ポーランドからの報告

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ザコパネのお勧めホテル&レストラン

2006年11月21日 | レストラン・ショップ

というわけで、ついでにザコパネの街の楽しみ方をご紹介しておきます。

ザコパネの街は、メインストリートのクルプフキ通りを中心に、左右に広がっています。というわけで、このクルプフキ通りに近いホテルやレストランを選ぶのが、まずポイントです。

   

そんなザコパネで一番お勧めしたいホテルが、写真の、ホテル・サバウァ(Hotel Sabała)。1894年創業の歴史の古い3つ星ホテルで、クルプフスキ通りの中ほどにあります。ただお部屋が全部で51部屋と、とても少ないので、前もっての予約は必須です。もし予約がとれなかったら、せめてホテル2階のレストランだけでも利用してみてください。とても雰囲気がよくてお勧めのレストランです。

   

そしてホテル・サバウァの向かいにあるのが、おいしい川魚が食べられるレストラン(名前失念)です。肉食が主のポーランド人は、通常殆ど魚を食べません。そんなポーランドでは、おいしい川魚料理が食べられる店は、非常に限られています。というわけで、せっかく山岳地帯のザコパネに来たからには、川魚を食べてみましょう!さっぱりした味付けで、日本人の口にもよくあいます。マス(Pstrąg)や、鯉(Karp)などが非常においしくて、お勧めです。

   

食事が終わったら、今度はビールで宴会の時間。ここで、ビールのつまみとして最高の一品なのが、ザコパネの名産品、オスツィーペック(Oscypek)と呼ばれる茶色いチーズです。一見木彫り細工と見まがうほどきれいな彫刻が表面に施されているのが特徴で、おみやげ物としても大変人気があるものです。ただ味にかなり癖があるので、人によって、好き嫌いが分かれるようです。声をかければ気軽に試食させてくれますので、味見してから買うのがよいと思います。

   

さてさてそんなこんなで、大分夜も更けてきました。ザコパネは標高が高いだけに、気温が下がるのも早いです。そんなときは、土産物屋で、ザコパネ民族衣装を買ってみましょう。ザコパネ地方に住んでいる人は、グラーリと呼ばれ、独自の言語(チェコ語やスロバキア語の影響を受けたポーランド語の山岳方言)と民族衣装を持っています。また一般のポーランド人とくらべ、小柄でずんぐりしているのが特徴です。民族衣装を身に着ければ、もうすっかり現地人なりきりです!

ちなみにスキージャンプ競技の競技会場へは、ザコパネ駅前のロータリーから、ミニバスに乗り、約30分です。また以前ご紹介した、モルスキエ・オコ は、この時期一面雪に覆われていますので、訪れるなら夏がベストです。(上の写真もすべて夏に撮影したもので、冬のスキーの時期には、一面雪景色となっていますので、また印象も変ってくると思います。)


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ウィンタースポーツのシーズンが始まります

2006年11月21日 | イベント

11月も後半に入り、いよいよウィンタースポーツのシーズンとなりました!

ポーランドでウィンタースポーツ観戦といえば、なんといっても、スキージャンプ競技。ポーランドは、伝統的にスキージャンプ競技が非常に強く、毎年ワールドカップの常連になっています。中でも、アダム・マウィシュ(Adam Małysz)選手 は、2000-01年に若干23歳でシーズン総合優勝し、2002年のソルトレイクシティ・オリンピックでも、ラージヒル銀メダル、ノーマルヒル銅メダルに輝くなど、ポーランドの国民的スター的な選手で、その活躍が大いに期待されています。

ポーランドは、ウィンタースポーツは他にクロスカントリーやトライアスロンなども強いですが、なんといっても人気No1はやはりジャンプ競技です。ポーランドの山の首都と言われる街、ザコパネが、毎年ジャンプW杯ツアーの開催地の一つとなることも、根強いジャンプ観戦人気の理由のひとつです。

今年のワールドカップは、第一戦が今月24日、フィンランドのKuusamoにて、その後一週間おきに、ヨーロッパ各国を転戦してのW杯ツアーとなります。長く退屈なポーランドの冬の期間、ポーランド人は週末ごとにテレビの前に陣取って、ビールを片手に、ジャンプ競技でのポーランド勢の活躍を応援するわけです。


ところで、日本人選手の応援に、ザコパネへ出かけてみませんか?今年のサッカーワールドカップ・ドイツ大会では、沢山の日本人サポーターが現地までイレブンを応援に行きました。しかし、日本の冬のお国芸であるジャンプ競技には、まだまだサポーターが少ないよね... なんてふと思いました。周り180度全部ポーランド人の中で、日の丸を振って日本人ジャンパーの応援してみるなんて、なかなか雰囲気があって乙な経験になるんではないでしょうか?ちなみにポーランドで、日本選手陣らは、「カミカゼ飛行隊」「サムライ戦士」などと、その活躍が好意的に紹介されています。

ザコパネは、国際空港のあるクラクフからバスで2時間と、非常に便利な場所にあります。「ポーランドの山の首都」といわれるだけあり、民族舞踊を見ながらおいしい川魚料理をいただいたり、ザコパネスタイルと呼ばれる木造建築を見学したりと、ジャンプ競技観戦だけでなく、観光も十分に楽しめる町です。

ザコパネでのジャンプW杯は、来年2007年1月20・21日です。試合期間中は、当然現地のホテルは早くから埋まってしまいますので、もし、ザコパネ行きをお考えの方は、今のうちからもう予約が必要です。ちなみに、一週間前の13・14日にノルウェーのVikersund で、一週間後の27・28日にドイツのOberstdorf で、それぞれジャンプW杯があります。選手とともに、ヨーロッパ内を「転戦」してみるのも、面白いですよ!


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