海山散歩人

古希を過ぎても、ライフスタイルは変わりようもなく、ジタバタしながら生きている高齢極楽トンボのブログです。

土砂災害に思うこと

2014-08-26 | ただの雑感
全国各地で大雨被害・土砂災害が報道されている

毎年、この時季・台風シーズンなどには被害が多発するが、
人間の防災対策が、この時期に一気に自然の力に追い越されるような気がする。

特に、広島市の大規模な土砂災害、死傷者・行方不明者のほとんどが
土石流が生じた地域で発生している。

あんな市街地が土石流の被害を受けるとは!

あれだけの市街地が形成されてきたのは、
土砂災害は起きない、という前提があったとしか思えないが、
土石流などは全く想像できない地域だったのだろうか。

いずれにしても、住民や行政、人々の想像を超えた土砂災害だったと思う。

避難勧告の遅れなどが取りざたされるが、避難できる時間だったのだろうか?
外に出たら更に被害が出ていなかったろうか?
勧告されたら直ぐに避難できるだろうか?・・・・いろんなことを考えてしまう。

何年間も、日々何事もなく生活している場所に土石流が押し寄せるとは、
誰が現実的に予測できるだろうか? 地質学者などが可能性を指摘できる程度であろう。


こんな看板が立っている地域があるが、そこに暮らす人達は
指定地に暮らしていることを意識して理解できるだろうか?


先代は意識していても、世代交代とともに薄れていき
そんなときに災害が起きるのだろう。

近年三浦半島では大規模な雨被害が起きていないが、広島の被害を見て
自分の周りの地形などを気にしている人も多いと思う。

40年前、昭和49年7月8日、三浦半島地域にも大雨被害が続出して
がけ崩れなどで十数人が亡くなった。

川が氾濫した流域では床上浸水190cmの水没地帯もあった、
河川管理を巡って住民訴訟も行われた。

このときは、その教訓を生かそうと意識が高まるが、年数とともに風化していくように思う。

喉元過ぎても、そのときの気持ちを忘れず、持ち続けなければならない。

土砂災害を防止する手立てを講じてはいるが、全ての完成までには時間がかかるだろう。

我々が暮らす場所をジオラマのように俯瞰してみる。

子供の頃、土遊びで作った山に雨を降らせて遊んでいた時、
水が流れる道が自然とできたのを思い出す。

多分、そんな場所が自分の住んでいるところかもしれないのです。

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