ドバイ駐在員ノート

一人の中年会社員が、アラブ首長国連邦ドバイで駐在事務所を立ち上げて行く過程で体験し、考えたことの記録。(写真はイメージ)

アブダビ マンチェスター・シティー買収

2008年09月07日 23時25分08秒 | スポーツ
UAE人が好きなスポーツはやはりサッカーだということがわかる。

ドバイの投資会社が英国のプレミアリーグの名門サッカー・チーム、リバプールを買収しようとして失敗したのは今年の3月だった。今度は、アブダビの投資会社Abu Dhabi United Group for Development and Investment (ADUG)がやはりプレミア・リーグのマンチェスター・シティー(MC)の買収に成功した。MCのオーナーは汚職で政権を追われたタイの前首相タクシン・シナワトラ氏で、経営権をADUGに譲った後は、経営権を持たない名誉会長としてクラブに留まるという。

UEFAチャンピオンス・リーグに何度も優勝しているリバプールに比べると、MCの格は大分落ちるが、それでもプレミアはプレミア。また、買収発表以来、スペインの最高峰レアル・マドリードからブラジル人選手ロビーニョを獲得したり、選手の補強に早くも動いている。同じマンチェスターのチームながら、その後塵を拝することが多いマンチェスター・ユナイテッドのポルトガル人選手、クリスティアーノ・ロナルド選手を獲得するために、2億4千万米ドルを支払う用意があるとADUGの代表アル・ファヒーム氏は述べている。

新オーナーの下、MCは当面リーグ4位以内を目指すという。オイル・マネーに物を言わせた選手の補強が功を奏するか、MCの今後の成績に注目したい。


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