ドバイ駐在員ノート

一人の中年会社員が、アラブ首長国連邦ドバイで駐在事務所を立ち上げて行く過程で体験し、考えたことの記録。(写真はイメージ)

無料観客席から観たドバイ・ワールド・カップ

2007年03月31日 23時33分41秒 | スポーツ
今日は、早起きして日本人会のゴルフコンペに初参加した。初対面の人も多く気疲れはするし、実力どおり大たたきはするしで、疲労困憊したが、今日はドバイで1年に1回しかない、競馬のドバイ・ワールド・カップの日でもある。チケットは買っていないが、ウェブで調べると、当日券が売っているようだ。疲れた体に鞭打って、会場のナド・アル・シバの競馬場まで、レンタカーを走らせる。

午後5時頃でまだ早い時間のせいか、道路はそれほど混んでおらず、すんなりと無料の公共駐車場にも駐車できた。第一ゲートでセキュリティーをくぐると写真のように、インド人やパキスタン人が、芝生やもってきたマットに腰を下ろして、おしゃべりをしている。ここからでは馬はよく見えないので、スタンド(下の写真)に行こうとバッジ・セールス・オフィスを探すが、なかなかたどりつかずに、やっとみつけたと思った5時半にはバッジは売る切れだった。仕方なく、第2ゲート(第1ゲートと第2ゲートがバッジを着けていなくても入場できた)に戻り無料観客席で立ち見をすることにする。

第3ゲートと第4ゲートにはスーツを着た男性にドレスで着飾った女性がエスコートされて入っていく。女性は髪にはね飾りのようなものをつけていることが多い。これはこういった場合の慣習なのだろうか。

6時15分の第3レースに武豊が出場するというので、これを観戦して競馬場を後にする。広い駐車場には同じ数字が書いた看板がたくさんあるので、これは迷いそうだと思ったとおり、車を探し当てるのに20分もかかってしまった。弁当屋でねぎとろ丼(50ディルハム)を食べて、アパートに戻ると第6レースを中継していて、武豊が騎乗するアドマイヤ・ムーンが1着になり、武がガッツポーズととっている。最終レースでは、ドバイのハムダン首長(UAEにはたくさん首長がいて、ハムダン首長はムハンマドに次ぐナンバー2)が馬主のインベイザーという馬が1着だった。トロフィーを渡すムハンマド首長もうれしそうだ。

日本では競馬場の近くに住んだことはあるのに、競馬場に足を踏み入れたことがない私に、日本との比較はできない。ただ、入場無料の無料観客席で観戦したことで、この国では競馬がセレブだけでなく一般大衆の娯楽にもなっていることがわかった。来年は、早めにチケットを入手して、スタンドで観戦してみたい。


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