年間で1カ国当たり平均131.5億ドルを出せば目標を達成できるが、日本は今年6月のG7サミットで600億ドルの支援をすでに発表。さらに今回の「岸田演説」と合わせ計700億ドル(約7兆7000億円)も拠出するのだ。他国に比べて大きなウエートを占めるのは間違いない。

■「化石賞」受賞は当然

 もちろん、途上国への支援自体は問題ない。ところが、米国など20カ国が国外での火力発電などの化石燃料事業への公的融資を来年末までに停止するとの合意に、日本は不参加。海外メディアに「化石燃料事業の2大国である中国と日本は無視」と名指しされ、カネは出すがコミットしない姿勢が見透かされた。これじゃあ、「化石賞」も当然だ。

「カネを積んで化石燃料を使い続けたいという下心すら透けます。日本政府には、湾岸戦争で味わった『カネだけ出しやがって』というトラウマがある。同じ轍を踏みたくないなら一層、温暖化という待ったなしの課題に率先して汗をかくべきです。国内の財界や産業界に配慮して気候変動対策に踏み込めないのに、国際貢献を声高に叫んでも、先進国とは言えません」(高千穂大教授の五野井郁夫氏=国際政治学)

 18歳以下への10万円給付について、岸田政権は「バラマキ」との指摘を気にするクセに、海外には何とも気前がいい。本当に「国民の声」を聞いているのか。

感想
お金は税金です。
金をばら撒いても国際的に評価されません。
それどころか、不名誉な”化石賞”を頂戴しました。

安倍元首相と同じ借金して、お金のバラまきです。
その借金は若い世代の重い負担になるのですが、若い世代が投票に行かず結果としてそれでいいと言っているのですから仕方ないかもしれません。

「万葉集に出会う」大谷雅夫著 ”万葉集は人の心の喜怒哀楽、それは今も変わらない”

2021-11-06 02:22:22 | 本の紹介
・『新編 新しい国語』
 石(いは)そそく垂水(たるみ)の上のさわらびのもえいづる春になりにけるかも
『中学国語』
 石(いは)ばしる垂水(たるみ)の上のさわらびの萌(も)え出(い)づる春になりにけるかも

・漢字ばかりで記された歌集、万葉集の実際の姿を想像してみよう。
 西本願寺本万葉集
 石激垂見之上乃左和良砒乃 毛要出春爾成來鴨
という漢字二十のつらなりから、それで書き写されたはずの古代日本語の歌を、最初の読者は読みとった。

・日本語の音を示す表音の方法。もう一つは、漢字のもつ意味によって、それに相当する日本語を直接、間接にさし示す表意の方法である。

・歌の初句の「石激」は「いはそそく」の和語を記すべき表記にふさわしい。
では、賀茂真淵は、なぜ「いはそそく」の読み方を拒否したのだろうか。
江戸時代の人々に、漢字の「激」を「そそく」と読む常識が失われていたことが、その第一の理由としてあげられるだろう。

・私たちの多くが教室で出会った「いはばしる」の歌は、江戸時代の知識と感覚に合わせて改変された万葉歌であった。万葉集の歌は、それを愛する人たちによって、その時代の色に染められたのである。

・わらびの萌えだす季節は、今も昔も、晩春から初夏にかけてである。
「いはそそく垂水の上のさわらびの・・・」がその自説の歌であったことに疑いない。

・「万葉集」という書名がどんな意味であるか、これもよく分からない。
仙覚「万葉集注解」は「万葉」とは「ヨロヅノコトノハシ義也」、つまり、沢山の言葉の意味だと述べたが、契沖「万葉代匠記」は、「葉」の字が「世」の義となり、漢籍に「万葉」を万世」の意に用いる多くの例があることから、「万葉集」とは、万葉すなわち万世まで伝わり、ながく世の教えともなれという祈りをこめた署名とする別解を示した。

・現在、万葉集の歌の時期を四つに分けて考えることが行われている。
 第一期は、伝誦の古歌の時代から、舒明天皇(のちの斉明天皇)と、その皇后であった皇極天皇の御世を経て、天智天皇の子の大友皇子と天皇の弟の大海人皇子(天武天皇)とが争った壬申の乱にいたるまでの長い期間である。
 第二期は、乱の勝者の天武によって都が飛鳥にもどされ、それが天武の皇后の持統天皇により藤原にうつされ、さらに元明天皇により平城に遷都される和銅三年(710)までの約40年間である。「さわらび」の歌の志貴皇子、あるいは柿本人麻呂がこの時期に活躍した歌人である。
 第三期は、平城遷都から、この期の代表的作家の山上憶良が亡くなったとされる天平五年(733)までの20年あまりである。筑前の守憶良と大宰帥大伴旅人を中心として、高い教養にもとづく、ということは中国文学、仏教思想の影響の色こい作品が生まれた時期である。
 最後の第四期は、旅人の子の大友家持、その叔母の坂上郎女らが歌を多作した時期である。

・詩人ハ酒ヲ愛シ、歌人ハ色ヲ愛ス、コレ和漢ノ大体歟
詩人は、酒をくみかわして男どうしの友情を語ることが多い。それに対して、歌人は、万葉の人たちをはじめとして、男女の恋ごころをくりかえし詠った。歌と色恋とは切っても切れない関係にあった。

・万葉の人々が愛読した恋愛小説『遊仙窟』

・万葉集の歌には、喜びも悲しみもある。もとより悲しみをうたう歌が多く、恋の歌がそのなかば以上を占める。家の妻子や父母をひたすらに思う旅人の作があり、夫や妻や子の死をなげく挽歌も少なくない。それらは、言わば、人として避けようのない深い悲しみをうたうものであった。しかし、そのいっぽう、春や秋の訪れを心わきたつ思いで喜び、花や黄葉をめで、また大笑いのうちに楽しんだ歌もある。
 それらのすべてを含んで、万葉集の歌には、人が一生のうちに味わうべき喜怒哀楽のほとんどが、うぶなさまに、しかしゆるびのないかたちで、示されている。
 人麻呂が洞察したように、人の心が昔も今も、また後の世までずっと変わらないものなら、万葉の人びとの喜びと悲しみは、私たちの喜びと悲しみにほかならないだろう。
 万葉集に出会うとき、私たちは、私たちの心に出会うのではないか・・・。

感想
万葉集は漢字で表記されている歌集だということを忘れていました。
そのために当時の日本語の読み方と今の読み方は必ずしも一致していないようです。
”いはばしる”で学びましたが、当時は”いはそそぐ”と読まれていた可能性が大きいようです。

万葉集で思い出すのは、犬養 孝先生でした。
万葉集の特別講演があり、そこで先生が高らかに万葉集を詠まれました。
とても素晴らしく、感動しました。

仕事で勇気づけられた歌
「岩もあり 木の根もあれど さらさらと たださらさらと 水の流るる」 甲斐和里子作

「見る人の 心ごころに 任せおき 高嶺に澄める 秋の夜の月」 新渡戸稲造の愛していた古歌

「明日ありと 思う心の あだ桜 夜半に嵐の 吹かぬものかは」親鸞が9歳の出家の時に詠んだ歌

「憂きことの なおこの上に 積もれかし 限りある身の 力ためさん」 熊沢番山作

問題を抱えた時、これらの歌に力をもらいました。