富岡製糸場

2007年06月30日 18時50分07秒 | 旅するふっき~

教育実習がいよいよ月曜日だから、旅に出かけました

昨晩思い立って、友人と雨の中ひたすら東を目指し、碓氷峠を旧道で越える。
国道18号線はやがて17号線になり、だるまが有名な都市を抜け、埼玉県境へ。
朝を車中で迎えて、利根川を渡れば、そこはもう埼玉県。
というようなドライブをしてきました

帰りに群馬県の富岡市を通ったので、せっかくだからと富岡製糸場へ。
おもいのほか市街地にあり、駐車場は公営より民間の方が安かったことも付記。
大学生は学割料金で、大人500円のところ250円で見学できます。
世界遺産への登録を目指しているだけあって、観光客もかなり多かったです。
ちょうど11時のボランティアガイドがあったので参戦して、1時間勉強になりました。

製糸場の最後の経営者は片倉工業だそうで、これはいうまでもなく信州松本ゆかりの企業。
解説の中にも、岡谷、松代といった信州の地名が出てきて、身近に感じました。
もっと驚いたのは、機械の一部は、ぼくの故郷に程近い、博物館明治村にあるってこと。
いやぁ、松本出身の友人同様、富岡と結ばれた運命の「糸」を感じてしまいました

こうした時代の遺産が受け継がれていくこと。
明治時代には競って文化を伸ばそうと努力してきたということ。
そしてそれは数と大きさで結果が目に見えて明らかにできたということ。

教育実習では、数や大きさでは測ることのできない現場に身を置く。
知識量を重視していた時代があるとはいえ、教育はいつも「質」が大切。
学制の発布と富岡製糸場の操業開始。
明治の2つの政策の柱が、いまたしかに、細く強い糸でつながったと思う。

日本は変えられなくても、自分を成長させるのは、間違いなく、自分自身の心。
製糸場の壁のように、ひとつひとつの「煉瓦」を、確実に積み重ねてきたい

ミズニナガセバ

2007年06月21日 19時03分02秒 | 教育とふっき~
今日は授業がないので、おとなしく教育実習に向けて何かをしておこうと思い、
ワイシャツを買いに行って、そのままアクアウィングに泳ぎに行ってきました。
50メートルプールは意外に長くて、3月に初めて泳いだ時は死ぬかと思いましたが、
このごろはもう慣れてきて、楽しみながら泳ぐことができるようになってきました

50メートルを26本と25メートルを10本。合計1,550メートル。
今日は調子が良かったので、…調子に乗って泳ぎすぎました。いつもは1,000です。
でも全身の筋肉痛が今日はないっ!
もうおっさんとかおっちゃんとか言わせません。
そーいうこというやつは、うっとってぃーです

うちの大学のうちの学部が…お昼のニュースに登場しました。
こんなニュースで。
この先生、嫌いじゃなかったんだけどなぁ、なんて思いながら。


信州の
空が湛えた
涙だけ
こころを流す
川となるかな


梅雨空に舌打ちするより、空梅雨に汗を流す毎日の方が、なんとなく、セイシュン、だよなぁ。

あずまくだり

2007年06月18日 10時12分40秒 | いつものふっき~
木曜日から3泊4日で東京に遊びに行ってきました☆
3月のおわり以来だから、実に3か月ぶりに下った東京は…あつかったー

たくさん友達に会って、飲んで遊んで、宿代はまぁ1銭もかかってないんだけども。

  新宿駅から東京駅。
  歩いてみたら遠かった。
  渋谷。
  スクランブル怖い。
  秋葉原。
  怖かった。
  有楽町。
  スーツの人が多かった。
  銀座。
  強盗があったらしい。
  原宿。
  降りてない(笑)。
  赤羽。
  東京のはずれだった。
  八王子。
  好きな街。
  高尾。
  長野っぽい(笑)。
  横浜。
  さすが国際観光地。

