ドバイ駐在員ノート

一人の中年会社員が、アラブ首長国連邦ドバイで駐在事務所を立ち上げて行く過程で体験し、考えたことの記録。(写真はイメージ)

ナキール ハーバー・アンド・タワーズの計画を発表

2008年10月07日 23時57分39秒 | ビジネス
パーム・ジュメイラなどを手がける不動産開発会社ナキールが、大規模プロジェクト、ハーバー・アンド・タワーズを発表した。

イブン・バトゥータ・モールやディスカバリー・ガーデンに隣接する270ヘクタールにも及ぶ敷地に、5万5千人分の住居と4万5千人が働くオフィス・スペースを建設する予定のこのプロジェクト。世界で初めて街の中に波止場(inner city harbour)を作るというから、運河を作って海岸とつなぐのだろう。「海のナキール」と言われるだけあって、パーム・ジュメイラやドバイ・マリーナなどとリンクさせて相乗効果を出す狙いなのかもしれない。バージュ・ドバイを超えると噂されたタワーの高さについては、1000メートルを超えることしかわからない。

これだけ大規模なプロジェクトだ。完成までには相当な時日を要するに違いない。ナキールのプレス・リリースをみても、完成時期について言及されていない。発表に立ち会ったのが、ムハンマド首長でなくてハムダン皇太子であったというのも、深読みすると、完成が皇太子に委ねられたプロジェクトということなのかもしれない。

ドバイ・モールもバージュ・ドバイも完成していないこの時期に、早くも別の大規模開発計画。ドバイの建設ラッシュは一体いつまで続くのだろうか。

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