冬が来る前に

2007年09月30日 00時00分55秒 | いつものふっき~
  8月10日。
  日本ライン花火大会。
  愛知県犬山市から。









  8月14日。
  太地町花火大会。
  和歌山県那智勝浦町から。









  9月16日。
  西長野花火大会。
  台所から。









  9月23日。
  往生寺?の花火大会。
  部屋から。









  9月28日。
  芋井?の花火大会。
  ベッドから。









車に乗って、暖房をつけてしまう日、そんな日が、とうとう来た。
長野市西長野。ただいまの気温9℃。

「今日気温がプラスだよ。あったかいね」

そんな会話が聞こえてくる季節も、もうそこまで来ているのかなぁ。
多治見で40.9℃を記録して、まだひと月しか経っていないのに、
信州に冬の足音は、早くもその足音を明確にして、近づいてきているようだ

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2007年09月26日 01時44分22秒 | いつものふっき~

閑かな夜が深まるころ、秋の虫の声が闇を支配する。
長袖を引っ張り出し、こたつ布団もそろそろ必要だな、なんて、ふと思う。
こんなに寒い9月の夜。
今日は十五夜。

カーステレオからは、藍坊主「♪柔らかいローウィン」。
月に人が住んでるのかな、なんて考えたのは、小学生時代だっけ。
そんな夢もいつしか見なくなったのか。
最近の子はそんなこと思わないのか、それともずっと信じているのか。

県道77号線はいつもの気持ちを乗せて、今日も長野までまっすぐに続く。
丹波島橋で、新宿からの高速バスを追い抜く。
ため息にも似たエンジン音をうならせて、長野駅まで走る。
犀川の水面に映る銀色は、空から降り続く十五夜の月。

県庁通りは今日も、青信号が5つ続く。
でもぜったい、ひと息には上れない。
どんなにアクセルを踏み込んでも、県警の仕組んだその1秒に勝てない。
それはたぶん、月の裏側を覗きこもうとする努力に等しい。

自治会館の窓にも、銀色の光。
アルミホイルをばらまいたみたいに、明るい夜だ。
十五夜の月。
満月になりきれなかった月。

完璧じゃない円。
それが、自分の心にいま一番重なる、最良の形なんじゃないかと思う。

晴れのち晴れ

2007年09月22日 14時05分23秒 | 旅するふっき~

教育実習が終わって、集中講義「算数科指導法基礎」なる講義がスタート。
文系の自分には、展開公式の数式すら意味がわかりません。
そんな現状を打開すべく、旅に出ることを決意した次第です

前々日の夜まで山梨か群馬に向かう予定でルーティングしていたんですが、
寝る直前になって、なんとなく富山に行きたくなり、翌日市立図書館で地図を借りました。
で、郵便局とにらめっこしながら、再再度ルーティング。

406号線を鬼無里、白馬と抜け、148号線から糸魚川へ。8号線で富山県入り。
右手に日本海を望みながら初秋…の北陸路を西へと進んでいきます。
初秋といえども、33℃近い夏の暑さにうんざりでしたが

2日目の金曜日に、こんな地名に出会いました。

  JRのとある駅です。
  近くには郵便局もあります。
  海岸沿いに集落が続きます。
 
  …ということで、読みをクイズに。

  ←JR西日本には勝手に看板を改編。
  
ちょっと素敵な地名でしょ?
なんでも、源義経が雨宿りしたことからつけられた地名なんだとか

天気に恵まれた楽しい旅になりましたよー。
うんうん、これは近々また旅に出るしかないなー

教育実習終了!

2007年09月16日 00時22分12秒 | 教育とふっき~

とうとうこの日を迎えてしまった…というのかなんというのか。

ブログに文章にして書ききれるようなことじゃない…ような4週間。
もう濃くて濃くて、一生こんな経験はできないだろうな、という毎日。

昨日はひたすら泣かされた。
同じ学級に配属された実習生4人でひたすら泣いていた。
生徒も泣いた。

実習生全員でゆずの「いつか」を歌った。
前日の夜に、宿舎の前で練習をしていた、あの光景がまさに青春だった。
アカペラでみんなが楽しそうに歌っている。
なんか、ドラマか夢か何かのような光景。

お別れ集会では、生徒会長の言葉に涙しそうになった。
たぶん、それは、おれだけしかわからないことなんだけど。。。

その生徒会長のいる3年生の学級で授業を4回させていただいた。
「アラスカとの出会い」という作品。
その週末に、こんな文章がある。

「人生はからくりに満ちている。」

この教材は、そもそも先生にも実習生にも評判の良くないものだった。
文章から何を子どもたちに伝えようか、迷いどころだった。
その中で、自分はこの文章が目にとまった。
そして、この文章は、子どもたちの心にもとまった。

この文章が、生徒会長の言葉の中に出てきた。
それが、うれしくてうれしくて…最高の瞬間だった。

所属学級の2年生の学級では、「字のないはがき」という作品を読んだ。
筆者の父を通して、子どもたちは何を感じるのだろう。
自分は、最後の授業でこんな話をした。

「大人になると、涙を流すほど心を動かされる瞬間はそれほど訪れないかもしれない」

授業の最後、そう話した自分が子どもたちに泣かされた。
まったく予想外だったので、自分でもどうしていいかわからなかった。
心を動かされたのは、あのときの自分だったのかな。

こうして長野の夜を迎えると、松本での毎日は夢だったような気がする。
宿舎の前に積み上げられた100人以上分の布団。
そこに寝そべって青い空を見上げると、たしかにそこに、秋の風が通り過ぎた。

週末の休息

2007年09月01日 22時40分39秒 | 教育とふっき~
実習中の週末を、松本の宿舎で過ごすものもあれば、
長野のアパートに帰るもの、実家が松本平近郊にあれば、実家に帰るもの、
いろいろいるようであります。

こんばんは。
長袖が必要になってきた信州の夜。
ぼくはいま、長野市西長野にいます。
大量の洗濯を2回に分けて、たったいま2回目を干したところです。

相変わらず鼻血は出るし、どっかで拾った水虫は完治してないし、
ついでに痔になって、痛めつけてもないのにあらぬところから血は出てくれるし。

まぁ長野に帰ってきたねらいなんですが、

朝早起きしてスーツを着て学校へ行かなくていい場面で、
松本という現実に最も近い場所から少しでも遠ざかることを通して、
また1週間がんばろうという意欲を養うことができる。

ということです。

THE・指導案・なんもやってないシンドローム。

前回の日記を書いた誕生日、実は実習先の学級で、お祝いしてもらいました。
掃除時間中に、生徒と年齢の話になり、今日が誕生日であることを話しました。
すると、帰りの会の時間に、「HAPPY BIRTHDAY」をみんなでがっしょうしてくれたんです。
あまりにも突然で、それこそ泣きそうになりました。
21歳の誕生日を、一生忘れないんだろうな。
20歳の誕生日は、夜行列車の中で、そうそう、北海道は帯広らへんにいたんだっけ。

実習先の学校の学級の時間にうたう歌とか、なんでもない歌謡曲でも、
きっとこの先、ずっとずっと忘れない思い出の曲になると思う。
たとえば毎日歌ってるGReeeeNの「愛唄」とか、きっと聞くたび思い出すんだろうな。

Backstreet Boysを聴きながら、ちょっとぼんやりした夜を迎えています。
音楽は、心とこころをつなぎ、時間とこころを結んでくれる。