30°でぶつかる価値観

2008年07月28日 23時45分43秒 | 考えるふっき~

なんていうのかおれっていう人間は、
義理人情とか社交辞令とか、そういう付き合いを努めて、いや自然に、避ける傾向がある。

好きなものは好き、それで何が悪い。
転じて、必要ないものは必要がない、というところに至る。
それは人間関係に顕著にあらわれていて、まぁおれが一匹狼を好む理由なんだろう。
それを見ている周囲の人たちには、どう思われているかわからない。
もっとも、知りたいわけではないんだけど。
知ってしまったらショックなことかもしれないし。

おれっていう人間は、人間関係を築く上で極力隠し事をしない。
…ように努めている。
基礎知識として、

「おれは実はこういう人間です」

ということを相手に話している。
だからその時点で、

「だめだ、この人ムリ」

みたいに思われれば、その人とは関係をうまく築けないのかもしれない。
でもそれって、仕方ないことだ。
だって、おれの根本的な部分を隠していたら、やっていかれない。

と、これを読んでいる人の4割は理解してくれるだろうし、
3割は、なんのこっちゃ?という感じになってると思う。
そして3割はべつだん興味を抱かない人。

ときどき、おれっていう人間は、論戦を好む。
めったにそういう場面にはならないと思うけど、
もしおれが真っ向対立するようなことを言ってきたとしたら、
それはきっと、その人への尊敬の念が込められているんです。
許してやってください。

最後に。
自分のやりたいことをやれない人生はごめんだと思う。
もちろん、やっていいことと悪いことがある。
やらなきゃいけないこともある。
だからがんばってやる。
でも、それは目的じゃなくて、過程にすぎない。
最終的なゴールは、やりたいこと。
いや、これはゴールなんかなわけがないけど。

ぐっと我慢してしまうような人間関係や、
頭を下げつづけなきゃいけないような人間関係、
顔色をうかがうような人間関係、
そんなもん、もういらん。
嫌われるときは、どんな人間でも、くるときにはくる。

いつも言いたいことばっかり言ってごめんなさい。
常に誰かと価値観が30°くらいでぶつかってる気がする。
一人として、おれの価値観に沿う人なんて現れたためしがない。
って、当然か。

日々愚痴っぽくなってしまったのはなんでだろ?
現実が怖いんかな?
うん、きっとそうだ。
でもいいんだ、今日から夏休みだから

7月25日通り

2008年07月25日 11時09分06秒 | 考えるふっき~
決戦は13時。
市岐商VS大垣南。そして、ぼくの唯一の「期末試験」。
球児が長良川を走るぶんだけ、ぼくは鉛筆を走らせる。

そういえば、岐阜の空はいま何色だろう。




もし空に登ることができるなら
思いっきり雨を降らせてみたいと思う

地表の汚れを拭い去るように
たくさんの傷口がふさがるように
流した涙が見えないように

ぱっとしない毎日には
ちょっとぐらい強い雨が降ってもドラマになる

負けるな負けるな負けるな負けるな
まだまだ負けたわけじゃない

3つの時計がそれぞれの時間を刻むように
そのぜんまいを無理に回さず
その電池をあえて換えずに

一人一人の毎日が
一粒一粒の雨になれ




信州の山並みは、リスボンの景色には程遠いけれど、
もの言わぬ山の木々が、厳めしく門前町を見下ろしている様は、
さながら阿吽の形像に囲まれる一瞬のように身が引き締まる。

ただひたすらの緑の中で、
高圧電線の鉄塔の灰色は、なんて頼りがない顔をしているのだろう。

灰色空の片隅に、いまにも消えてしまいそうな鉄塔と、
決して緑に染まることを許さない空の色は、
いまにもくじけてしまいそうな己の横顔と、
切磋琢磨して成長しようとする、立派な誰かの後ろ姿に似ている。

岐阜!名古屋!がアツい!

2008年07月22日 20時10分37秒 | いつものふっき~

マジ死ぬー。
地味な多治見が、岐阜が一年で一度有名になれる季節。

夏!

さて、採用試験のために岐阜市に行った19日。
小学校時代の友人HHくんに電車で出会ったり、高校の友人NEさんに会場で出会ったり、
なんか地元やなーってのをしみじみと実感。
手ごたえとかは別として、がんばった自分に乾杯!

