クラクフ旧市街から徒歩5分のところにあるヨルダン公園には、ポーランドの歴代の偉人の胸像が飾られています。この公園をおとずれれば、ポーランドの偉人を一通り知ることが出来ます。
入り口を入ってすぐのメインストリートには、比較的近代(19C~)の偉人の銅像がならんでいます。ヨハネ・パウロ二世やキュリー婦人、ユゼフ・ピウスツキなどに混じって、枢機卿などのカトリック神父の像も並んでいます。胸像1つ1つに小道と花壇がついていて、とても綺麗です。
メインストリート突き当たりには、16・17世紀の偉人の胸像が円形に並んでいます。アダム・ミツキエヴィチ、フレデリック・ショパン、ユリウシュ・スウォヴァツキ、ヤン・マテイコなど、世界的に有名な人ばかりです。またその円形花壇の中央には、公園の名前の元になったヨルダン氏の大きな像がたっています。
こちらはポーランドの国民画家、ヤン・マテイコの胸像。「ルブリンの合同」「天文学者コペルニクス、神との対話」などポーランドの歴史の重要なシーンを題材にした絵画が有名で「ポーランド人はマテイコの絵で歴史を学ぶ」といわれるほどです。
さらに公園の奥に入ると、ミコワイ・コペルニクスやタデウシュ・レイタンなど、最も古い時代の偉人の像が並んでいます。園内には子供が遊べる乗り物もあり、家族で楽しめます。近くには国立博物館もあり、散歩にも最適の場所です。