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幸せに生きる(笑顔のレシピ) & ロゴセラピー 

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自宅療養中の死者200人超 第4波の大阪の教訓、東京は生かせず ”小池都知事の怠慢?”

2021-09-25 08:34:56 | 新型コロナウイルス
https://news.yahoo.co.jp/articles/9146afb2f907fe0e2ad916cfe11ca967f06d9b0b 9/24(金) 19:42 朝日新聞デジタル
単位は人。朝日新聞が9月上旬以降に順次取材して集計。表では昨年以前の死亡者や、死亡した月が不明のケース(計9人)を除いている=デザイン・加藤啓太郎

 新型コロナウイルスに感染し、自宅や高齢者施設での療養中に亡くなった人が、8月末までに全国で少なくとも200人を超えることが朝日新聞の調査でわかった。第5波が本格化した8月が最も多く、中でも東京で急増していたが、大阪、兵庫では第4波の4、5月に集中し、第5波では増えていない。専門家は「大阪が第4波で得た教訓を東京は生かせず、医療態勢の拡充が足りなかった」と指摘する。

【ひと目でわかるインフォ】自宅で療養中などに亡くなった都道府県別の感染者の推移

 朝日新聞は9月上旬以降、全国の都道府県や保健所を置く政令指定市・中核市などに順次取材。その結果、8月末までに自宅や高齢者施設で療養中に亡くなった人は計206人だった。入院調整中や、高齢などを理由に本人や家族が入院を拒否したケースも含まれる。ホテルなどの宿泊療養施設で亡くなった人は含まない。

 死者が確認されたのは17都道府県で、最も多かったのは計90人の東京都だった。第3波の1、2月に計40人が死亡。第4波では2人だったが、第5波で再び増えて8月中に44人が亡くなった。9月に入っても23日までに5人が亡くなっている。

 都内の自宅療養者は第3波で約9400人まで増加。第4波では最大約2400人に減ったが、第5波では8月下旬に約2万6千人に達した。8月の死者44人のうち、25人が50代以下だった。都の担当者は「(第5波で)医療態勢が逼迫(ひっぱく)していたのは事実。急変して亡くなる方が多かった」と話す。

感想
8月の変死遺体、過去最多の250人が新型コロナ感染 ”自宅死以外にもコロナで多くの人が自宅放棄で死亡していた”

変死遺体の内、8月だけでコロナ感染者で死者が250人とのこと。

どれだけ多くの人が自宅放置/自宅放棄で亡くなっているのでしょう。
病院のベッド数確保で救えました。
これは政治の怠慢だと思うのですが。

第5波収束「コロナ季節性」を全く軽視できない訳 ”データと科学に基づいた対策が必要”

2021-09-25 08:20:20 | 新型コロナウイルス
https://news.yahoo.co.jp/articles/59fbbd13a07681aa0c85c7e7c5bb8e144b52d427?page=1
9/22(水) 10:01 東洋経済オンライン

いつまでも精神論を振りかざしていてはウィズ・コロナなど実現しない

 新型コロナウイルス(以下、コロナ)の第5波が急速に収束しつつある。イギリス・オックスフォード大学が運営する“Our World in Data”によると、9月18日の日本の新規感染者数は45.2人(人口100万人あたり、7日間平均)で、主要先進7カ国(G7)で最低だ(図1)。最も多いアメリカの約10分の1である。

【グラフなど】コロナの季節性を昨年と今年で見てみると?

 ところが、G7で日本だけが緊急事態宣言を続けている。9月9日、菅義偉首相は、緊急事態宣言を9月末まで延長し、10~11月に希望者全員のワクチン接種を終えることと並行して、「制限を緩和していく」との見解を述べた。

 菅首相の発言に対して、専門家は慎重だ。9月15日付の毎日新聞は、尾身茂・コロナ感染症対策分科会会長のコメントとして、「ワクチン接種率が上がることはいいことだが、急に緩めると必ずリバウンドが来る」と指摘し、「緊急事態宣言の解除後に実施すべきだとの認識を示した」と紹介している。

 尾身氏は、第5波が収束した一方、いつでも感染は再燃すると考えているようだ。例えば、9月15日の衆院厚生労働委員会の閉会中審査にて、ピークを越えた理由について、「複合的だ。ワクチンは1つの要素。人流は5割削減の目標は達しなかったが、去年に比べると低いレベルで維持されている。多くの人が外で酒を飲むのを控えた。マスクを着用している人の率が高い」と説明している。