…乾杯…がしたくなって、夜は友人と名駅の金時計で待ち合わせて居酒屋へ。
社会人やってるKDくんですが、既に酒が入っててテンション高かった。。。
お互い精神的な限界値を軽く超越しているので、酒のまわりも素敵でした。

朝まで騒いだ上にコメダでモーニングして、灼熱の栄でKDとお別れした20日。
おれ、高速バスで実家まで一直線。
楽しかったけど、けちょけちょで、さらに服もぐちょぐちょ。

夜は新可児まで行って居酒屋貧乏でHTくんと飲む。
まー、積もる話もあったから、いろいろ語りやしたよ!
しかも高校卒業以来の再開ってことだったんだけど、変わってないね!
いいことだいいことだ!
書、ありがとー!めっちゃ気に入った☆
夢を追って生きてみたくなる今日この頃。
おれ、とりあえず、旅に出ます。

親父が朝から起こしに来た21日。
小牧のキンブルに(連れられ)行って腕時計を衝動的に購入。
この店の活気はいったいどこから来るのだろうか。
やっぱりまだまだ衰えない名古屋の経済。

IMさんこと実家のおとなりの愛さんと美濃加茂のジョイフルへ。
客のざっと60%以上が外国人という、いつ訪れてもおかしな店。
そして原色系の衣装が目立つ。
そこでいつものとおり、答えの出ない恋愛相談。
みのもんたや東海ラジオの人生相談より深い内容。
放送禁止な感じ。
4時間近く居座ってましたよね?
結論としては、前向きに駐車しましょう。

それにしても暑い。
みんななにやっとるんやろ?

僕の細道

2008年07月09日 00時54分17秒 | 旅するふっき~

5日:
これもいまはむかし、ふっき~という男ありけり。
あずまの方に上らんと思いなして、独りして乗合自動車に乗りけり。
隣の席には、同じ大学の者が座りしに、語り合うているうちに新宿に着けり。

6日:
井の頭線に乗っていいのかしら、となむ言いけるは、
試験会場の駅付近が初めての地にありけるによりて、惑いける。
試験は終わりたり。
いろんな意味で終わりたり。

夜、恵比寿の友と4人5人して飲み語りけり。
いと激し。
いと笑えり。

7日:
昼まで泥のように眠りたり。
らあめんなる麺を食べたり。うまし。
鯛焼きもうまし。

  恵比寿ガーデンプレイス。
  眺めはいとうつくし。
  神にでもなりたる気分にて心地よし。




友と別れ、新宿駅にて新たなる友と落ち合いけり。
あずまの国におりながら、「世界の山ちゃん」にて飲みけり。
名古屋料理、いとうまし。

8日:
友と別れ、独り新宿駅で見つけた貼り紙に惹かれり。
1,430円の「江ノ島・鎌倉フリーパス」なるを買えり。
藤沢まで電車に乗り、江ノ電で旅をしたり。

  なほ往き往きて、
  藤沢の鵠沼というところに至りぬ。
  鵠という字を見て、過去の恋を思い出して詠める、

  別れ告ぐ 鳥舞う空の 目は泪


なほ、芭蕉の句をぱくりたり。

  なほ往き往きて、
  江の島といふところに至りぬ。
  この島は名勝であるがゆえ、人いと多し。
  橋を渡るも淋し。
  アベック接吻を交わしたり。
  わろし。

  江ノ電に乗りて行くと、
  稲村ケ崎といふ駅に着きたり。
  サザンオールスターズの歌詞、頭をよぎれり。
  波乗りしける男なむ多かる。
  我、人生の波に乗りたし。


  歩き、疲れし。
  いと疲れし。
  だいぶ、疲れし…そのとき、
  大仏に至りぬ。
  その大きなる仏を前に、言葉を失えり。


  江ノ電で終点まで乗りたり。
  鶴岡八幡宮まで歩き、参拝したり。
  おみくじは今年5度目の吉を引けり。
  凹めり。



試験はどうなれど、旅は楽し。
開き直りてなん、寝支度を整えたる。

ひなた

2008年07月03日 11時37分42秒 | 旅するふっき~

昨日は、とある検査の書類提出などで東京に行ってきました。
それでも帰りのバスまで時間があるので、文京区を散歩してきました。

市ヶ谷から南北線で後楽園駅まで行って、丸ノ内線に乗り換え…ず。
改札を間違えたので、そのまま小石川の方へ春日通りを歩くことに。
春日通りは4月以来でひさしぶりでした。
中央大学とか富坂の風景とか、都会の真ん中ながら、空気がちょっと澄んだ感じです。

茗荷谷の駅まで歩いて、ここからは行きたかった「小日向」へ。
実は、最近読んだ吉田修一の小説「ひなた」の舞台になっている街です。
茗荷谷駅の南の坂道を下ると拓殖大学があって、
その先も坂がやたら多くて、
地下鉄の車庫が(地下じゃなくて地上に)あって、
あじさいの花がきれいで、
キリスト教にまつわる歴史があって、
狭い路地は小高い丘になっていて、

まさに、小説の中の世界がぐっと詰め込まれているような街でした。

おりしも、芥川賞と直木賞の候補作品が発表されましたね。
荻原さんと三崎さんは読んだことがあるのですが、他は存じません。。。
受賞作家の方々が、長く愛されるような作品をのこしていってほしいと思います。

ちなみに、吉田修一の芥川賞受賞作「パークライフ」では日比谷公園が舞台です。
心の字池を見下ろすベンチはいつも混雑してるけど、なかなかいい場所です。
それから「パレード」の舞台は千歳烏山だったりします。

小説の世界を歩くっていうのも、なんだか不思議な感じです。