クラクフ南東15kmにあるヴィエリチカ岩塩坑は 、中世から現代まで残る岩塩坑で、ユネスコ世界遺産にも指定されている人気の観光地です。全部で地下第九層まである採掘坑のうち、ダニオヴィチ立坑の第三層、地下約135ｍまでが観光コースとして公開されています。
ヴィエリチカは中世の時代からすでに人気の観光地で、コペルニクスやワイマール、ピウツスキ将軍、ヨハネ・パウロ2世など歴代の有名人が訪れており、それにちなんだコペルニクスの間、ワイマールの間、などを順路を追って見学していきます。随所に人形や模型があり、当時の様子が再現されています。
見学コースの一番の見所は、地下100ｍの深さにある聖キンガ礼拝堂。階段から足もとのタイル、天井に輝くシャンデリア、中央の祭壇から周囲の壁の彫刻まで、もちろんすべて岩塩でできています。現在でも日曜日のミサや結婚式などに使用されています。
ところであまり知られていないのですが、岩塩坑の見学コースは二部構成になっており、第一部を見学後、希望者はさらに第二部のミュージアムを見学することができます。ミュージアムでは、様々な色や形の岩塩の結晶や、岩塩採掘に使用したつるはしや灯油ランプなどの工具、岩塩の運搬に使われたかごや馬、馬力で動く木製エレベーターなど、岩塩坑に関する興味深い品々が展示されています。団体ツアーでは第一部のみの見学となることがほとんどですが、第二部の料金は入場料に含まれていますので、個人ツアーなどで時間に余裕がある場合は、ぜひ訪れてみてください。
ヴィエリチカ塩鉱から東へ27ｋｍ行った所にも
Bochnia塩鉱というのがあります。
http://myhome.cururu.jp/shinesuni/blog/article/91000319547
こちらはホテルも併設しているそうです＾＾
PS 下のアドにもコメントしてますのでヨロシクお願い致しますm(_ _)m
http://blog.goo.ne.jp/ebistrade7/e/53e5201eda01413949da1d21193c1674
ポーランドには３年前、クラクフに語学留学で滞在していた長女を訪ねて行きました。
それ以来、すっかりポーランドのファンになってしまい、周りの人たちにポーランドの宣伝をしたのですが、
ブログに書かれているように、ポーランドってアウシュビッツのイメージが強くて、
帰ってくる反応はあまり良いもので無く、
悲しくなる事が多かったです。
でも、最近、少しずつテレビで、
ロマンティックでほのぼのとしたポーランドが紹介されるようになってきて、
（それが気に入らない作りであっても）
とても喜んでいます。
それに、こんなサイトが見つけられてほんとうれしい！
ポーランドの素の良さをこれからも紹介して行って下さい。
PS.私はショパンも大好きで、昨年、開催された「ショパン国際コンクール」の覇者ラファウ、ブレハッチさんの大ファンです。
ヴィリチカからボフニャ（Bochnia）にかけての一帯は岩塩地帯で、この2つの他にも沢山の岩塩坑があります。
Shinesuniさんにご紹介いただいたボフニャの岩塩坑も、観光地化されてはいますが、大抵の観光客はヴィエリチカ岩塩坑を見れば満足するようで、ボフニャと両方見学する人は相当マニアックです＾＾
映画ロケなどの場合、ヴィエリチカ岩塩坑だと使用料が高いので、ボフニャ岩塩坑で撮影したりします。そのうちボフニャの街の写真でもUPしたいと思います。
筒井さま、はじめまして。
コメントありがとうございます。
日本では、ポーランド＝アウシュビッツのイメージが本当に強いですよね。クラクフに来て、アウシュビッツだけ見て帰る人、非常に多いです。
でもポーランド人はアウシュビッツが好きではありません。「アウシュビッツなんて行ってもちっとも面白くない。それよりすばらしいヴィエリチカ岩塩坑をぜひ見てくれ。」とはポーランド人のきまり文句です。