てな感じで、この4日間でいろいろな街を歩きました。
そして最終的に至った結論。

PASMOほしい。

JRも、京王線も、地下鉄も、東急も、ぜんぶ乗れるんだもんね。
紙のきっぷを持ってる人なんていなかったよー?なにあれ、改札に「ぴっ」って。

しかも友達は「もばいるすいか」を持っていたので、ケータイを改札にかざしよった。
しまいには、ホームの自販機にケータイをかざしよった。
売店でじゃがりこを買うのに、ケータイをかざしよった。

貸してもらって、おれもかざしてみた

東京の音がした。

長野にも、こんな生活が訪れるのかな。あー、自動改札がないのか

生物語り

2007年06月11日 00時23分17秒 | 教育とふっき~
くわぁー。
あたまもおなかも…胃も…喉も痛い朝を迎えてしまった日曜日。
どーしよーもねーや…朝っても12時半。
12時半は学生にとっては立派な朝なんだけど。

昨晩は、バイト先の研修会があって、そのあとに飲み会、というか懇親会。
これがね!
焼き肉食べ放題&飲み放題in牛角

いやー、男ばかりのテーブルに座ったので、恐ろしい勢いで食べまくってしまいました笑
知らない方や先輩後輩など、いろんな講師の方がいて、おもしろかったです。

生ビール中ジョッキ5杯、泡盛グラス3杯、芋グラス2杯…あとなんかいろいろ…、
どれほど飲んだか記憶にございませんが、
とりあえず午前4時過ぎ、部屋まで歩いて帰りつきました

んで朝起きてみると、なんたるやこの胃の不快感。
そして頭の重さ。。。
焼き肉の後のカラオケも手伝って、もう頭の中は歩くメリーゴーランド状態。。。

ことしもバイトがんばるぞ。

  こないだ、若里のTS○TAYAに行きました。
  若里ってのは、工学部のあるところ。
  ロードサイドの店が多くて便利。
  で、TSUTA○AでCDを見とったわけですわ。
  そしたら…

  いきものがたり

  なるアーティストが結成されていました。
  生き物を語るってのも趣あるな。
  農学部向けのグループです。
  おすすめ。
  この夏ヒットの予感です。
  
こんな時間です。生き物語ってる場合じゃないです。ドーナツ食べて寝ます

沈める、という文化

2007年06月01日 20時17分03秒 | 旅するふっき~

軽自動車に買い替えた、とはいえ、走行距離は以前と変わりなし。
大学の開学記念日を最大限に生かして、2泊3日の小旅行に出掛けてきました

長野~十日町~魚沼~沼田~尾瀬~中之条~長野原~真田~長野

なんとなく、コース読めましたか?笑

群馬県はやっぱりのどかで、雨に洗われた空と空気が身も心も癒してくれます。
関東地方ではおなじみの日光や尾瀬などという地名へも、岐阜ナンバーで接近。
気持ちのよい旅になりました。

もっとも心に残ったのが、帰りに通りがかった長野原町。
川原湯温泉というところを通りました。
100円で入浴できる露天風呂も満喫して、木々も清流も何もかもが素敵な街。
小さな駐車場では、掃除をしていたおばちゃんとついつい立ち話。
そんな、心がホッとするような、あったかい小さな温泉街。

その集落が、あと数年で、ダムの底に沈んでしまう。

「八ッ場ダム」と書いて「やんばダム」と読ませるこのダム。
利根川の支流でもある吾妻川に建設が進められている、大規模なダム。
このダムが、この集落を、丸ごと呑み込んでしまうというのだ。

  国道が沈む。
  線路が沈む。
  然り、駅も沈む。
  渓谷が沈む。
  お宮さんが沈む。
  学校が沈む。
  郵便局が沈む。
  公民館が沈む。
  旅館が沈む。
  露天風呂が沈む。
  
人々が築き上げてきたものは、また「人々」の手によって沈められていく。
生活のために切り開いた土地は、「生活」のために沈めらていく。
文化と歴史をのっくむその大きな水がめは、果たして新たな「文化」と「歴史」を生むだろうか。

「また温泉に浸かりにおいでください」

箒を片手に話を聞かせてくれたおばちゃんは、こう締めくくった。

届かない場所に集落が消えてしま前に、必ずや、またこの地を踏みしめようと思う。