■諸外国は規制緩和したとたんに流行再燃していない

 私は、このような主張に賛同できない。それは、日本以外の先進国の状況を説明できないからだ。尾身氏の主張が正しければ、諸外国は、規制を緩和した途端に流行が再燃し、再ロックダウンとなっているはずだ。

 実態は違う。パラリンピックの閉会式で、フランスからの中継が映ったが、ノーマスクで密な状態で大はしゃぎだった。このフランスで、感染は拡大していない。このような事実を考慮すれば、尾身氏の主張は非合理的と言わざるをえない。コロナ対策はデータに基づき、合理的に議論しなければならない。 

 まずは、図2をご覧いただきたい。2020年と2021年のわが国のコロナ感染者数の推移を示している。感染者数の増減を比較しやすくするため、2020年の感染者数を10倍にして表示してみた。

 絶対数ではなく傾向に着目してこのグラフを見れば、昨年と今年の流行状況が似ているのがおわかりいただけるだろう。2020年、2021年とも、春は3月下旬、夏は6月下旬から感染が拡大した。春夏とも、ピークは2021年のほうが遅いが、これはアルファ株、デルタ株という変異株が流行したためだろう。つまり、コロナ流行には季節性がありそうだ。

 これは日本だけに限った話ではない。図3は日本と韓国の流行状況を比べたものだ。東アジアでコロナが国内に蔓延した2国である。この図を見れば、両国の流行状況が酷似していることが一目でわかる。違いは、ピークの感染者数だ。これは韓国の対策のほうが、日本より優れていたことを示唆する。

■世界の感染状況は同期している

 感染状況が酷似するのは、日韓だけでない。図4はG7諸国の今夏の感染者数の推移を示す。ピークこそ違えど、同じような時期から感染者が増加し、同じような時期にピークアウトしている。世界の感染状況は同期していることがわかる。こうして見てみると、コロナの流行に季節性が見受けられるのだ。

 この点については、すでにドイツ、南アフリカ、アメリカなど幾つかの研究グループが指摘している。医療ガバナンス研究所からも論文を投稿中だ。すでにメカニズムについても、議論が進んでおり、アメリカ・マサチューセッツ工科大学(MIT)などの研究者は、湿度と紫外線の変化が影響すると『ジオヘルス』誌2021年6月号で述べている。

 コロナの流行に季節性があることを考慮すれば、第5波の収束の見え方は変わってくる。人流抑制の影響が多少はあったとしても、然るべき時期が来たから、コロナが自然に収束しているということなのかもしれない。

 このことは、今年も昨年も学校の2学期が始まっても、感染者が増加していないこと、昨年は8月9日に感染者数がピークになった後は、お盆の人流増加にもかかわらず、感染者は減少し続けたこととも一致する。コロナ流行に対する人流の影響よりも、季節性変化のほうがはるかに大きいのかもしれない。

 コロナの流行に季節性があるなら、必要な対応は現在とは全く違ってくる。昨年は8月9日に感染者数がピークアウトしたあと、9月初旬から10月下旬まで、感染は落ち着いていた。感染者が増加に転じたのは10月末だ。ピークの1月11日まで感染者は増え続けた。

 2021年の春・夏の流行開始時期は、2020年とほぼ同じだった。2021年の冬の流行も、2020年と同じような経過を辿るとすれば、現在、ダラダラと規制を続けることは得策といえない。マンネリ化して、自粛疲れをもたらすからだ。

 コロナ対策にはメリハリがいる。私は、今すぐに規制を緩和し、10月末以降に強化するのが良いと考えている。図2でご紹介した日韓の流行状態を比べれば、対策を強化することで感染の収束を早めることは難しいが、ピークの感染者数は下げられる可能性があることがわかる。

■10月末以降に規制緩和すれば感染者増の時期と一致

 逆に、現在、議論されているように、10月末以降になって規制緩和に着手すれば、季節要因による感染者増の時期と一致するため、規制緩和の弊害が過剰評価されることになりかねない。飲食店をめぐる規制など、場違いな議論が横行するだろう。

 悲しいかな、日本政府や専門家は、コロナ流行の季節性について沈黙を続けている。そして、飲食店やデパ地下を批判し、人流抑制を求め、「勝負の2週間」などの精神論を振りかざしている。G7で感染者数の最も少ない日本が、唯一、緊急事態宣言を続けている。

 これでは、いつまで経っても、ウィズ・コロナなど実現しない。このような非科学的な対応は、国民に莫大な負担を課し、国家に甚大なダメージを与える。日本のコロナ対策は、科学的に合理的に見直さねばならない。
上 昌広 :医療ガバナンス研究所理事長

