同じような毎日が過ぎていくだけでなく、
同じような失敗ばかりを繰り返して、とても成長しているとは言い難い。
学校のこと。
就職のこと。
将来のこと。
家族のこと。
友人のこと。
なんに対しても円満にやってきたつもりだったのに、
その円満だと信じてきたやり方は、正しい方法じゃなかったのかもしれない。
いまさら逆らえない生き方を、
いまさらぶつかり合えるわけもない誰かに向けて、
遅ればせながら問うてみても、
その答えはたぶん、自分にしか出せない。
その顔を見るだけで腹が立つ、
その声を聞くだけで悲しくなる、
自分がみじめに思えるのはなんでだろう。
こんなこと、考えたこともなかったのに。
考えてもみなかったのに。
考えておけばよかったのに。
考えたくなかったのに。
…今日も星は見えなくて、風だけそこに、揺れる、揺れる。