ドバイ駐在員ノート

一人の中年会社員が、アラブ首長国連邦ドバイで駐在事務所を立ち上げて行く過程で体験し、考えたことの記録。(写真はイメージ)

インド人ビザ考 (2)

2007年07月17日 00時14分59秒 | 法・制度
事務所で採用したインド人のビザ(住民ビザの前の入国ビザ、entry permit)が下りたのが日曜日(ドバイでは平日)の午後3時。ドバイ到着は月曜日の朝6時のフライトだから、ここからが忙しい。

ビザの原本は、ドバイ国際空港のグラウンド・フロアにあるDNATA(ドナータと聞こえるが何かの略か不明)というエミレーツ航空関連の旅行会社のカウンター(写真)に預けなければならない。フリーゾーンに100ディルハムを払って頼む方法があったが、時間がかかると言われ、私が自分で持ち込むことにする。このサービスに20ディルハム払う。

インドから出国する際にも必要とされるとのことで、スキャンしたコピーをメールで新入社員にも送るが、こちらはすぐに受信確認があるので良い。

てこずったのは、ビザのコピーを旅行代理店を通じて航空会社にも送る必要があると聞いていたことだ。最初ファクスするが字がかすれて読めないと言われ、スキャンしたコピーを送る。当地の電子メールのことゆえ今度はなかなか届かない。直接、エミレーツ航空に送るように言われて、送る。すぐに問い合わせのリプライが来るが、旅行代理店に電話して聞くと最終確認が終わっていないと言われる。

DNATAにビザを預けた後、ドバイ国際空港のエミレーツのカウンターに行き、確認を依頼するが、ここではできないので、この番号にFAXしろとFAX番号を渡される。メールにリプライがあったのだから、その必要はないはずと言ってもだめ、まるで役所のようだ。結局、午後8時過ぎに旅行代理店からエミレーツからビザの確認を受け取ったという連絡をもらうまでの間、1時間以上空港で時間をつぶすこととなった。

元はと言えば、十分な余裕をもってビザの手続をしなかった(というかできなかった)身から出たさびではある。旅行代理店のジャパン・マーケットの女性には残業させて申し訳ないことをした。おかげで無事入国できた新入社員によれば入国はとてもスムーズにいったとのことだった。今後ちょくちょくあることとは思わないが、勉強になった。

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