感想
データと科学に基づかない対策は疲弊を大きくするだけです。
感染の拡大は季節性があるとのこと、感染が低いときには経済活動も再開させないと生活困窮者が増えるだけです。
生活困窮は自殺者の増加にもつながります。

それと自宅放置での死者を減らすための施策を確実に行うことでしょう。
不審死の多くがコロナ感染での死者でした。
救える命を救わないのは政治の怠慢以外何物でもないのです。
菅首相はコロナに専任するから総裁選に出馬しないと言われました。
コロナ対策いったい何をされているのでしょう?
国連に行き、バイデン大統領から呼びつけられて訪米されています。
やはりそういう人を選んだ国民の責任なのでしょう。
次回総選挙では投票所に行って一票を投じることなのだと思います。

見知らぬ男性に公園で詰め寄られ、警察は3歳長女を1人だけで聴取…南アジア出身の母親「あまりにひどい」”警察は誰の見方?”

2021-09-25 02:50:30 | 社会
https://www.tokyo-np.co.jp/article/129485 2021年9月8日 06時00分とうきょ新聞
「娘は今でも警察や公園に行きたがらず、ひどく傷ついた。なぜ、警察は男性に勝手に名前や住所を教えたのか」と憤る母親=いずれも8月12日、都内で

 東京都内の公園で面識のない男性とトラブルになった南アジア出身の40代の女性が、長女(3つ)と一緒に連行された警察署で不当な任意聴取を受けたうえ、同意なしに名前や住所や携帯番号を男性に漏らされたとして、都公安委員会に苦情を申し出た。代理人の西山温子弁護士は「外国人への差別と偏見に基づいた聴取で、人権侵害であり違法だ」と批判した。

◆3歳長女は心に傷
 申し出書によると、都内に住む女性が6月1日に公園で長女を遊ばせていた際、長女は男性から「俺の息子を蹴った」と怒鳴られ、突き飛ばされた。男性は女性にも「在留カードを持ってるか、出せ」などと詰め寄った。通報で警察官6人が駆け付けたが、男性の言うままに長女に対して「蹴ったんだろう」などと言ったという。
長女が滑り台を滑り終わると、男性は長女を突き飛ばし、「息子を蹴っただろう」と怒鳴り出した

 女性と長女は蹴ってないと主張したが、最寄りの警察署で約3時間の聴取を受け、「蹴ったと認めろ」などと言われた。途中、長女だけで事情を聴かれる場面もあった。さらに警察は、民事訴訟を起こすと話す男性に女性の名前や住所などを教え、女性が長女を監督できていなかったとして児童相談所にも通告していたという。
 長女はこの後、公園に行くのを拒むようになり病院で「心的外傷エピソードによる不眠」と診断された。
 西山弁護士の聞き取りに対して、警察側は男性に個人情報を伝えたり女性の同伴なしに長女から事情を聴いたことを認めているが、いずれも女性の同意があったと主張しているという。一方で女性は同意を否定。西山弁護士は「警察は男の言い分だけで親子を連行するなど許し難い。警察の対応は問題だらけだ」と批判する。
 警察署は取材に「個別案件については回答を差し控える」と回答した。

◆警察は男性に住所や携帯番号を伝える
 不当な取り調べを受けたと訴える南アジア出身の女性は、警察が男性に名前や住所を教えたことについて「なぜ許可なく住所を教えたのか」と憤るとともに、「男が嫌がらせにくるかもしれない」とおびえている。
 トラブル時に公園を通りかかり助けに入った30代の男性によると、警察官は公園で、女児に男性の息子を蹴ったことを認めさせようとしていたといい、「警察は男性をいさめず、親子に差別的な言動を続けていた」と本紙の取材に話している。

 女性によると、長女が疲れて「家に帰りたい」と泣いても警察での聴取は終わらなかった。長女が1人で聴取された際には、泣いて目を真っ赤にしていたといい、女性は「胸が締め付けられそうになった」と振り返る。
 その後、警察官から「携帯番号を男性に教えないと帰せない」と言われたが、女性はこれを頑なに拒否した。しかし、警察は男性に携帯番号だけでなく住所や名前も教えていた。さらに、警察は9日後の6月10日に「母親が娘の監督を怠った」と児童相談所に通告したが、児相は女性らから事情を聴いた結果、問題なしと判断している。
 女性は「外国人だから差別的に扱ったのでは。娘はひどく傷ついた。警察のやり方はあまりにひどい」と訴える。(望月衣塑子)

