昨日、NHK.TVで、「智恵子抄」の番組がありました。
...
詩集「智恵子抄」は、昭和16年に初版が出版されました。私が愛読したのは、18歳の頃で昭和39年出版の9刷目でした。およそ50年前の事です。
....... 詩集に挟まって、紹介の冊子が残されていました。懐かしくて暫く詩集に見入ってしまいました。
... 番組のカットをインデックス印刷して保存しました。智恵子さんと光太郎さんの出会い、智恵子さんの苦悩、光太郎さんの深い愛情、詩集発行の経緯などが、イメージに残りました。
. 晩年、光太郎さんが私と同年代の頃制作した、十和田湖畔の「乙女の像」も紹介されました。この地は、私の高校の修学旅行で訪れました。後に、私とおばあちゃんの出会いの深縁となった地なので、感慨深く思いました。
番組の話をしながら、おばあちゃんとお茶をしていた時、孫娘(18歳)がお使いから帰って来ました。「智恵子抄」の話をしたら、「…喉…がどうしたとかいう詩かな?」という返事でした。
詩集を開いて見ると、レモン哀歌「そんなにもあなたはレモンを待っていた…あなたの咽喉に嵐はあるが…」の一文でした。「詩集、読んでみる?」と聞きましたが、本はそのまま置いていかれてしまいました(>_<)。