唐突な感が否めない。全UAE国民は2008年末までに、ICチップを埋め込んだIDカードを作らされることになった。
このカード、将来的には運転免許証、Eゲート・カードや健康保険証など様々なカードを統合する多目的カードとする構想らしい。だが、それが実現していない現時点では新IDカードの目的やメリットが十分説明されているとは言い難い。
最近聞かなくなったが、日本で住民基本台帳カードを導入する前には、個人情報保護の観点から、激しい議論があったことを思い出す。IDカードの発行手数料100ディルハムが高いという声はあっても、個人情報の保護はどうやって担保するのかという議論が全くないのが、この国らしい。
もともと定住場所をもたないベドウィンの国だ。住所もP.O.Boxで表示する手段しかないこの国で、全国民の住所を特定するのはたやすいことではないと思われる。
政府関係機関で働く専門家以外の外国人には、2010年末まで新ID取得が猶予されるようだ。住基システムも導入当初は様々なトラブルがあった。まずは、UAE人達の新ID取得が混乱なく進むかどうか見守りたい。
このカード、将来的には運転免許証、Eゲート・カードや健康保険証など様々なカードを統合する多目的カードとする構想らしい。だが、それが実現していない現時点では新IDカードの目的やメリットが十分説明されているとは言い難い。
最近聞かなくなったが、日本で住民基本台帳カードを導入する前には、個人情報保護の観点から、激しい議論があったことを思い出す。IDカードの発行手数料100ディルハムが高いという声はあっても、個人情報の保護はどうやって担保するのかという議論が全くないのが、この国らしい。
もともと定住場所をもたないベドウィンの国だ。住所もP.O.Boxで表示する手段しかないこの国で、全国民の住所を特定するのはたやすいことではないと思われる。
政府関係機関で働く専門家以外の外国人には、2010年末まで新ID取得が猶予されるようだ。住基システムも導入当初は様々なトラブルがあった。まずは、UAE人達の新ID取得が混乱なく進むかどうか見守りたい。