感想
まったくひどい話です。
警察はだれの味方なのかと思ってしまいます。
かつ、警察が違法行為を行っています。
警察官としての誇りを失くしているのでしょう。
「相棒」の杉下右京さんに「喝!」して欲しいです。
こういうことが起きていると、「相棒」は実際の警察のパロディかと思ってしまいます。
人権を守り、首相のためではなく国民のために日夜努力されている警察官が多いと信じたいです。
でも、詩織さんの準レイプ犯山口敬之氏の逮捕を握りつぶした人が出世するのですから。

strong>安倍政権時代の「官邸ポリス」が“論功行賞”で警察組織2トップに昇格の不気味 ”準レイプ犯 山口敬之氏の逮捕を握りつぶした中村氏出世!”

「虹とひまわりの娘」本郷由美子著 ”大阪教育大附属池田小学校の8人の犠牲者の一人”

2021-09-25 02:34:08 | 本の紹介
2001年6月8日、白昼、大阪教育大附属池田小学校に刃物を持った男が乱入し、8人の子どもの命を奪い15人に重軽傷を負わせた。
その8人の一人が本郷優希ちゃんでした。

・お友だちのお母さんが優希に、こんな質問をしたそうです。
「優希ちゃん、もし、無人島にひとつだけ、持っていくとしたら何にする?」
すると、優希は、
「パパにしようかな? ママにしようかな? 妹にしようかな?」
とさんざん悩んでいましたが、やがて、パッと顔を輝かせて、
「家族!」
と答えたのだそうです。

・みんなで帰る途中のこと、坂道でリヤカーを引いているおじいさんが、何度も何度も休憩しながら登っているのに出会いました。優希と奈々ちゃんがリヤカーの横で立ち止まって、どうするのかと思っていると、何やら言葉を交わしたふたりは、うなずきあったかと思うと、おじいさんのところへ走り寄り、リヤカーを後ろから懸命に押しはじめたのです。
そばで見ていた私も、すぐに手伝いに駆けつけました。

・現場検証の結果、教室内で刺された優希が、致命傷を負いながら、懸命に廊下まで逃れ出て、後者の出口に向かって必死に歩いている途中で、ついに力尽きて倒れたことが判明した。

・学校を訪れることは、苦痛を伴う行為でもあります。最初のうちは、廊下に立つとどうしても、「助けて」と必死で教室から逃げ出してくる優希の姿が思い浮かび、それがつらくて、もうここを訪れるのをやめてしまおうかと思ったこともたびたびでした。けれど、日がたつと、また、無性にあの場所にいる優希に会いたくなって学校に駆けつけてしまうのです。

・犯人が優希を襲ったその場所には、彼女が折りかけていた折り紙一枚落ちていました。
そのとき、優希が折っていたのが「ぐるぐるごま」だということもわかりました。

・彼女が事件の数日前に借りだした『おばけのソッチラーメンをどうぞ』と「わたしのママは魔女シリーズ」の中の『まほうにかかったパパとママ―』、『ママにはないしょのラブレター!!』の三冊でした。・・・。
返却した本のことが心の奥にトゲのようにひっかかったままでした。あの本を手元に置くことはできないのだろうか? ・・・。
同じ本を私が購入し、優希が借りていた本と交換するということで、話がまとまりました。
三冊の本が我が家に戻ってくると、子ども部屋の優希の机の上に、あの日、見つけたときのように置き、私はそこに座って本を開きました。

・ある日、マスコミの方から「そろそろ、半年になりますね」と言われたときは、心底、愕然としました。自分の中の時を止めてしまっていた私には、この六か月が、わずか数日間にしか感じられなかったからです。実際、この間、私は季節の変化にまったく無自覚でした。暑さや寒さの感覚までが麻痺してしまい、いつ夏が終わり、冬が訪れたかも気づかないまま、ひたすら時間をやり過ごしていたのです。

・事件直後から、私を長い間苦しめてきたものに、フラッシュバック現象があります。あのとき、校庭で見た子どもたちのおびえきった表情や、騒然とした学校の情景が、日に何度となく脳裏を横切り、そのたびに、激しい恐怖と不安に襲われてしまうのでした。

・以来、私は包丁に触ることはおろか、見ることすらできなくなってしまいました。

・事件後、学校が組織したメンタルサポートチームから、臨床心理士の先生と精神科医の先生が、ケアのため月に1~2回、私たち夫婦のカウンセリングをしてくださるようになったのです。

・カウンセリングを続けて一年ほど過ぎた頃でした。少しずつ落ち着きを取り戻していくにつれて、先生に「話をする」ことが逆につらくなりはじめ、抵抗を覚えるようになってきたのです。

・私たち、犯罪被害者の遺族は、遺族という立場こそ同じですが、精神的な回復の過程、犯人への怒り、周囲との違和感など、ここが抱えている苦悩は、みなそれぞれです。

・もし、あなたので周囲に、犯罪や事故で家族を失った人たちがいて、どう声をかけていいか迷っているとしたら、まず、個人個人の苦しみを理解することから始めてください。その人の痛みは、その本人でなければわからないということを、理解したうえで声をかけてください。いえ、黙って寄り添ってくださればいいのです。それが、私たち遺族へのいちばんの慰めになるのです。

・「この写真の場所に行ってみたくなった。もう一度、優希といっしょに行った場所に俺たちで出かけてみようよ」
それから、私たちは、折を見て、優希といっしょに出かけたことのある場所を訪れることにしました。

・4人の訪問者
犯罪被害者の会「あすの会」代表幹事で、97年に東京都小金井市で奥様を殺害された弁護士の岡村勲先生、95年に大阪市で奥様が包丁で刺され重傷を負った林良平さん、97年に神戸市須磨区児童連続殺傷事件で亡くなった土師淳くんのお父様、99年に京都日野小学校事件で犠牲になった中村俊希くんのお父様の4人です。みなさんは二日間かけて、八遺族の家をすべて訪問されました。

・岡村弁護士の、
「頑張らなくていいんですよ。これ以上、頑張れるはずがありませんよ」
という一言が、いまだに忘れられません。

・岡村弁護士は、
「いまは、まだ悲しみのどん底で、とてもそんな気持ちになれないかもしれませんが、おふたりの悲しみやくやしさ、憤りを明るい社会作りに生かしていきたいという気持ちになられたときは、いつでもご連絡ください。いっしょに協力していきたいと思います」
とおっしゃいました。私たちは口々に、
「優希の死を無駄にしたくありません」
と答え、先生たちの手を強く握りました。

・八遺族みんなで相談の上、犯人への厳罰と安全な学校作りを願う嘆願書の署名活動を、始めることになったのです。・・・。「八人の天使の会」というホームページを立ち上げ、署名運動の意図をネット上で伝え、活動の経緯を報告していくことにしました。

・米コロンバイン高校との交流
1999年4月20日、アメリカのコロラド州コロンバイン高校に押し入った二人組の男が銃を乱射、教師、生徒ら13人を射殺したうえ、自らも命を絶ったという衝撃的なニュースは、銃社会アメリカでも際立った悲惨な出来事で、日本でも大々的に報道されました。
「たとえ、生きたくないと思っても、あなたは生きていかなくてはなりません。しばらくは、一日一日をただ、こなしていくだけになるかもしれません。でも、それでいいのです。生きることが大切なのです」

・『死後の真実』エリザベス。キューブラ―・ロス女史著
「死後の命は永遠の命である」と述べています。

・八家族のひとりから紹介していただいた臨床心理士の先生に相談し、臨床心理士を志している学生さんに、週に一度わが家に来てもらい、下の娘と遊んでもらうことにしました。
この選択は正しかったと思います。12月からふたりの女子学生の方が、ボランティアとしてわが家を訪れるようになり、下の娘は彼女たちに姉の面影をダブらせたのか、すぐに心を許すようになったのです。

・この本で私が伝えたかったのは、生きることの大切さでした。犯罪被害者の家族は、最愛の家族を失うことで、自らの「生きる意味」を喪失しかかりながら、なお、苦しみと悲しみを抱いたまま、残された家族のために生きていくのです。そして、事件の前とは違った自分自身の「生き方」を模索していくのです。
それは、本当に困難でつらいことです。私の場合は、事件後、いったんは絶望の淵に立たされながら、大勢の方たちと交流する機会を得、たくさんの善意に支えられて、あらためて生きていることの大切さを確認することができました。それが、この事件から私が得た最大の宝物であり、そのこともぜひ伝えなくてはいけないと思ったのです。

感想
突然、子どもを犯罪で殺されてしまいました。
その苦しみ、悲しみ、それでも生きて行かなければなりません。

明日への言葉
本郷由美子(精神対話士)    
・娘の思いを支えに生きる

http://asuhenokotoba.blogspot.com/2016/12/blog-post_10.html


グリーフケアライブラリー「ひこばえ」さんを訪ねました。
https://www.ehonten.tokyo/activities/9129